Big Surでトラブル

まだMacOSをBig Surにアップグレードする気はなかったのですが、

  • 同じ2019年モデルのMacBook Pro 16インチモデルでBig SurにしたらAdobe Premierの編集が速くなったという報告があった
  • Big SurにアップグレードしたMacでCapture One 20が問題なく動作しているという報告が多数見られた

ということで、それならアップグレードした方が快適かもしれない、と朝からアップグレードを決行。

アップグレード自体は問題なく進んだのですが、起動してみると

  • 起動時にメニューバーが表示されるまでに時間がかかるようになった
  • 一部のアプリのダイアログで必ずレインボーカーソルになる
  • Capture Oneを立ち上げるとメニューバーの一部が黒くなる
  • 再起動後にGoogle Chromeを起動すると、前回最後に表示していたウィンドウと新しいウィンドウの2つが立ち上がる
  • ログイン画面の解像度が間違っている(ずれて表示される)ことがある

などの些細な問題があり、さらにはもっと重大なところで

  • スリープからの復帰時にログイン画面が反応しない・黒い画面のまま表示されない
  • セキュリティソフト(Sophos Home)のインストールができない・一部機能が対応していない

という問題もありました。スリープからの復帰時に黒い画面になってしまうのはかなり深刻です。常にそうなってしまうわけではないですが不安です。SMCリセット、NVRAMリセットなど試してみましたが、どうにも解決しません。新しいOSの見た目にも慣れないことから、Catalinaに戻そうと思いました。

ところが、です。MacOSの復元から出荷時のOSであるCatalinaを再インストールしようとしたのですが、インストール先の選択にディスクが表示されずそこから先へ進めないのです。ならばディスクを初期化しようとディスクユーティリティを立ち上げますが、起動ディスクであるMacintosh HDは表示されず、データ保管用のMacintosh HD - DataとUpgradeという名のパーティションしかありません。それらの元のSSD自体を消去しようとしてもボタンが反応しません。これ以上はどうしようもなく、結局Big Surの再インストールを行いました。

ちなみに出荷時のOSを再インストールするには電源を入れた直後にShift+Option+Command+Rを押しながら起動してMacOS復元ユーティリティを立ち上げます。この時はWifi接続が必要です。最後にインストールされていたOSを再インストールする場合はCommand+Rを押しながら起動します。

復元後の動作は気持ち軽くなったような気もしますが、先にあげたような問題はまだ再現されます。スリープ復帰時の黒画面は長時間スリープ後のログインパスワードが必要な状態でない再現しないのでまだ分かりません。

まだ買ってから2週間以内なので返品も可能ですが、それも面倒なので、OSまたはアプリのアップデートで修正されるのを待つしかなさそうです。MojaveやCatalinaリリース時には1年近く待ってからアップグレードしたので問題がありませんでしたが、今回はリリース後1週間で入れたらこの有様です。せっかく1週間かけて快適な新Mac環境を整えたのに。やっぱりまだアップグレードするんじゃなかった・・・。

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