X100のファームウェアアップデート

先日、FinePix X100の新ファームウェアが公開されました(バージョン1.10)。

今回のアップデートでは、主に操作性の面でいくつもの改善がありました。確かにいろいろと操作しづらい点はありますから、ソフト的に改善できるところはどんどんやっていただけるとありがたいです。

個人的にうれしい改善点は、

  • 絞り優先AEの時もコマンドレバーで1/3段ステップの絞り設定が可能になった
  • 感度AUTO制御ON時、シャッターボタン半押しで実際の撮影ISO感度を表示するようになった
  • マクロモードなどの設定が他の操作をした後も維持されるようになった
  • 自動電源OFF状態から再起動する際のシャッターボタン半押し操作時間が短縮された

といったあたりでしょうか。

そして、「そうじゃないんだ!」と叫びたくなる改善点があります。

  • 「Fnボタンの長押し3秒」で、SET UPメニュー内「Fnボタンの設定」へのショートカットができるようにしました。

ユーザーが求めているのは、Fnボタンの設定を変更しやすくすることではなくて、Fnボタンに複数の機能を割り当てることなのです。例えばFnボタンにはISO感度を割り当てているとします。Fn長押しで設定できる機能の一覧が出てきて、そこからNDフィルタを選択したら、直接NDフィルタのオンオフを切り替えたいわけです。

そして、以前にも書いたように、ISO感度AUTOの設定はISO感度設定の選択肢の中に入れて欲しいのです。上限感度、下限シャッタースピード等の設定は別で構いませんから。

さらにもう一つ。相変わらず、ファームウェアをアップデートすると時刻を始めとしてすべての設定が初期値に戻ってしまいます。これなんとかなりませんかね?Canon機のファームウェアアップデートは何回もやってますが、設定値はちゃんと維持してくれます。カスタマイズして使い込んでいる人ほど痛い目に遭うというのは納得いかないんですけど。

まあしかし、これからもユーザーの声を反映してファームウェアを改善して、さらにすばらしいカメラに仕上げていってもらいたいと思います。(でも設定値は維持してください。)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください