Karabiner-Elements

MacでUSキーボードやWindows用キーボードを使って日本語入力をするなら必須と言ってもいいアプリ、Karabiner。しかしOSのカーネルの変更によりmacOS Sierraでは動かなくなってしまい、対応版が待ち望まれていました。私もKarabinerなしでは生きていけないので、OSのアップグレードはせずにEl Capitanのまま使っていました。(参照:ゲーミングキーボードも導入

左右のコマンドキーを英数・かなキーとして使うだけなら代替アプリがありましたが、私はWindows用のキーボードを使っている関係上それ以上のカスタマイズを必要としており、Karabiner以外は考えられませんでした。また、暫定的にKarabiner-Elementsがリリースされておりキーの置き換えだけはできるようになっていましたが、こちらは逆にコマンドキーの単独押しを実現できていませんでした。有志によるフォークを利用すれば可能ではありましたが、やはり本家のKarabinerが対応するのを待ちたいと思い、導入しませんでした。

そして遂に、今月Karabiner-ElemntsがmacOS Sierra対応版として正式リリースされました。つまり、コマンドキーの単独押しで英数・かなキーとして使うことが、本家のKarabiner-Elementsだけで出来るようになったのです。ただし、以前のKarabinerのようにすべての機能がアプリ本体に実装されているのではなく、複雑なキーの置き換えはComplex Modificationとして別途ダウンロードして組み込む形になります。Karabiner-Elements complex_modifications rulesのページでどのようなルールをインポートすることができるかが確認できます。

私のG213用のカスタマイズは以下の通り。

まず、Simple Modificationsで左右のCommandキーとOptionキーの機能を入れ替えています。これは以前はOSの修飾キーの設定で入れ替えていましたが、Magic Kyeboardも使うかもしれないことを考慮し、Karabiner-Elements側でG213でのみ有効になるようにしました。加えて、Macでは必要のないApplicationキーを、G213には存在しないFnキーに置き換えます。

次に、Complex ModificationsでFor Japanese(日本語環境向けの設定)をインポート・有効にして、コマンドキーを単体で押したときに、英数・かなキーを送信する(左コマンドキーは英数、右コマンドキーはかな)ようにします。さらに、PC-Style Shortcutsもインポートして、すべてのルールを有効にしました。これで以前のKarabinerで設定していた項目を全てKarabiner-Elementsでも設定することができました。

これで晴れてSierraにアップグレードすることができます。と思ったら既にHigh Sierraがリリースされてました。リリース直後にアップグレードするのは不具合やアプリの対応などの面で不安があるので、もう少し待ってからSierraを飛ばしてHigh Sierraに直接アップグレードしようと思います。

iPhone XかiPhone 8か

新型iPhoneが発表になりましたね。私が今使っているのはiPhone 6s Plus。昨年のiPhone 7をスキップしたので、今年は買い換えようと思っているのですが、iPhone XにするかiPhone 8 Plusにするかで悩んでいます。

どちらに買い換えたとしても6s Plusに比べれば性能アップです。どちらもカメラはデュアルレンズ、望遠と暗所性能が上がります。フロントカメラも画素数アップ。動画も4K60p対応。CPUやディスプレイの性能ももちろん向上し、ワイヤレス充電に対応。イヤホンジャックがなくなること以外は不足なしです。

iPhone 8 Plusなら大きさ・重さもほぼ同じですし、使い勝手もほとんど変わらないと思われます。ではiPhone Xにすると何が変わるのか。良くなる点は、画面サイズはPlusと同じままで本体サイズ・重量が小さくなります。そして、背面カメラの望遠側レンズがiPhone 8 Plusに比べて少し明るく、さらに手振れ補正が付いてきます。他には顔認証対応、画面がさらに美しくなるといったメリットがありますが、私にとっては大きさとカメラ性能が気になるところです。逆に悪くなるかもしれないのは、ホームボタンの廃止。ホーム画面へ戻るには下からスワイプだそうですが、アプリによっては意図せずホーム画面に戻ってしまうこともあるかもしれません。顔認証の精度と速度によっては、今までとは使い勝手が大きく変わってしまう可能性もあります。検討するポイントは、今のサイズに不満があって小さく・軽くする必要があるかどうか、iPhone Xのカメラ性能が必要かどうか、そして予算です。

ちなみに、今回のナンバリングは不思議ですね。iPhone 8はデザイン・スペック的にはiPhone 7sで十分。そしていきなりiPhone X。エックスではなくテンだそうで。来年はiPhone 9が出てその翌年からはiPhone Xのラインに統一されるのでしょうか。

iPhone 8の予約開始が今週金曜日、iPhone Xは来月末なので、まずは今週中にiPhone 8 Plusで十分なのかどうか検討しましょう。その時点でiPhone Xがまだ気になるようならあと1ヶ月悩んで決めたいと思います。

ロシアW杯出場決定

先週のオーストラリア戦に勝って来年のロシアW杯への出場を決めたサッカー日本代表。最終戦が出場をかけた試合にならなくて本当に良かったです。初戦に負けたことで大変緊張感のある予選になりました。そして一昨日の最終戦に負けたことで出場決定直後の「これで日本サッカーのスタイルが確立した」みたいな雰囲気を一掃して、また緊張感を持って本番への準備ができることも結果的には良かったのかもしれません。

オーストラリア戦は確かにすばらしい試合で、選手のパフォーマンスも監督の采配も非常に良かったです。でもこのサッカースタイルが常に機能するかというと疑問だと思います。実際サウジアラビア戦では同じフォーメーションで負けました。オーストラリア戦では相手が未熟なポゼッションサッカーにこだわってくれたおかげで2-0という結果でしたが、もし後半途中からでもやり方を変えてきていたらどうだったかは分かりません。相手に合わせてこちらも変えてうまく対処できていたのか、それとも同じやり方を続けて逆にやられてしまっていたのか。負けたサウジアラビア戦は、実は後半から寝てしまって試合を観れてないのですが、選手個々人の出来に加えてチームとして相手の変化に対応できてなかったのも敗因ではないかと思います。

とはいえ、本戦での戦い方はオーストラリア戦をベースにするというのは賛成です。基本的に対戦相手は格上ばかりで相手にボールを支配される可能性が高いので、ショートカウンターを狙うのが効果的でしょう。でもそのためには常に強いプレスをかけれる技術とスタミナ、ワンパターンではない攻め方が必要だと思います。今はどちらかというと南アフリカ大会に近い戦い方になっていますが、うまくブラジル大会のポゼッションサッカーのエッセンスも取り入れて臨機応変な戦い方ができるチームになってもらいたいです。南アフリカ大会での戦い方を全否定してチームを作って惨敗したブラジル大会のようにならないために。

一番大きな懸念材料は、戦術が一部の選手の存在と出来に大きく依存していること。すなわち選手層の薄さです。前線は比較的多くの選手が試されてきましたが、守備陣はほぼ固定されてしまっています。怪我やカードを考えても若い選手が出てきて欲しいところです。特にサイドバック。前線も選手の個性・能力と戦術があってないこともあり安定してないと感じます。残り9ヶ月、選手たちの成長と新戦力の出現に期待しています。