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チェコ旅行 (2)

プラハで行っておきたい名所はいくつもありますが、中でもプラハ城は外せないと思います。ちなみに、今回の旅のテーマは「城」でした。

以前来た時よりも観光客が増えており、チケットを買って入場するのに結構並びました。EU加盟と中国人旅行者の増加によるものだと思われます。

順路に従って聖ヴィート大聖堂から見学します。数年前に訪れたミラノのドゥオーモと同様に、聖堂内で写真撮影をするには別途お金を支払ってリボンをもらう必要があります。

聖ヴィート大聖堂
聖ヴィート大聖堂

聖堂の中では美しいステンドグラスに目を惹かれます。感じた美しさをそのまま写真に残すのはとても難しく、ホワイトバランスやフィルムシミュレーションを調節して試してみましたが、思うようにはなりませんね。まだまだ修行が必要です。

聖ヴィート大聖堂
聖ヴィート大聖堂

聖ヴィート大聖堂

宮殿の内部は撮影禁止ですので、写真はありません。城内その他の場所も補修工事がされていたりであまり良い写真は撮れず。城は高台にありますので、最後は帰りに街を見下ろしての1枚。

プラハの街を望む
プラハの街を望む

建物自体は昔のままですが、観光客の多さや店の様子は前回来た時とは全く変わっており、時間の流れを感じました。

チェコ旅行 (1)

今年の夏はヨーロッパに旅行に行ってきました。行き先はチェコです。まだ子供が生まれる前に妻と行ってとても良かったので再訪することにしました。今回はプラハを拠点に国内の街を数カ所と、お隣ドイツのドレスデンにも足を伸ばしました。

国内を縦断して流れるヴルタヴァ川、モルダウの名前でも有名ですね。

モルダウの流れ
モルダウの流れ

川を越える橋の一つであるカレル橋にはいたるところに彫像があり、ゆっくりと見て渡るだけで楽しい場所です。観光客もたくさんいます。

カレル橋より
カレル橋より

別の場所からの川の眺め。X100FのフィルムシミュレーションVelviaで鮮やかな青い空と共に。

川辺
川辺

X100Fはこの旅行のために購入し、当初はズームできるRX100M4と2台体制で行くつもりでしたが、結局荷物を減らすためにX100Fだけにしました。

X
X

もう少し広角や望遠があった方がいいなと感じる場面もあったのは確かですが、23mm (フルサイズ換算35mm)の画角だけでも結構なんとかなるものです。

X100Fと歩く銀座・六本木

夏に弾丸一時帰国で帰省した際、1日だけ東京に立ち寄ることができたので家族と銀座・六本木をブラブラしてきました。

銀座四丁目交差点
銀座四丁目交差点

いつもなら必ず立ち寄るアップルストアと山野楽器ですが、今回は素通りでした。

GINZA PLACE
GINZA PLACE

建て替えのため移転したソニーストアが入るGINZA PLACE。こちらも今回は中へは入らず。

水玉くらげ
水玉くらげ

その代わり、妻が行きたがっていたGINZA SIXに足を伸ばしてみました。吹き抜けには草間彌生の水玉の提灯?が。クラシッククロームで撮ってみました。

場所は変わって六本木。お気に入りの東京ミッドタウンです。

水の音を聞きながら
水の音を聞きながら

フジフイルムスクエアなどを見てから中庭に抜ける頃には少し日も落ちてきて、散歩するのにちょうどいい感じになりました。

てっぺんだけ見えた
てっぺんだけ見えた

X100Fのデジタルテレコンで、35mm換算70mm相当で東京タワー(の先端)を撮影するとこんな感じ。このケースではもちろんまだ焦点距離は足りませんが、写り自体は悪くないんじゃないでしょうか。

リモートライティング

現在のメインカメラα7IIにはストロボが内蔵されていないので、外付けのHVL-F32Mを使っています。コンパクトですし、私の使い方では光量も十分です。

特に夜の室内で小物を撮っている時など、影を消すために正面からでもバウンスでもなく全く別の方向から光を当てたい時があります。そんな時のために、FA-WRC1MとFA-WRR1も揃えました。スレーブ発光のために2台目を買うよりも、ワイヤレスで発光する方がよりフレキシブルに使えるので。HVL-F45RMならストロボ自体がワイヤレス通信に対応しているのでコマンダーだけあればリモートライティングが可能なんですけど。

例えば、以前に載せたX100Fのシャッターボタンの写真ですが、HVL-F32Mをホットシューに取り付けて発光させると次のような写真になります。

日の丸
日の丸

これはあえて影を出すことを意図して撮ったものですが、ワイヤレス発光を使って影を出さないように撮影したものが、以前に載せた写真になります。

赤いシャッターボタン
赤いシャッターボタン

とはいえ、こうやって一式揃えてみたものの、活躍の頻度はそんなに高くありません。室内で動かないものを撮影するなら、もっと簡単な方法があるからです。必要なものはカメラと三脚、そしてiPhoneまたはLEDライトだけです。

やり方は、カメラを三脚にセットして構図を整えます。低感度で遅いシャッタースピード、さらに露出を暗めに補正しておきます。そしてタイマーで撮影します。シャッターが開いている間にiPhoneなどのLEDライトを対象物の周りを動かしながら照らします。こうやって撮影したのが、これも以前に載せたX100Fの写真です。(2017-11-12 21:56追記:初回投稿時に載せていた写真はこの方法で撮ったものではなかったので差し替えました。)

X100Fがやってきた
X100Fがやってきた

何回か試行錯誤してちょうどいいライトの当て方・シャッタースピード・露出補正を見つける必要がありますが、ワイヤレスストロボを使ったとしても1回でベストな光の当て方になることは稀で何回か試行錯誤しますしね。ちょっとした撮影ならこの方法で十分なことも多いです。

そもそも私がリモートライティングに興味を持ったのは、EOS 7Dを使っている時でした。7Dの内蔵ストロボをマスター、スピードライト320EXをスレーブにして使っていたのですが、今でもこのシステムが一番使いやすかったと思います。電波式ではないですが、320EXにはリモートレリーズボタンが付いていたので、カメラを三脚に固定、ストロボを手に持って移動し、カメラから離れた手元でシャッターを切ることができました。ソニーやオリンパスに比べてキヤノンのストロボシステムの方が発光量の調整もやりやすく、やはりトータルのシステムの完成度ではキヤノンに一日の長がある気がします。

ACROSいいですね

X100FのフィルムシミュレーションでACROSを使ってみました。モノクロ写真って滅多に撮らないし現像でモノクロに仕上げることも少ないのですが、ACROSは通常のモノクロと雰囲気がちょっと違っていて、なんとなく試してみたくなります。どこがどう違うのか具体的に説明できないのですが。

最西端の駅
最西端の駅

写真の駅はシンガポールに6月に新しくできた駅です。こういった人工物の写真とモノクロはマッチしますね。

この写真はX100Fを買ってすぐぐらいに撮ったもので、その後の夏の家族旅行はX100Fだけで行ってきました。家族の記念写真的なものが多く、撮った枚数の割にブログとかにあげれるような写真は少ないかもしれませんが、ぼちぼち整理してあげていきたいと思います。

X100Fのおかげで富士フイルムのカメラの絵作りにすっかり惚れてしまいました(6年ぶり2回目)。以前は使い勝手の悪さもありすぐにオリンパス機に目移りしてしまいましたが、今はカメラの使い勝手も性能もかなり良くなっています。これはまたカメラが増えそうな予感です。というか、移行も視野に入ってきちゃいました。ソニーの場合は写真というよりもカメラに惚れた感じ(写りももちろん悪くはないですよ)、フジの場合はまず写真に惚れて他のカメラも気になってきた感じです。

X100Fのレンズフード (2)

X100Fにペンタックスのフジツボフードをつけるとデザイン的にはいい感じになりました(X100Fのレンズフード (1))。そのままレザーケースのカバーも閉まりますし、これでいいかなと思ったのですが、気になることが。

まずはマルミのUVフィルターがちょっと不安です。一応レンズには干渉しないようですが、枠も厚いし本当に大丈夫なのか。そして画質面。なにしろ安いフィルターです。これまでレンズにつかってきたどのフィルターよりも下のグレードで、コーティングとかの処理も特に無いようです。おそらく気にならない程度だとは思うのですが。。。

フィルターの装着を諦めると、今度はレンズの保護が気になります。撮影時はともかく、ケース収納時はできればレンズキャップ、最低でも保護フィルターをつけておきたいのです。鞄の中でどんな衝撃をうけたり埃が入ったりするか分かりませんので。フードの上からでは本体付属のレンズキャップは装着できませんので、このペンタックスのフード用のレンズキャップを用意しましたが、これをつけた状態でレザーケースのカバーを閉じると少し浮いてしまうんですよね。そしてこのキャップはねじ込み式なので、付け外しがとても面倒です。そういえば、初代X100の時に買ったユーエヌのフジツボフードも、ねじ込み式のキャップが面倒で結局使わなくなったのでした。

そんなわけで、やっぱり純正フードを使うことにしました。使うたびに装着する必要はありますが、バヨネット式なので、ねじ込みキャップの付け外しよりは面倒じゃありません。アダプターリングを装着したままでもレザーケースが閉めれるようになりましたしね。さらに試してみると、アダプターリング・保護フィルター・付属レンズキャップを全て装着した状態でも、レザーケースのカバーが閉まることが分かりました。もしかしたらちょっと浮いているのかもしれませんが、フジツボフードとキャップの状態よりは明らかにマシでした。

純正フード装着
純正フード装着

なので、これまた純正の保護フィルターPRF-49Sを購入。普段はアダプターリング+保護フィルター+レンズカバーでレザーケースに入れておき、撮影時はレンズカバーを外してフードを装着。これでいくことにします。

X100Fのレンズフード (1)

レンズの保護、ホールドの安定性、そしてゴースト・フレアの防止という本来の目的のため、X100Fにもちゃんとレンズフードをつけることにします。フードをつけた状態では付属のレンズキャップは使えませんしレザーケースのカバーも閉まりませんので、そこをどうするかが考えどころです。

第一案はフジツボフード。レザーケースのレンズ部分がX100Fでは若干大きくなったおかげで、フジツボフードを装着した状態でもカバーを閉じることができるらしいという情報がありましたので、試してみることにしました。

純正であれフジツボであれ、フードを装着するためには、レンズ先端のフロントリングを外して代わりにアダプターリングを装着する必要があります。サードパーティー製もいくつかありますが、精度とデザインの統一性を考えて純正で。アダプターリング単体AR-X100でも販売されていますが、純正フードLH-X100にはアダプターリングが付属しています。後々やっぱり純正フードを使うかもしれないことも考えて、ここはLH-X100を買っておくことにします。

本題のフジツボフードは、定番のペンタックスのフードMH-RE49。X100Fとのデザインの親和性もこれが一番良いです。初代X100ではユーエヌのフードを買っていましたが、どうやらすでに廃盤になっている模様。

アダプターリングにペンタックスのフードをつけた状態でレザーケースに入れてみると、確かにカバーを閉じることができてそうです。リングとフードの間にフィルターをはさむと閉じれなくなります。このフードは先端内側にも30.5mmのネジきりがされていてフィルターを装着することができるので、マルミのUVフィルターをつけてみました。内側からフィルターをつければ厚さはそのまま。ちなみに、ハクバの同等品だと枠が少し厚くて、近接フォーカス時に繰り出したレンズに干渉してしまうようなので要注意です。

結果、このような感じになりました。フジのカメラにペンタックスのロゴなのがちょっとあれですけど、全体的にはいい雰囲気です。

フジツボフード装着
フジツボフード装着

しかし、これで決まり、とはいきませんでした。続きます。

X100Fぷち・ドレスアップ

初代X100と同様に、X100Fも少しドレスアップしてみます。(参照:X100ぷち・ドレスアップ その1その2

まずケースは本体と同時購入(というかサービスしてくれた)純正のLC-X100Fブラウン。ストラップもケースに付属のものを使っており、ちょっと硬めですが使っているうちに馴染んでくると思います。デザインも質感もいい感じです。

X100で使っていたものと比べて、ケースをつけたままバッテリーとSDカードにアクセスできるのと、レンズ部分のカバーも少し大きくなっているのが良いです。アダプターリングとレンズキャップを装着した状態でもカバーが閉まります。

逆に気になるのは、シャッターボタンやFnボタンを押す時にケースに指が触れてしまうこと。X100では全くそういうことはなかったと思います。ストラップ取り付け部分に引っ掛ける部分の形状・大きさが変わったのか、本体のストラップ取り付け部の位置が変わったのか。両機の写真を見比べてもらうと分かると思います(X100X100F)。操作を妨げるほどではないのですけどね。

他社のケースと開く方向が逆なので、液晶画面を見るためだけにレンズ部分から全開する必要があること、三脚が使えなくなってしまうことは相変わらずです。

アクセサリーシューと三角環にはX100の時と同じニコンのカバーを付けました。X100では三角環ごとニコンのものに交換しましたが、X100F付属の三角環でもニコンのカバーが使えました。ケースを頻繁に付け外しする必要はなくなったとはいえ、このタイプのカバーのほうがすっきりします。

そしてシャッターボタンです。やはり取り付けたほうがシャッターを押しやすいですしね。今回は赤のボタンを付けてみました。ワンポイントでいいアクセントになります。

赤いシャッターボタン
赤いシャッターボタン

X100で使っていたものと比べると凹凸が逆ですし、ちょっと背も高い感じなので、ケースを閉める時に気をつけないと。ネジが緩んで外れやすいというクチコミもあるので、予備にもう一個買っておきました。

X100Fを購入しました

店頭で触ってみて気に入りましたので、買いました。想定通りですね。以前所有していた初代X100もとても良いカメラで好きでしたので、それがさらに進化しているとなれば買わざるを得ません。

ちょうど先週末限定のプロモーションをやっていたのも背中を押してくれました。通常価格から$50引き、予備バッテリー(旧型でしたけど)・16GBのSDカード(いらないけど)・$10のフォトプリントクーポン(いらないけど)・防湿ケース(いらないけど)がついてきて、さらに純正レザーケース(これは嬉しい)もつけてくれました。バッテリーとレザーケースはもともと一緒に買うつもりでしたのでラッキーでした。X100Fは海外で買ってもちゃんと日本語に設定でき、説明書の言語と電源プラグの形状以外は世界共通です(日本製)。ちなみにソニーやパナソニックはこちらで買うと日本語にできないしビデオも60pが選べなかったりしますので要注意。

開封の儀はシンガポールの風習に従って店頭にて行われました。今回は店員に開封や設定をされてしまうのではなく、自分で中の袋を開けて(ちゃんと未開封でした)、バッテリーとメモリーカードを入れて、言語と時刻の設定をすることができたので良しとします。付けてくれたSDカードは容量も速度も足りないので、いつも使っている64GB・95MB/sのSDXCカードを別の店で買って帰りました。

X100は結構豪華でしっかりした化粧箱に入っていましたが、X100Fは紙製の箱に普通に入っているだけでちょっと残念。でもまあ現実的には箱より中身にお金を使ってくれた方がいいです。少し前にファームウェアのアップデートがあったのを知っているので、まずそれを適用してから初期設定です。

X100Fがやってきた
X100Fがやってきた

初代X100と違いケースを付けたままでもバッテリーやSDカードを取り出せるのはいいですね。USB充電時以外はケース付けっぱなしになりそうです。その他のアクセサリーもこれから揃えていかなくては。今回は液晶保護フィルムは貼りたいと思っていますので、次の日本出張の際にフィルムを買って貼ってもらいましょうかね。三角環とカバー、アクセサリーシューカバーをどうするかも考え中です(X100ではニコンのものに付け替えていました)。ソフトレリーズボタンも付けたいです。フードと保護フィルターもあったほうがいいのですが、これらを付けてしまうとレンズカバーとケースが使えないんですよね。

しばらくカメラ関係の物欲も撮影のモチベーションも下がっていましたが(そういえば今年に入ってからブログに1枚もあげてないです)、久しぶりに写真への意欲が湧いてきました。。まだ室内での試し撮りしかしていませんので、早くX100Fを持ち出して撮影したいです。

X100Fを触ってきた

先週末にX100Fの実機に触ってきました。こちらの家電量販店にはFujifilmのカメラを置いているところは少なく、カメラ専門店でも実機を展示しているところは少ないです(頼めば売り物のを開けて触らせてくれますけど)。国内に1つだけあるFujifilm Studio(直営ではなくカメラ店への委託です)なら確実ですのでそちらへ行ってきました。

触ってみて、ああやっぱりこれだ、と確信しました。予想通り、初代X100の不満点はかなり解消されている印象ですし、新機能も加わっています。ISO感度もダイヤルで操作できますし、MENU/OKボタンも押しやすくなっていました。フォーカスレバーも導入され、ボタンのカスタマイズもある程度できます。近接撮影もマクロモードへの切り替えなしにシームレスにできるのは助かります。デジタルテレコンバーターを使えば35mm相当だけでなく、50mm相当、70mm相当でも撮影できます。

一方気になった点もいくつかありました。AFは進化しているもののa7IIに比べるとちょっと迷いやすいかなと感じました。それでも初代X100ほど外すことはないだろうと思いますが。X100はどうだったか忘れましたが、シャッターボタンの半押しまでのストロークが長めで、ちょっと慣れが必要かも。あと、Qボタンは間違って押してしまうことが多そうです。

デジタルテレコンがRAWと両立しないのはSonyと同じですが、将来的にファームアップで改良されると嬉しいですね(Olympusのようにトリミング前のRAWを残してくれたらそれでいいです)。チルト液晶と手振れ補正もあれば完璧ですけど、それがないのも含めてのX100シリーズなのかなとも思うので、そこは許容します。

総じて、ほぼ期待していた通りの良い感触を得ました。

というわけで。続きます。