Capture One Pro購入完了

約1ヶ月の試用を経て、Capture One Pro 12を正式に購入することにしました。Capture One ProにはFujifilm専用とSony専用もありますが、両方のメーカーのカメラを持っているのに加え時々Olympusも使っているので、メーカー限定でない通常版を購入です。

金額的には、永久ライセンス+アップグレード(ほぼ毎年)の方が長期的には安くなりますが、今年になってからアンバサダー経由の割引クーポンが無くなってしまった影響もあり、5年以上使ってやっと買い切りの方が安くなる試算になります。将来的にまたLightroomに戻ってくる可能性もありますし、Adobe同様にサブスクリプションのみになってしまう可能性もありますし、5年先のことは分からないので、 とりあえずサブスクリプション(年一括支払い)にしておきました。

現在のAdobe CCのフォトプランよりも高くなってしまいましたが、いいんです、払う価値があると感じたのですから。Adobeのサブスクリプションはもうしばらくは続けますが、Capture One一本でいける自信がついたらサスペンドするつもりです。

試用期間はほとんど写真の管理方法の研究に費やしてしまったので、現像に関してはまだまだ十分に試せていません。Lightroomで出来ていたのにCapture Oneでは出来ないことが色々ありますが、それをカバーするための私なりのやり方を試行錯誤していました。なんとなくまとまってきたので、これからは時間をかけて現像操作を勉強・練習していきます。

LightroomからCapture One Proへ

ブログを遡って見てみると、最初にLightroomを購入したのがちょうど9年前で、まだバージョンが2の頃でした。そこからバージョンアップの度に新機能の追加や性能の向上があり、大変使いやすく優秀なソフトへと成長してきました。私も気に入って使ってきました。しかし、とある事情により9年ぶりに現像ソフトの再検討を始めることとなりました。

Lightroomで動画の再生ができなくなってしまったのです。最近の動画のほとんどは問題なく再生できるのですが、昔の動画がサムネイルすら表示されず、再生もできません。Lightroomを再インストールしてカタログを新規で作り直しても、読み込むことができなくなっています。MacのFinderでは全く問題なく表示・再生されます。

動画を撮ることは滅多にないのですが、たまに過去の動画を再生してみることはあります。そんな時にサムネイルすら表示されないのでは全く使い物になりません。いつからこの現象が起こったのか分かりませんが、直接の原因はLightroomではなく、MacOSのアップグレードが関係している可能性はあります。Mojaveから写真や動画の扱いに関して変更になった点が多々ありますので。

もちろんLightroomは写真の管理と現像に特化し、別のソフトで動画の管理を行うというてもあります。しかし以前書いたように(Lightroomの将来は?)、これからのLightroomとAdobeの方向性が私の環境と合わなくなってしまうのではという不安があり、あえてLightroomとは別のソフトを試してみることにしました。

といっても、ほぼCapture One Pro決めうちです。現像処理に定評があり、しっかりした管理機能もあるものと言えばCapture One Pro以外に思いつきませんでした。

Capture One Pro 12
Capture One Pro 12

Fujifilmのフィルムシミュレーションが公式に対応しているのはLightroomとCapture One Pro 12だけです。いくつかの比較記事を見る限り、Capture OneのほうがLightroomよりもフィルムシミュレーションの再現度は高いと感じました。またレイヤーとマスクを使った現像作業は非常に高機能で使いやすそう。

Lightroomでは再生できなくなってしまった動画もCapture One Proなら読み込めることが確認できました。一部Capture One Pro内では音声だけしか再生されず、映像を見るにはコンテキストメニューから「Finderと一緒に再生」を選択してQuick Timeで再生する必要があるファイルもあります。それでもサムネイルは表示されるので動画を一覧して再生する動画を選ぶという使い方は可能です。

一方で、管理機能に関してはLightroomにはまだまだ及ばない印象。でも運用である程度はカバーできそうです。使い方に関して日本語での情報は少なく、英語のチュートリアル動画が最も詳しく役に立つリソースです。頻繁にWebinarが配信されているのも好印象です。

動画管理の問題がきっかけで試し始めたCapture One Proですが、その現像機能の素晴らしさなどからすっかりファンになってしまいました。購入して移行する可能性は高いと思われます。現在は試用期間を利用してCapture One Proでどのように画像を管理していくのが良いか試しているところです。その後に現像作業を少しずつ覚えていくことになります。昨年からの写真が未公開のまま溜まっていますが、選定・公開はもう少し先ということで。

New iPad Pro

昨年秋に発売されたiPad Pro、自分へのクリスマスプレゼントとして、昨年末に買いました。12.9インチ・WiFiモデル・64GB・Space Grayです。これまで使っていたiPad Proもまだ買ってから1年半ほどしか経っていませんでしたが、新型の魅力に負けてしまいました。新しくなったApple PencilとSmart Folioも同時購入。

画面サイズそのままで本体が小さくなった12.9インチか、本体サイズそのままで画面が大きくなった11インチか。私は前者を選びました。すでに12.9インチに慣れてしまっているので、画面を小さくしたくなかったので。容量はこれまでと同じ64GBで据え置き。これまでこの容量で足りなくて困ったことはありません。1TBモデルだけRAMの搭載量が多いそうですが、わずかのパフォーマンスアップのために倍近い金額は出せないです。

約1ヶ月毎日使っていますが、とても良いです。

まずアクセサリについてですが、マグネットで本体にくっついて充電できるようになったApple Pencilは予想通り便利です。これまでは使おうと思った時に電池がないということが多かったですが、これからは常にiPadに付けておけば電池切れの心配もほぼないですし、すぐそこにあるので使用頻度も増えると思います。

旧型でSmart Keyboardを使っていたので今回もSmart Keyboard Folioを買おうと思っていたのですが、こちらのApple Storeでは在庫切れで入荷までに1ヶ月以上かかるようだったので諦めてSmart Folioにしました。そもそも家の中でしか使わないので、長い文章を打つような作業はMacのほうでやってしまっていましたから、そんなに困ることもありません。Smart Folioは背面もカバーしてくれるので別途ケースを付ける必要もなく、結果的にかなりの軽量化となりました。おかげでゲームにもiPadを使うようになりました(これまでは手持ちでゲームをするには重すぎた)。

本体については、多少小さく軽くなったこととパフォーマンスの向上はもちろんありがたいです。それに加えて、音も良くなったように思います。毎日ゲームや動画試聴に使っていますが、画面の大きさと音の良さで、かなり快適です。

反対に、ホームボタンがなくなってFace IDになったのには未だ不便さを感じます。アンロックの際に必ずスワイプの動作が必要になりますし、Smart Folioを開いた状態からだと電源ボタンとスワイプの位置が離れているため手の移動距離が大きいです。そもそも部屋が暗いと顔を認識してくれず、パスコードの入力が必要になります。旧型だとホームボタンを押す動作だけで指紋認証も完了してすぐにアンロックできましたし、顔がよそ見していようが暗い部屋だろうが問題ありませんでしたので、ちょっと手間が増えました。ロックがかかるまでの時間を今までより少し長めにしておいたほうがいいかもしれません。

端子の形状がLighteningからUSB-Cに変わったのは、長期的には正しい方向なのでしょうが、短期的には面倒ですね。付属のケーブルは両端がUSB-Cのため、USB-C端子を持たないMac/PCのユーザーはそのままではコンピューターに接続することができません。Appleからは別売りケーブルも変換アダプタも用意されておらず、USB-A端子と接続するには市販のケーブルを買うしかありません。iPhoneとのACアダプタ&ケーブルの共有ももちろん出来なくなりました。もはやMacやPCとつないでバックアップ・同期をするといった使い方はAppleは想定しておらず、iCloudを利用しろということなのでしょうか。それとも新しいコンピューターに買い換えろと?

まあ、少々の不便さありますが、それを補って余りある快適さを得ることができたので、新しいiPad Proには総じて満足しています。ちなみに旧型iPad Proは妻のところに行き、電子楽譜として使われています。