さよなら&ありがとう、E-M5 & LX5

今夏の帰国でα7IIとFEレンズを買ってきたわけですが、それと同時に、日本からシンガポールに持ってきていたOM-D EM-5とマイクロフォーサーズレンズ群、それとコンデジのLX5を売却しました。

シンガポールで売却するという手もありましたが、こちらでは店での買い取りはかなり安くなってしまうと聞きましたし、個人どうしでの取引は支払いのトラブルがあるのでできるだけ避けたい。ので、信頼できる日本の店で売ろうと思い、スーツケースに詰め込んで帰国しました。帰りの際にはそれらが入っていたスペースにはα7IIとFEレンズの空き箱がちょうど収まりました。

こちらに来てからは活躍の機会が少なかったですが、日本を離れるまで本当にお世話になったカメラ&レンズでした。特に金沢や鈴鹿に旅行した時の思い出をいっぱい写真に収めてくれました。

朝の兼六園
朝の兼六園
モートピア - ピピラのピンキーバイクに乗車中
モートピア - ピピラのピンキーバイクに乗車中

これでマウントもEマウントに一本化されました。キヤノンEF(-S)、m4/3、ソニー(F)Eと数年ごとにメインのマウントが変わってきましたが、そろそろ落ち着いて(機材よりも)撮影に時間を割けるようにしたいものです。

W杯予選 in シンガポール

11/12の木曜日、サッカー日本代表のW杯予選の対シンガポール戦が当地で行われました。日本代表の試合が、それも練習試合ではなく真剣勝負がシンガポールで見られる機会は滅多にありませんから、発売と同時にチケットをゲットしました。日本にいた時でさえ代表の試合を生で見る機会はありませんでしたから(関西だと試合が行われる頻度も少なくチケットを手に入れるのも難しいですからね)、とても楽しみにしておりました。

席はアウェイ(日本)側。当然周りは日本人だらけ。この国に来てから、これだけ多くの日本人をまとめて見ることは初めてです。私たちのような在住の人ももちろん多く来ていましたが、日本からのツアーで来た人もかなり多かったようです。

実はホームのシンガポール側の席の方が値段が安く設定されており、そちらに席を取った日本人の知り合いの方も多かったです。実際ホーム側にも青いユニフォームの人がたくさん。さすがに日本のホームのような雰囲気、というわけにはいきませんが、完全アウェイというわけでもないかなという感じです。

さて、試合の方は3-0で日本の勝利でしたが、もっと点が取れていてもおかしくなかったです。もちろんキーパーの好セーブもありましたが、そもそももっと早い段階でもっとシュートを打っても良かったんじゃないでしょうかね。昔から日本の選手はミドルシュートの精度が低すぎます。ゴール前で落ち着いて確実に決めるのが大事なのはもちろんですが、そのゴール前でDFやキーパーのプレッシャーをあまり受けないで済むようにお膳立てするのも大事だと思うんです。そのために、ミドルシュートもあるんだ、打てば決まるんだというのを見せておかないとダメだと思うんですよね。

この試合では柏木の良いパスさばきが目立っていましたね。あまりプレッシャーを受けていなかったからというのもあるでしょうけれど、この調子でもっと精度を上げていって強豪相手であっても同じようなプレーができるようになってほしいと思います。吉田は相変わらずミスが多く、ひやっとする場面が何回かありました。宇佐美のゴールを横取りするよりも、本職のディフェンスをもっとしっかりやってほしいです。

そして最悪だったのが酒井宏樹。相変わらずクロスの精度が悪すぎます。なんで歴代の代表監督は彼を招集して使い続けるんでしょう。タチが悪いことに、ポジショニングはいいんですよね。だからと言ってパスを出すと、とんでもないボールを上げやがるんです。途中からは彼にパスを出せば大きなチャンスになる場面でも誰もパスを出さなくなったように見えました。

あと、もっと背の高い選手が出てきてほしいと思いました。確かに吉田も森重もジャンプ力があって競り合いでは勝っていましたが、ジャンプしない状態では決して高くないシンガポールとそんなに差はなかったです。いるだけで相手にプレッシャーをあたえられる大きな選手が欲しいですね。

シンガポールのナショナルスタジアムでサッカーを観戦するのはこれが2度目でした。いいスタジアムなんですが、客席の傾斜がちょっとゆるすぎですかね。イタリアで行ったサンシーロとかは結構傾斜がきつくて、席にたどり着くのはちょっとしんどいですが、試合は見やすかったです。あと、新設のスタジアムのくせに席の間隔は狭く、ドリンクホルダーもありません。日本の野球場のように落ち着いてのんびり観戦するようにはできてないのかな。

iPhone 6s Plus

発売から約1ヶ月経って、先日iPhone 6s Plusをゲットしました。

iPhone 6s Plus
iPhone 6s Plus

シンガポールに来て最初に買ったのはiPhone 5。キャリアの2年契約付き。1年ちょっと経った頃、諸事情によりiPhone 5sとiPhone 6を相次いで単体で購入。iPhone 5sは半年弱だけの使用で妻に譲りました。SIMフリーなので本体代金をフルで払いさえすれば機種変更は自由にできます。それから1年、最初の2年契約が終了したので、新たに2年の再契約をしてiPhone 6s Plusに。Plusの64GBモデルは一番の売れ筋のようでどこへ行っても在庫無し(iPhone 6や16GBモデルならちらほらと在庫があったのですが)。先月末、用事で立ち寄った自宅からは遠いモールのショップで偶然在庫を見つけたので、大急ぎで購入しました。

大きい画面のほうが見やすいだろうしゲームも楽しいということで、今回はPlusにしました。シンガポールではiPhone 6/6sよりもPlusを持っている人の割合が多いように思います。Androidも5インチ以上のサイズの機種を使っている人が多いです。電車でもバスでもみんなスマホでゲームや動画を見ていますから、大画面の方がいいんでしょうね。

iPhone 5sからiPhone 6に替えた時よりも違和感は少なく、大きすぎるようには感じません。5/5sから6の時は、今まで届いていたところに届きそうで届かない感じなので、片手で操作しようとして苦労するんですよね。6s Plusぐらいに大きくなると明らかに届かないので、片手でやろうとせずに最初から両手で操作しちゃうんで問題なくなっちゃうのではないかと。おそらくですが。ポケットに入れる時に入りにくくて、その時には結構大きいなと実感しますけどね。

ケースは手帳型のものを使っていますが保護フィルムは貼らない主義なので貼っていません。が、使い始めてたった2日で画面に傷(というかガラスがちょっと割れている)がついてしまいました。大きく目立つものではなく実用上は問題ないのですが、ショックです・・・。

揃い踏み

スカイツリー・東京タワーともに展望台からの眺めはあまり楽しめず、たいした写真も撮れませんでした。代わりに展望台内で撮影した写真です。

揃い踏み@スカイツリー
揃い踏み@スカイツリー
揃い踏み@東京タワー
揃い踏み@東京タワー

どちらにもガラス張りで下が見える床がありましたので、家族で同じポーズの写真を撮ってみました。スカイツリーの展望台の方が高いのも分かりますね。

怖くはないよ
怖くはないよ

子供に下を覗かせてみたんですが、期待していたより怖がらなくて面白くなかったです。

東京スカイツリー&タワー

夏に日本で撮影した写真を載せていきたいと思います。

今回の一時帰国は東京経由でした。日本に到着してすぐにカメラ(α7II)とレンズ(SEL24240・SEL28F20)を買いに行って、翌日から使用開始です。必要最低限の設定以外はデフォルトで。ちなみにマクロレンズSEL90M28Gは大阪へ移動後に買いました。

そびえ立つ
そびえ立つ

まず向かったのは東京スカイツリー。私と妻は3年前に登ったのですが、子供は初めて。正確にはまだ小さい頃に建設中のスカイツリーは一緒に見に来ましたが、登るのは初めて。あいにく天気が悪く(梅雨でしたからね)上空からの展望はあまり楽しめませんでした。3年前は富士山まで見えたんですけどねぇ。

翌日は東京タワーの方へ。私は2度目。妻と子供は初めてです。スカイツリーと比べるとさすがに昭和な感じ。この日も残念ながら雨でした。

なでしこタワー
なでしこタワー

夜は六本木で食事をしたので、そこから夜の東京タワーを撮影。ちょうど女子サッカーのW杯開催中ということで、東京タワーがなでしこ色にライトアップされていました。JPEG撮って出しなんですが、さすがフルサイズ、APS-Cやm4/3に比べるとノイズの量が少ないですね。

LightroomもCCにアップグレード

写真の管理・現像にはずっとLightroomを使っています。Lightroom 6/CCが出てからもLightroom 5を使い続けていましたが、この夏に購入したレンズは6以降のバージョンじゃないと補正が効かないので、仕方なくアップグレードすることにしました。α7IIのRAWファイル自体は5.7.1で現像できるんですけど、SEL24240やSEL28F20のようなレンズは補正が効かないと手動で歪曲をちゃんといじるのは面倒ですからね。

なぜ6/CCへのアップグレードを渋っていたかというと、スタンドアローンの6にするかサブスクリプションのCCにするか迷っていたからです。これまでは2年おきにメジャーアップグレードがあったので、その都度アップグレードバージョンを購入していました。Adobe製品はほとんどの新製品がしばらく前からサブスクリプション版になりました。Lightroomもついにスタンドアローン版に加えてサブスクリプション版が用意されました。Photoshopはサブスクリプション版しかありません。フォトグラファープランをサブスクライブすれば、PhotoshopとLightroomの両方が使え、2年間での支払額を比較すれば、Photoshopのアップグレード版を買うのとほぼ同じ値段です。両方のアプリを使い続けるなら、Lightroomの分だけサブスクリプションの方がお得になるという計算です。私はPhotoshop CS6を持っていますが、普段使うのはLightroomオンリーで、滅多にPhotoshopを使うことはありません。それならスタンドアローンのLightroom 6にアップグレードして、PhotoshopはCS6を使い続けてもいいのかなと思っていました。

しかし、サブスクリプション版のCCはより頻繁にアップデートされて新機能が追加されます。最近のアップデートではDehaze(かすみ除去)の機能が追加されました。これはちょっと魅力的でした。スタンドアローン版だとこの新機能は使えません。Photoshop CS6のCamera Rawもアップデートされなくなりますし、ここらが潮時かなと思い、CCのフォトグラファープランを契約することにしました。

と言いつつ、新しく追加された機能はまだ使ったことがないですし、動作も前のバージョンに比べて特に速くなった感じもないので、毎月請求が来るようになった以外特に変化はありません。今度ヘイズの中で撮った写真でかすみ除去機能を試してみましょうかね。

必携の標準単焦点レンズ

購入したレンズ紹介シリーズもこれでひと段落です。

結局日本ではα7IIのボディと、高倍率ズームSEL24240・広角単焦点レンズSEL28F20・マクロレンズSEL90M28Gと3本のレンズを買って帰りました。シンガポールに戻ってからあれこれと撮影をしましたが、やっぱり標準域の単焦点レンズが欲しくなりました。

SEL24240は所詮高倍率ズーム、描写はそれなりですし暗いので室内や夜にはちょっと使いにくい。重いですし。SEL28F20は軽くて明るくて描写もそれなりで悪くはないんですが、やはり画角がちょっと広すぎかなと。SEL90M28Gは描写は申し分ないですが、マクロ以外に使うとなると中望遠になりますので、普段使いにするには長すぎます。

先日も書きましたが本当は35mmのレンズが欲しかったのですが、FEレンズにラインアップされているのはF2.8と暗めのレンズとF1.4だけど非常に高価で大きいレンズのみです。そこで基本に戻って50mm前後のレンズ。ということで、55mm F1.8 (SEL55F18Z)を買うことにしました。

ちょっと画角は狭目ですしあまり寄ることもできませんが、28mmよりは使いやすい焦点距離です。そして写りも非常に良い。シャープにくっきり、解像感がとても良いです。JPEGとRAWを比べるとやはり歪曲補正は入っていますが、28mmのように大きく補正されているわけではなく、補正後の写真もクオリティーは維持されているように感じます。

手持ちのEマウント単焦点レンズでは一番のお気に入りが90mm F2.8マクロ、次いでAPS-Cの24mm F1.8、その次がこの55mm F1.8という順ですかね。90mmと24mmはJPEGでも歪曲補正が入ってなく、光学系がよりしっかりと設計されているのかなと思います。55mmと24mmは大きさも質感も非常に似ていますが、描写の傾向はちょっと違うかな。55mmの方がより硬めな印象です。悪い意味ではなく。

α6000でこのレンズを使うと手振れ補正がありませんし焦点距離がちょっと長めになります。ですのでα7IIにつけて歩くのがやはりベストです。SEL24240がかなり重いこともあって、最近はこのレンズがα7IIにつけて持ち出すファーストチョイスとなっています。

90mmマクロと並んで、フルサイズEマウントユーザーの必携レンズだと思います。

買わずにはいられないマクロレンズ

今夏の一時帰国でα7II用に買うレンズは高倍率ズーム(SEL24240)と単焦点レンズ(SEL28F20)だけ。以上。・・・のつもりだったんですが。

ここ数年はあまりマクロの写真は撮っていませんでしたが、もともとマクロ撮影は好きです。Canonの7Dを使っていた時は100mmマクロでいろいろ撮影していました。EマウントではこれまでAPS-C用の30mm F3.5しかなく、個人的に焦点距離の短さと開放絞り値の暗さから手を出さずにいました。そこに、帰国直前ついに発売になった待望のフルサイズ対応マクロレンズ、90mm F2.8 (SEL90M28G)。発売直後とはいえ評価も高く、当然欲しいです。でも今回の帰国ではすでに2本レンズを買っているので、見るだけにしておいてシンガポールに戻ってからいずれ、近いうちに買おうと考えていました。

しかし、店頭で触ってみると、その質感と、ファインダーや液晶モニターでも分かる写りの良さに一目惚れ。とても我慢することなどできません。日本で買って帰ることにしました。おかげで機内持ち込み用に持ってきたものよりも1サイズ大きなカメラバッグも一緒に買うことになりました。

日本滞在中は試し撮り程度であまり使う機会がありませんでしたが、シンガポールに帰国してから花とか建物を撮ってみました。もう素晴らしいです、このレンズ。Eマウントユーザーなら何としてでも手に入れるべきです。まず解像感・切れ味が素晴らしい。それでいてボケも硬すぎず、ちょうどいい感じに写ってくれます。

機能面で目を引くのは、フォーカスリングを前後に動かすことでAF・MFを切り替えられること。この機構はTamronの旧型90mmマクロでも採用されていましたが、レンズが大きい分タムロンのものより使いやすい気がします。唯一の難点は、AFからMFに切り替えた際にAFで合わせたピント位置ではなく、フォーカスリングが示しているピント距離に移動してしまうこと。CanonやTamronのマクロレンズではピント位置が維持されていたような気がするのですが。ちょっと残念。基本的にはAFかMFかは決めてから撮影することが多いですし、そうやって使うように気をつけます。

その他の機能面では、フォーカスリミッターも中望遠レンズとして使うときに便利です。フォーカスホールドボタンもとても気に入って使っています。あと大事なのが手振れ補正。α7IIとの組み合わせだと5軸手振れ補正になり、しっかり効いてくれます。効き具合はCanonの100mmマクロのハイブリッドISと同程度でしょうか。

値段は安くありませんが、決して買って損はしないレンズです。繰り返しになりますが、Eマウントユーザーなら是非試してみてください。

お手頃な広角単焦点

α7IIと同時に購入したレンズはFE 24-240mm F3.5-6.3 (SEL24240)の他にもう1本あります。それがFE 28mm F2 (SEL28F20)です。

せっかくのフルサイズですので、高倍率ズームだけで使うのはもったいないです。その画質を生かすのはやはり単焦点レンズ。ほとんどがツァイスレンズかGレンズというFEレンズのラインアップの中で、無印の単焦点レンズはこのSEL28F20だけです。

画角的には本当は35mmぐらいが私には丁度いいのです。α6000につけて使っているSEL24F18Zがフルサイズ換算だと36mmで、この画角が最近はお気に入りでした。過去に使っていたFujifilmのX100も同じ画角でした。35mmのFEレンズは実は2本あります。1つはF2.8 (SEL35F18Z)、もう一つは一時帰国直前に発売されたF1.4 (SEL35F14Z)です。F2.8のは小さく軽いのはいいのですが、ちょっと暗いんですよね。一方のF1.4は大きくて値段がとても高い。Canonの35mm F2ぐらいの感じの大きさ・値段のものが理想なんですがね。

無いものを望んでも仕方ないので、FEレンズの中でその代わりになるものとしてSEL28F20を選びました。理想よりはちょっと広いですが、許容範囲かなと。逆に35mmで撮っていてもう少し広くてもいいかなという場面もたまにありますからね。どうしても広すぎる場合はトリミングで対処するということで。値段も安いですしね(と思ってしまうのはもう感覚が麻痺していますが)。

で、使ってみた感想ですが、まず小さくて軽いのは助かります。丁度APS-Cの50mm F1.8と同じくらいです。単焦点ですからSEL24240よりは良く写ります。悪くないです。でもSEL24240の広角域同様に、周辺部の歪みと補正が大きいです。SEL24240の広角端24mmに比べると幾分ましではありますが、それでも主題を周辺部に持ってくるのは避けないといけません。

あと、分かってはいたことですが、やはり28mmはちょっと中途半端な画角ですね。夜景や花火に使ってみましたが、その用途にはもう少し広い方がいいかな。このレンズはコンバーターをつけて21mmもしくは16mmの魚眼として使うのが楽しいのかなと思います。1本のレンズで3種類の画角・表現が楽しめる感じでしょうか。フィルターが付けられなくなる(もしくは外さないといけない)ので私はコンバーターは買わないと思いますが、もし買うならワイドコンバーターを付けっぱなしにして21mmレンズとして使っちゃうかも。

周辺の歪みと補正が気にならないような使い方をすれば、値段相応以上には写るレンズだと思います。ちょっと広めのスナップ写真とかにはいいんじゃないでしょうか。