ごらんのとおり花の写真を撮ることが多いので、マクロレンズを買いました。
購入に当たっては、キャノンのEF-S 60mm F2.8 マクロ USMと、タムロンのSP AF 90mm F2.8 Diとを比較しました。
- 値段
- ほとんど同じくらい(60mmのほうが若干高い)でしたが、タムロンのほうは現在マクロセールでミニ三脚が付いてきます。キャノンの100mmという選択肢もありでしたが、値段的にこの2本のどちらかでしょう。
- 重さ
- 60mmの方が小さく軽いです。でも90mmもキャノンの100mmに比べると全然軽いです。
- 大きさ
- 60mmのほうは小さい上にインナーフォーカスで全長が変わらないというメリットがあります。90mmはレンズが前に繰り出すため、実質のワーキングディスタンスはどちらも同じくらい。
- オートフォーカス
- AFのスピードは60mmの方が断然早く、静かです。
- マニュアルフォーカス
- マクロ撮影ではMFを使うことが多くなるようですが、60mmはフルタイムMFで、AFからシームレスにピントの微調整ができます。90mmはピントリングの前後でAF/MFの切り替えができます。
- 画角
- 花撮りには35mm換算で100mm前後の焦点距離が良いらしいですが、使用するボディがAPS-Cですので、60mmの方は実質96mmとなり、ちょうど良い感じになります。90mmは実質144mmになりますが、実際に撮ってみるとこちらの方が私には思った通りの絵に近い感触です。
- 画質
- どちらの描画も評価は高いようです。60mmの方はシャープなボケ方で、90mmの方はとろけるボケ方。特に90mmのボケ味は美しいです。
で、結局どちらを買ったかというとですね・・・。
まず60mmの方を買いました。フォーカスの性能と使いやすさが判断基準でした。
これはこれで面白い絵が撮れて気に入ったのですが、もう少しワーキングディスタンスが欲しいのと、どうしてもあのボケ味の魅力を自分でも楽しみたいということで、後日90mmの方も買ってしまいました。
花を撮る時やとろける背景を撮りたい時は90mm。気軽に持ち歩きたい時、小物や料理を撮りたい時、背景をシャープにぼかしたい時は60mm。そんな使い分けになると思います。同じマクロレンズでワーキングディスタンスも近いですが、これらは全く別のレンズでそれぞれに楽しめ、活躍の場があると感じています。