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一昨日は結局Big SurからCatalinaに戻すことができませんでしたが、昨日なんとか元のCatalina環境に戻すことに成功しました。
OSの再インストールはmacOS復元ユーティリティから起動し、必要ならディスクを消去してから、OSの再インストールを実行します。この時、
とすることで復元ユーティリティを起動します。前者の場合はすでにディスクに作られているバックアップが用いられ、何もせずにすんなりと立ち上がりました。後者の場合はWifiへの接続が要求され、その後OS(おそらくOSのインストーラーが)ダウンロードされますので、起動にかなり時間がかかります。
前回はBig SurからCatalinaに戻すため上記の2番目の方法を試したのですが、
という結果でした。
一方、1番目の方法で復元ユーティリティを起動すると、
となり、結果Big Surを再インストールするだけでしかできませんでした。データもそのままです。
一晩経って気づきました。
という手順ならどうだろうと。ネットで検索してみるとこれは正しそうなので、決行しました。果たして、無事にCatalinaに戻すことができました。
参考にしたサイト:
https://child-programmer.com/m-bs-downgrade-2020/
https://ameblo.jp/arcadia-8160/entry-12639307186.html
これらのサイトではTime Machineバックアップから復元していますが、私は新しいMacBook ProにしてからTime Machineでのバックアップをとっていないので、まっさらなOSから手動で再設定とデータの移動を行いました。初期化前にデータは外部SSDにコピーしておきましたし、少々古いデータにはなりますが最悪iMacのTime Machinバックアップはあります(というかiMac自体のデータもある)。
また初期化前にはデータのバックアップに加え各種サービスからのサインアウトを忘れてはいけません。上記のサイトに書かれているiCloud(Macを探す)からのサインアウトはクリティカルですし、それに加えてミュージックアプリのコンピュータ認証やその他ライセンスの数に限りのあるアプリの認証も解除しておいた方がいいです。Capture OneやDropboxのように後から旧環境の認証を削除できるものもありますが、ミュージックはそうもいきません。これは初期化の時だけでなくPC/Macを買い換えるときにも必要です。私は以前WindowsでiTunesの認証を解除せずに消去してしまったため、5台までの認証のうち1台を無駄に消費してしまっており解除することもできません。
その後、1週間前にやったのとまったく同じ作業を行って、Big Sur以前の環境を再構築することができました。アップグレード前よりもちょっと反応が悪くなったような気がするのですが仕方ありません。気のせいかもしれないし、また使っているうちに改善するかもしれません。Big Surの反応の悪さ・不安定さよりはマシです。
また、Shift+Option+Command+Rから復元を行った場合は最初に書いたようにUpgradeというパーティションが作られています。今回Catalina再インストール後もこれは消去されず、FinderでUpdateというボリュームがマウントされているのを見ることができます。30GB近くの容量を消費しているので、再びディスクユーティリティからこのボリュームは削除しました。特に問題は起きてないようです。
今回の一連の騒動で
失ったもの:丸2日分の時間と、もしかしたらMacの反応速度
得たもの:復元のやり方に関する知識と、現段階でのBig Surの使用体験
ともかく、もう当分Big Surへはアップグレードしません。