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もうすぐAdobe Photoshop Lightroom 4が発売になります。が、実はダウンロード版はすでに先週から購入可能だったりします。なので早速購入・インストールして使い始めました。
LR3からLR4で変化のあった点はいくつかありますが、個人的には現像モジュールの変更とマップモジュールの追加が大きいですかね。ブックモジュールは使わない(そもそも日本では使えない)し、ビデオ編集もiMovieの方が使いやすいですから。マップモジュールについては後日改めて記事にするとして、今回は現像モジュールについてちょっと書いてみようと思います。
LR4の現像モジュールについてはShuffleの記事で解説されているのが分かりやすいかと思います。これまでとは明るさ・ヒストグラムを調整するパラメーターが大きく変更になっています。今までは
とあったものが、
に変更になりました。これまで露光量と明るさの違い・使い分けがいまいち分かりにくかったのですが、これが露光量だけに統一されて調整しやすくなりました。また、これまでは露光量が-4から+4、コントラストが-50から+100、明るさが-150から+150、その他が0から+100と、パラメーターによってバラバラだった調整範囲も、すべて-100から+100(露光量は-5から+5)と調整の方向・範囲が統一されました。
さて、実際の現像結果ですが、LR3とLR4それぞれのデフォルトでの現像結果を比べたものが次のスクリーンショットです。初日の出を撮影した写真を用いて、白とび・黒つぶれの警告表示をオンにしています。
一見、白とびと黒つぶれの軽減処理が強くなっているように見えます。が、実際のところはデフォルトの調整値が変わったことの影響の方が大きいと思います。LR3ではデフォルトの黒レベルが5でしたが、LR4では0です。またLR3の白とび軽減は暗くする方向へのみの調整でしたが、LR4の白レベルは両方向に調整できるパラメーターとなっています(ともにデフォルト値は0)。ただ、この辺の処理の質は向上しているようで、特に明るさパラメーターが無くなった分、露光量の調整が優秀になっているみたいです。
きちんと検証はしていませんが、色の具合も少し変わった方という印象もあります。以前は結構派手な発色だったのが少しだけ抑えめになったかも。E-P3で撮った写真はファインディテール処理と発色の好みからOlympus Viewer 2で現像してから再度Lighroomで読み込むという手間をかけることが多く、シャープネスのかかり方がうまくなって発色も自然になってくれれば、基本的にすべての処理がLightroomで片付いて便利なのですが。現像処理のしやすさでは圧倒的にOV2よりLR4ですから。まあ、アートフィルターで遊びたければやっぱりOV2だし、当面E-M5には対応しないでしょうから、いずれにしろまだ併用は続けないといけませんね。