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Windows 7をMac上で動かせる環境を整えました。普段の作業はすべてMacで事足りるのですが、会社のPCはWindowsですから、家で仕事をする際にはどうしてもWindowsも必要になります(Office 2008 for MacではVBAが使えない & 会社のサイトはInternet Explorerでしか開くことができない)。会社のラップトップを持って帰って使えばいいのですが、どうせなら大きな画面で仕事したいですからね。
そんなわけでiMacにWindowsをインストールしたわけですが、私はBoot CampではなくParellels Desktopを使用した仮想化を用いました。再起動なしで両方のOSを同時に使いたいからです。
Parallels DesktopおよびゲストOSのインストールはマニュアルと画面の指示に従って行えば問題なく進みます。Windowsのインストールが終わったら、セキュリティソフトとOfficeをインストールして環境構築は完了です。
が、いくつか問題がありました。
これまでのPCで使っていたライセンスがMacでも使えるのでインストールしてみようと思ったのですが、途中で書き込みができずにインストールを進めることができません。仮想化OSには正式対応してないみたいで、サポートは得られなさそうなので断念。Parallelsに付属のParallels Internet Securityを使用することにしました。中身はKasperskyそのものなので、ウイルスバスターよりもこちらのほうが性能も良さそうです。ちなみに、Mac自体にもウイルスバスターは入れずにKasperskyを入れています。
Parallels Internet Securityのインストール中、ウィンドウの文字がすべて化けてしまって読むことができませんでした。Parallels Toolsのインストールでも同様の現象が起こります(インストール中放置していたので最初は気づきませんでした)。また、Parallels Internet SecurityはIEにアドオンをインストールするのですが、このアドオンも完全に文字化けしてしまっています。
これを解決するには、コントロールパネルの言語の設定で、Unicode対応ではないプログラムの言語を日本語に変えてやる必要がありました(スクリーンショット参照)。設定を変更して再起動した後、Parallels Toolsの再インストールを行うと、ちゃんと日本語が表示されてインストールが進みました。Internet Securityも一度アンインストールしてから再インストールすると、アドオンがきちんと日本語で表示されるようになりました。
ネットで検索してもどこにも情報がなく、Parallelsのサポート(英語)に聞いても解決しなかったのですが、「MacでWindowsを使う本 Windows7&Snow Leopard対応」という本を読んでやっと解決しました。
ParallelsのKnowledgebaseに記載(英語)がありますが、Windows 7の環境化ではいくつか問題があるようです(参照:KB Parallels: Issues with Parallels Internet Security)。スクリーンショットを参照していただくと、タスクバー上に警告のついたアイコンが2つあるのが分かると思いますが、これがその不具合です。
Internet Securityのファイヤーウォールを有効にしているとWindowsファイヤーウォールが無効になっているから有効にしなさいと警告してきます。これが赤い x のついたアイコンです。Intenet Securityのファイヤーウォールを無効にしてWindowsファイヤーウォールを有効にすると、今度はInternet Securityの方が文句を言ってきます。対策としては、Windowsの警告を無視。Internet Securityのファイヤーウォールがちゃんと働いているはずですから、問題なしです。
もう一つの黄色い ! のついたアイコンは、ネットワーク接続です。Windowsはインターネットアクセスがないと言っています。実際には接続されているので、これも無視です。www.msftncsi.comへのアクセスをParallels Internet Securityがブロックするために起こるようです。
さて、これらの小さな問題をクリアして、Windows環境もほぼ整いました。動作もきびきびとしていて、Macの上で動いているとは思えないくらい軽快です。エクスペリエンスインデックスも6.0です(ちなみに前のVista機は3.6)。