イスタナ再訪

5月のことですが、シンガポールの大統領官邸、イスタナに約2年ぶりに行ってきました。(2年前の写真へのリンクはこちら => Istana, Flowers Decorating the Park

同じことをまた書きますけれども、シンガポールには大統領と首相がいます。実際に政治を行うのは首相で、国会で選ばれて大統領に任命されます。日本と同じですね。大統領は国民の直接選挙で選ばれ、政治的な権限はなく、国の代表として国賓を迎えたり儀式に参加したりします。

大統領官邸であるイスタナは年に数回一般公開され、国民は無料で、それ以外の住民は数ドル払って入場できます。官邸内は撮影禁止です。園内ではシンガポール交響楽団による野外コンサートもありました。大統領も聴きにいらっしゃいました。

イスタナ
イスタナ

なにぶん四季のない国なので、いつ訪れようと同じ景色なのです。それでも、前回は曇り空だったのが今回は晴れていましたし、カメラ・レンズも変わりました。構図もちょっと工夫して、以前とは違う仕上がりの写真になったと思います。

ハイビスカス
ハイビスカス

S.E.A. Aquarium (3)

水族館写真の締めは深海の生き物で。

軟体
軟体

怪しい動きのタコ。隣の人のカメラのAF補助光が写ってしまったので本当は失敗写真なのですが、怪しい雰囲気が増して逆に面白いかも、と思い採用しました。

壺の中から
壺の中から

「なんか用か?邪魔すんなら帰って」気難しいオジさんが顔を出してきたみたいです。

S.E.A. Aquarium (2)

水族館で好きなものの一つが、クラゲです。

青い海月
青い海月
紫色に浮かぶ
紫色に浮かぶ

3年前、京都水族館のクラゲをOM-D E-M5で撮影した時には青が飽和してしまっており、Lightroomで仕上げてやる必要がありました。今回はα6000のJPEG撮って出しですが、色飽和は全く見られません。目で見たままの色が再現できており、この点でソニー機は非常に優秀だと思います。

S.E.A. Aquarium (1)

セントーサ島にある水族館、S.E.A. Aquariumに行ってきた時の写真です。

はろー
はろー
仲良く泳ぐ
仲良く泳ぐ

水槽も大きく、楽しかったです。が、正直なところ、日本で行った京都水族館や美ら海水族館の方が面白かったかな。セントーサには遊べる施設がたくさんありますから、水族館だけを目的に行くというより、他のアトラクションと組み合わせていくのがよいと思います。

α6000とα7とE-M1

もう少しα6000の話を書きます。なぜこの機種を選んだのか。購入を考えていたのは昨年夏、まだα7IIの発表前です。イタリア旅行を数ヶ月後に控え、さらに動物園での撮影会に誘われていました。

久しぶりのヨーロッパはせっかくだから良い写真を残したい。そのためにはNEX-6やE-M5、STYLUS1より画質の良い機種にしたい。というわけで、比較検討したのが、α6000とα7、さらにはOM-D E-M1でした。

E-M1だと手持ちのm4/3レンズが使えるのですが、画質を考えると12-40mmのPROレンズも必須です。しかし、同じ値段を出せばフルサイズのα7も買えちゃいます。大きさもほとんど同じかα7のほうが若干小さいかな。同じ値段と大きさで、フルサイズとm4/3。・・・E-M1は脱落です。

そうなると第1候補はα7。撮影会の他の参加者の機材もニコンとキヤノンのフルサイズだし、こちらも対抗してフルサイズといきたいところ。でも気になるのはボディの形状とレンズ。やはりあのシャッターボタンの位置はどうも使いにくそう。E-M5みたいな薄いグリップならいいのですが、NEX-6と同じ大きさのグリップがありながら、なぜシャッターボタンをNEX-6と同じ位置に持ってきてくれなかったのか不思議です。

レンズは同じEマウントでも、手持ちのものだとAPS-Cサイズにクロップされ1000万画素ほどになってしまいます。α7RならAPS-Cにクロップしても十分な画素数がありますが、AFがハイブリッドではないしシャッター音が好きになれませんでした。フルサイズ対応のレンズを買おうとするとSEL2470Z(どうせ買うならキットのSEL2870ではなくこっちでしょ)とSEL70200G(動物園での撮影には望遠は必須)の両方を買わねばならず、予算的に無理でした。

というわけで、α6000が残りました。撮影会ではフルサイズではなくAF速度や連射速度で対抗することにしました(張り合う必要はないんですけどね)。実際、AFや連射に加えてNEX-6よりも操作性が良くなったのが非常に大きくて、特に動物園では設定を変えながら何枚も撮ることができて結果的には満足でした。画質面ではフルサイズに及びませんが、SEL1670ZとSEL24F18Zという2本のツァイスレンズを購入することで、かなり画質が向上しました。

もしα7IIの発表よりも後であれば、α6000は買わずにα7IIを待ったかもしれません。さらにはもしNEX-6を買ってなくてE-M5を使い続けていたなら、間違いなくE-M1に買い替えていたでしょう。人との出会い同様、カメラとの出会いも縁ですね。

α6000とNEX-6

蔵出し写真はまだまだありますが、ちょっと一休みして使用機材について。今年の夏にα7IIを購入して今はこれがメインカメラになっているのですが、まずはそれまでのメインであったα6000について書きたいと思うのですが、そうなるとさらにその前に使用していたNEX-6についても触れなくてはなりません。2013年以降ブログで機材のことはほんのちょっとしか書いてなかったので。

NEX-6について

NEX-6の購入経緯はちょっとだけ書いていますが(My Photo Life in 2013)、画質に妥協することなくOM-D E-M5よりコンパクトな機材にしてもっと持ち歩くようにしたかったということです。E-M5の標準ズーム12-50mmは長さがありましたから。もしパンケーキズームの14-42mmがすでに発売されていれば、NEX-6のSELP1650よりもそちらを選んだのでしょうが、当時はまだ発売前でした。

NEX-6にはほぼ満足していたのですが、いくつかどうしても我慢できない点がありました。特に大きいのはメニューの使いにくさです。どこに何の設定項目があるのか分かりにくいだけでなく、リストの後方にある項目にたどり着くのにずっと下までスクロールする必要があります。全体的に露出アンダーの傾向があり常に1段以上補正する必要がありましたし、標準ズームのSELP1650の画質もボディの性能を活かしきってない感じで次第に物足りなくなりました。購入の大きな理由の一つであったコンパクトなレンズが不満の原因になったのはなんともアレですが。

α6000について

そんなわけで昨年夏にα6000とSEL1670Zに買い換えることになりました(α6000 & SEL1670Z)。これにより、NEX-6の不満点はすべて解消されました。メニューは非常に使いやすくなりましたし、ボタンカスタマイズで頻繁に使う機能はメニューを開くことなく設定できるようになりました。露出もほぼ適正ですし、ツァイスレンズの描写は文句ありません。露出に関してはソニー機は全般に他者に比べアンダー傾向がありますが、白飛びしてしまうよりは調整しやすいのではと思います。とはいえ、NEX-6はアンダーすぎました。結局、画質を考えるとどうしてもレンズは大きくなってしまうのだと再確認。その流れが今年のα7IIにも続いているわけです。良い写真を撮るための機材と普段の持ち歩き用機材は別に考えることにしました。

NEX-6とα6000を比較してみて、操作性・撮影の快適さが非常に大切だということを実感しました。撮っていて楽しいですし、設定を少し変えて何枚か撮るということも増えました。α7IIはα6000以上にカスタマイズ可能で使いやすくなっていますので、さらに楽しく撮影できます。昔EOS 7Dで写真を楽しんでいた頃の感覚が蘇ってきました。α7IIについてはまた改めて、α6000で撮った蔵出し写真の公開が終わってから書こうと思います。またカスタマイズについてもα6000とα7IIの設定を比較しながら書きたいと思っています。

イタリア旅行 (6)

やって来たのはヴェネツィアです。昔イタリアに旅行した時にすっかり魅せられて、是非また来たいと願っていましたが、ついに再訪叶いました。

ヴェネツィアの大運河
ヴェネツィアの大運河
ゴンドラ
ゴンドラ

今回ゴンドラには乗りませんでしたが、水上バス(ヴァポレット)や水上タクシーに乗って、船好きの子供も大喜びでした。