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この夏α7IIと同時購入したレンズが、FE 24-240mm F3.5-6.3 (SEL24240)。10倍の高倍率ズームです。
最初に買うFEレンズとしてこのレンズを選んだ理由は以下の通りです。
そんなわけでSEL24240を購入して日本滞在中・シンガポール帰国後も使っているわけですが、やはり高倍率ズームには画質を求めてはいけないと改めて実感もしています。
中央付近は解像感も高くシャープな良い写りをしてくれます。望遠域も悪くはないです。が、広角域の周辺は良くないですね。それというのも、補正が前提のレンズのため、周辺は大きく引き伸ばされ歪んでしまうのです。広角で周辺部に人物を置いた構図にしてしまったら、顔や体の形が酷いものになってしまいました。かといってRAWで補正をかけずに現像すると歪曲がきつすぎます。
なので、このズームを使うときは、人物を撮るなら望遠域で、広角域を使う場合は周辺にあまり物体を持ってこない、ということを気をつけないといけません。
それ以外の点ですが、ズームリングが重すぎるというレビューが目に付きますが、個人的には許容範囲です。それよりもやはりレンズの重量が気になりますね。780gはさすがに重い。同じ重さの機材を持ち出すなら単焦点レンズ2〜3本の方が画質が良いですし、最近はそういう使い方のほうが増えてきています。
重くて高画質か、軽くて低画質か。重くて高倍率か軽くて低倍率か。その辺のバランスをとった結果がこのレンズなのだと思います。
でもまあ、特に旅行などには基本的にこれ1本で済むというのは最強です。標準ズームのSEL2470Zも価格の割りには・・・という評判ですから、単焦点メインでズームはこれ1本という使い方も悪くはないかなと思っています。