お手頃な広角単焦点

α7IIと同時に購入したレンズはFE 24-240mm F3.5-6.3 (SEL24240)の他にもう1本あります。それがFE 28mm F2 (SEL28F20)です。

せっかくのフルサイズですので、高倍率ズームだけで使うのはもったいないです。その画質を生かすのはやはり単焦点レンズ。ほとんどがツァイスレンズかGレンズというFEレンズのラインアップの中で、無印の単焦点レンズはこのSEL28F20だけです。

画角的には本当は35mmぐらいが私には丁度いいのです。α6000につけて使っているSEL24F18Zがフルサイズ換算だと36mmで、この画角が最近はお気に入りでした。過去に使っていたFujifilmのX100も同じ画角でした。35mmのFEレンズは実は2本あります。1つはF2.8 (SEL35F18Z)、もう一つは一時帰国直前に発売されたF1.4 (SEL35F14Z)です。F2.8のは小さく軽いのはいいのですが、ちょっと暗いんですよね。一方のF1.4は大きくて値段がとても高い。Canonの35mm F2ぐらいの感じの大きさ・値段のものが理想なんですがね。

無いものを望んでも仕方ないので、FEレンズの中でその代わりになるものとしてSEL28F20を選びました。理想よりはちょっと広いですが、許容範囲かなと。逆に35mmで撮っていてもう少し広くてもいいかなという場面もたまにありますからね。どうしても広すぎる場合はトリミングで対処するということで。値段も安いですしね(と思ってしまうのはもう感覚が麻痺していますが)。

で、使ってみた感想ですが、まず小さくて軽いのは助かります。丁度APS-Cの50mm F1.8と同じくらいです。単焦点ですからSEL24240よりは良く写ります。悪くないです。でもSEL24240の広角域同様に、周辺部の歪みと補正が大きいです。SEL24240の広角端24mmに比べると幾分ましではありますが、それでも主題を周辺部に持ってくるのは避けないといけません。

あと、分かってはいたことですが、やはり28mmはちょっと中途半端な画角ですね。夜景や花火に使ってみましたが、その用途にはもう少し広い方がいいかな。このレンズはコンバーターをつけて21mmもしくは16mmの魚眼として使うのが楽しいのかなと思います。1本のレンズで3種類の画角・表現が楽しめる感じでしょうか。フィルターが付けられなくなる(もしくは外さないといけない)ので私はコンバーターは買わないと思いますが、もし買うならワイドコンバーターを付けっぱなしにして21mmレンズとして使っちゃうかも。

周辺の歪みと補正が気にならないような使い方をすれば、値段相応以上には写るレンズだと思います。ちょっと広めのスナップ写真とかにはいいんじゃないでしょうか。

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