広角ズームレンズと高倍率ズームレンズ

これから2回に分けて、今月購入したレンズについて書いていきます。必ずしも購入順ではありません。

広角ズーム SP AF10-24mm F3.5-4.5 Di II (タムロン)

手持ちのコンパクトデジカメでもダブルズームキットでも、後述の高倍率ズームでもカバーしきれない画角があります。それが28mm以下の焦点距離の広角域です。というわけで、広角ズームレンズを買いました。初めての純正以外のレンズになります。

TAMRON 超広角ズームレンズ SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII キヤノン用 APS-C専用 B001E

このレンズのキャノンマウント用は今月初めに発売されたばかり。そのため口コミ情報はまだあまりありませんが、先に発売されていたニコンマウント用の画質の評価はあまり高くないようです。

それに比べてキャノン純正のEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMの描画はかなり評価が高く、正直かなり惹かれたのですが、別売りのフードも購入するとタムロン(フード付属)との価格差は約3万円にもなります。

評判の画質を得るために3万円の差額を払うべきかどうか考えましたが、使う機会は別途購入したマクロに比べれば少ないでしょうし、まずはこの焦点域を得ること自体ができればいいだろうと思い、タムロンの10-24mmを購入することにしました。

シグマの10-20mm F4-5.6 EX DC HSMも同じくらいの値段でありましたが、明るさと軽さでタムロンの方を選びました。

使ってみた感想ですが、この画角はとっても新鮮に感じられます。広がり感、奥行き感がとても面白いです。最短撮影距離もマクロ並みに短いので、接写するとマクロとはまた違った写真が撮れて楽しいですね。思ったよりいろいろと使えそうです。

このレンズにはGWに計画中の旅行でも活躍してもらう予定です。家族を撮る際に広い範囲の背景(特に建物)を一緒に入れたり、広がりのある風景写真を撮ったり。

高倍率ズーム AF18-270mm F3.5-6.3 Di II VC (タムロン)

レンズ交換が一眼レフの楽しみであるのはもちろん分かっています。しかし、レンズ交換している間にシャッターチャンスを逃してしまうこともあります。特に子供と風景を両方追いかけていると、被写体の距離が標準域と望遠域を頻繁に行ったり来たりします。また、旅行に持っていくレンズの本数はできれば少なくしたいです。そんなわけで、高倍率ズームレンズの購入にふみきりました。

TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 DiIIVC LD Aspherical [IF] キャノン用 MACRO B003E

タムロンのAF18-270mm F3.5-6.3 Di II VCを選択するのに迷いはありませんでした。15倍ズームで、キットレンズ2本(18-55mm、55-250mm)よりも広い範囲を1本でカバーできます。手振れ補正もついています。

他の候補としてはキャノン純正かシグマ製のレンズが上がりますが、タムロンのこのモデルが最も広い焦点範囲をカバーできます。純正のEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISは値段が高いです。シグマからは超音波モーター搭載の18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSMが発売予定ですが、延期に延期を重ねて発売時期が4月にずれ込んでしまいましたし、重いです。

このレンズはKiss X2につけるにはちょっと大きく感じますが、持ちにくくはないです。重さは550g。それでもトータルで持ち歩く重さは、キットレンズ2本(200g + 390g)よりはわずかに軽くなります。首からぶら下げる重さと手に持つ重さは増えますが。

画質の方は初心者なのでまだ良く分かりませんが、特に問題はないんじゃないかと思います。キットレンズの方が画質の評価は高いようですが、高倍率ズームは画質より便利さ重視です。270mmまでズームできるのも結構楽しいです。

難を言えば、オートフォーカスが遅いこと、ズーム時のモーター音がキットレンズに比べても大きいこと、ズームリングが真ん中あたりで少し重くなることでしょうか。でもそれも慣れればさほど気にならなくなると思います。オートフォーカスが遅くても、レンズ交換を繰り返すのに比べればシャッターチャンスを逃さずに済むでしょう。

最初からダブルズームキットではなくボディ単体とこのレンズを買えば良かったとちょっと後悔。タムロンのキャッシュバックキャンペーンも終わっちゃってたし。キットレンズの出番はこれからかなり減るでしょうが、18-270mmが壊れたときのバックアップに、Kiss X2を売却するまでとっておきます。

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