X-Pro3とXF16-80mmF4を触ってきました

長期出張からやっと帰ってきました(なので今月もブログ更新少なめです)。今週は東京で自由時間があったので、初めて丸の内のFujifilm Imaging Plazaに寄ってみました。発表されたばかり、来月発売予定のX-Pro3の試作機を実際に触ってみることができました。

サイズ感はX-Pro2とほぼ同じですが、心なしか握りやすく感じました。当然X100Fより大きいのですが、グリップがよりしっかりしているので撮影しやすそうですが、やはり大柄なレンズだときついです。スタッフの方からブライトフレームの仕様の変更についても説明してもらいましたが、標準域の単焦点レンズメインで使う分には問題なさそうです。広角メインだとちょっと不便かも。画質に関しては分かりませんが、評判の良いT3/T20のセンサーに加え、低照度限界がさらに-6EVまで拡張されたことで間違いのない画を出してくれるでしょう。

一番の特徴といえば液晶画面。普段は撮影情報のみを表示し、画像確認や設定変更を行う際にチルトさせて大型液晶を開く形。撮影の度に画像を確認するには向いていませんし、ハイアングルはともかく、三脚使用時に液晶画面が全く使えません。完全にスナップシューターとして特化させています。よくあるバリアングル液晶なら両立できたのでしょうが、そうはしなかった。X-Proシリーズのユーザー層とバリアングル機のユーザー層が違うのでしょうが、これはちょっと諸刃の剣のような気がします。

私個人としては購入はしないです。スナップ用途ではX100Fと役割が被りますし、大きめのレンズとの相性も良くないので。そしてやっぱり液晶画面を見て撮影することも多々ありますからねぇ。

もう一つ、XF16-80mmF4も初めて実際のレンズを触りました。サイズはXF18-55mmF2.8-4とXF16-55mmF2.8の中間で、もう少し小さいともっと良かったですが、強力な手ぶれ補正を入れつつ画質も保とうと思えば仕方ないかな。XF16-80mmをつけたX-T3とXF16-55mmをつけたX-H1でAF速度を比べてみましたが、XF16-55mm+X-H1の方が速かったです。センサーの世代による差よりもレンズの差が大きかったようです。XF16-55mmを持っているなら、どうしても望遠端を伸ばしたい・ほんの少しでも軽く小さくしたい、というのでなければF値を犠牲にしてまで買い替える必要はなさそうです。

(上記からご察しの通り、私の所有機材が増えております。その話はまた改めて。なかなか記事を書く時間がなくて。)

エネループの充電器

充電式の電池って便利ですよね。私もエネループを何本も持っています。以前はマウスが電池式だったので頻繁に充電して使用していましたが、今はマウスは有線もしくは充電式のものばかりになり、使う頻度は減りました。それでもカメラのストロボなどには必要ですし、他にも使う機会はいろいろあります。

当然充電しないと使えないわけですが、私は以前紹介したヘーネルのプロキューブを使っていました。これはカメラ用の電池を2個同時に充電できるものですが、付属の部品を接続する(上部に置くだけ)ことで実は単三型の電池を4本充電することができます。もちろんカメラ用電池と同時に充電することはできませんが。

(なお、以前の記事で紹介しているものはNP-FW50用の旧製品で、α7M3などで使われているNP-FZ100には使えません。新しいプロキューブ2だとFW50、FZ100両方に対応しているようです。)

しかし、私のメインカメラがソニーから富士フイルムへと移行し、ソニーの電池を充電する必要がなくなってしまいました。エネループのためだけに使うにはプロキューブは大きすぎます。カメラ用電池は急速充電できますが、エネループの方は急速充電にはなってないような気もします。なのでエネループ専用の充電器を買おうと思ったわけです。しかし、こちらシンガポールで売っているものはシンガポール用(というかヨーロッパ用)のプラグ。日本用だと背面のプラグが折りたためますが、これはプラグが背面から突き出したまま折りたたむことができません。持ち歩くのにかさばるのはもちろん、コンセントにさすにもちょっと不安定で場所をとります。

そんなわけで購入をためらっていたのですが、日本でとても便利な新製品が発売されていることを知りました。それがパナソニック純正の充電器、BQ-CC87Lです。

何が素晴らしいかというと、USBで充電できることです。なのでプラグの形状とか使用する国とか気にしなくてもいいです。今流行りのUSB-CではなくMicro-USBですが、私にとってはその方が逆にありがたい。USB-CのものはまだiPad Proしか持ってなくて、その他の所有機器は全てMicro-USBなので共用できます。

さらに、充電された電池を使って逆に出力することもでき、つまりモバイルバッテリーとしても使えます。これ一つでカメラとストロボ両方の予備電源として持っていくことができたりするわけですね。この用途では乾電池も使用可能です。LEDライトも付属していますが、まあこれはあってもなくてもどっちでもいいかな。

急速充電対応ですし、電池の状態をチェックする機能もあります。手持ちのエネループには古いものも混ざっており電池の消費が早いような気もしていましたのでチェック機能は助かります。単四型も充電できるので(プロキューブは単三型のみの対応)、乾電池を使用していた電動歯ブラシなどもこれで充電式にすることができます。

同じ製品がこちらではまだ販売されていないので日本で購入しましたが、良い買い物ができました。