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この夏α7IIと同時購入したレンズが、FE 24-240mm F3.5-6.3 (SEL24240)。10倍の高倍率ズームです。
最初に買うFEレンズとしてこのレンズを選んだ理由は以下の通りです。
そんなわけでSEL24240を購入して日本滞在中・シンガポール帰国後も使っているわけですが、やはり高倍率ズームには画質を求めてはいけないと改めて実感もしています。
中央付近は解像感も高くシャープな良い写りをしてくれます。望遠域も悪くはないです。が、広角域の周辺は良くないですね。それというのも、補正が前提のレンズのため、周辺は大きく引き伸ばされ歪んでしまうのです。広角で周辺部に人物を置いた構図にしてしまったら、顔や体の形が酷いものになってしまいました。かといってRAWで補正をかけずに現像すると歪曲がきつすぎます。
なので、このズームを使うときは、人物を撮るなら望遠域で、広角域を使う場合は周辺にあまり物体を持ってこない、ということを気をつけないといけません。
それ以外の点ですが、ズームリングが重すぎるというレビューが目に付きますが、個人的には許容範囲です。それよりもやはりレンズの重量が気になりますね。780gはさすがに重い。同じ重さの機材を持ち出すなら単焦点レンズ2〜3本の方が画質が良いですし、最近はそういう使い方のほうが増えてきています。
重くて高画質か、軽くて低画質か。重くて高倍率か軽くて低倍率か。その辺のバランスをとった結果がこのレンズなのだと思います。
でもまあ、特に旅行などには基本的にこれ1本で済むというのは最強です。標準ズームのSEL2470Zも価格の割りには・・・という評判ですから、単焦点メインでズームはこれ1本という使い方も悪くはないかなと思っています。
昨日新しいiMacのラインアップが発表・発売になりました。どのモデルを購入すべきか非常に悩んでおります。
今使っているのはMacBook Pro Retina 15inch (Mid 2012)で、3年ほど前のモデルになります。その前はiMac 27inch (Late 2009)でした。前回約3年で買い替えていますから、そろそろ買い替えてもいい時期です。今のMBPは通常使用には何も問題ないのですが、写真編集の際にLightroomの動作が少々重くなってきたのと、やはり画面が小さいのが気になっています。そこで画面の大きなiMac。前回はシンガポールへに赴任がわかっていたのでiMacからポータブルなMBPへ買い替えましたが、今度は携帯性よりも性能重視です。
以前に27inchを使っていましたしもちろん大きい方がいいのですが、日本にいた時よりもデスクが小さくなっているので27inchはちょっと大きすぎる感じなんです。会社のPCも隣に置いて使うことを考えると21.5inchがベストフィット。なのでRetinaディスプレイ搭載の21.5inchを待っていて、それがついに発売されたわけです。
が、スペックを見比べてみると、27inchと21.5inchでは大きさ以外に性能面でかなり違いがありそうなのが分かってきて、とっても悩ましいです。少なくとも今のMBPよりも動作が重いようでは困るわけで。特にグラフィック性能に関しては、最新のiMac 21.5inchが3年前のMBPに負けているというベンチマーク結果があります(4K対応の新型21.5インチiMacの性能を旧iMacや最新MacBook Proなどと徹底比較)。やはりなんとか机を整理して(&お金を工面して)27inchにすべきかも知れません。
もう少し情報を集めてみて、性能と設置場所と金額を比較検討して決めたいと思います。
この夏一時帰国するにあたり、日本でしか買えないもの・日本で買った方が安いものを買って来ようということになりました。そうなれば当然私はカメラとレンズを買いたいと思うわけで。
α6000には満足していましたが、どうせ買うならフルサイズのα7シリーズだろうと。NEX-6を購入時のダブルズームキットとして売るとSELP1650だけでなくSEL55210も手放すことになるわけで、となると変わりの望遠ズームを買わなければなりません。現状SEL55210以外ではフルサイズのSEL70200GもしくはSEL24240しかないので、フルサイズ用のレンズを買わなければならないのならボディもフルサイズにしたくなるのも当然の流れというわけです。
α7の各モデルは店頭で何回か触っていますが、手にしっくりくるのはやはり形状が一新されたα7IIです。でもα6000と併用するなら高感度に強いα7Sも魅力的です。α7(無印)はα7IIが出た今となっては価格以外のメリットはありません。α7RはAPS-Cレンズを使用しても十分な画素数が保てるという点では良いのですが、やはりAFと手振れが気になるのと、シャッター音の大きさがどうしても気になります。なので、α7IIとα7Sの二択です。が、いくら高感度のためとはいえ、α7Sの1200万画素という画素数は少なすぎると感じました。APS-Cモードだと500万画素になっちゃいます。それならα7IIの方にして差額でもう一本FEレンズを買う方がいいかなと。α7Sが異常に高感度に強いだけで、α7IIだってα6000に比べれば高感度性能もアップしますしね。夜景ばっかり撮るわけでもないし。
実は帰国前にα7RIIが発表されました。すべての面で自分が最も欲しいと思えるのはこのα7RIIです。APS-Cとして使っても1800万画素ありますし、高感度性能もα7Sほどではないにしろα7II以上です。当然α7IIと同じボディ形状に5軸手振れ補正。価格以外ほぼ完璧です。ただし残念なのは発売日が日本を離れた後であること。帰国中に買うことのできるモデルで手を打つか、待って一番良いものを買うか迷いましたが、前者を選びました。
そんなわけで購入するボディはα7IIに決定しました。
ちなみに買うのを断念したα7RIIですが、シンガポールでの価格設定はS$4099。現在のレートで換算すると34万円ほどと、日本で買うより安くなります。日本のモデルは言語設定が日本語のみ、ビデオ出力もNTSCのみですが、シンガポールのモデルは言語設定が日本語以外すべて選択可能、ビデオ出力もPALとNTSCを選ぶことができます。一見こちらのモデルの方が良いように思えます。メニューが英語でもよくて静止画オンリーならおそらくそれで正解です。でも、動画を60fpsで撮りたい場合は注意が必要です。PALだと50fpsになってしまいます。NTSCに切り替えれば60fpsが選べますが、そうするとカメラを起動するたびに「NTSCモードになっています」という警告が表示され、OKを押さないと撮影できません。これは非常に厄介です。私は動画は滅多に撮らないのですが、iPhoneやGoProで撮影した動画とカメラで撮影した動画を組み合わせて編集したいことがあり、そのためにはフレームレートも60fpsに揃える必要があります。なので、今回購入する新カメラはどうしても日本で買って帰りたかったのです。
使用した感想・レビューなどはまた改めて。FEレンズも何本か買い揃えました。値段の比較対象がα7RIIに変わったのでその分レンズにもお金を使っちゃいましたし、コンデジも追加しました。
やっぱりフルサイズはいいですね。なんというか、立体感が違います。以前は画質はセンサーサイズだけじゃない、携帯性と画質の両立という面ではm4/3が一番バランスが取れている、と考えていました。でもミラーレスのフルサイズが登場したことによって変わってきました。α7のボディはm4/3のE-M1より小さいぐらいです。レンズはAPS-Cやm4/3に比べて大きくなりますが、レンズ込みの重量でも以前使っていたAPS-Cの7Dと同じか軽いぐらいでフルサイズを持ち出すことができます。
シンガポールは現在ヘイズに悩まされています。
ヘイズとは、隣のインドネシア・スマトラ島などの山焼きによる煙が飛来することで空気が汚染されることです。焦げくさい臭い、白い煙による視界不良、そして何より健康被害が懸念されます。ヘイズのひどさはPSIという指標で表され、100以下なら問題なし、100を超えるとUnhealthy、200を超えるとVery Unhealthy、300を超えるとHazardousとなります。先週は300を超え、金曜日はすべての小中学校が休校になりました。
2年前にもヘイズがひどい時期があり、その時はPSIが400を超えましたが、2週間ほどで通常のレベルに下がりました。今回はピークのPSIは2年前より低いものの、8月末から始まって未だにおさまっておらず、2ヶ月以上にわたって苦しめられています。頻繁にPSIが200を超え、100以下に下がっても翌日にはまた200まで上がります。トータルでは2年前よりも今回の方が健康や経済への影響は遥かに大きいと思われます。
私もヘイズのおかげで体調がすぐれない日が続いています。花粉症に似た症状が出る人が多く、私の場合は喉の痛み・鼻水・目のかゆみ・頭痛といった症状に加え、呼吸が細くなってすごく息苦しさを感じています。おかげで仕事もはかどらず(!)、もちろん屋外に写真を撮りに出ることもできず。
中国のように国内に原因があるのでしたら、シンガポール政府もすぐに有効な対策をとれるのでしょうが、なにぶん原因が他国にあるため思うように対処できないのが歯がゆいところです。本格的に雨季に入る11月まで続くと言われていますが、さすがにうんざりです。早く治ってくれと祈る毎日です。
5月のことですが、シンガポールの大統領官邸、イスタナに約2年ぶりに行ってきました。(2年前の写真へのリンクはこちら => Istana, Flowers Decorating the Park)
同じことをまた書きますけれども、シンガポールには大統領と首相がいます。実際に政治を行うのは首相で、国会で選ばれて大統領に任命されます。日本と同じですね。大統領は国民の直接選挙で選ばれ、政治的な権限はなく、国の代表として国賓を迎えたり儀式に参加したりします。
大統領官邸であるイスタナは年に数回一般公開され、国民は無料で、それ以外の住民は数ドル払って入場できます。官邸内は撮影禁止です。園内ではシンガポール交響楽団による野外コンサートもありました。大統領も聴きにいらっしゃいました。
なにぶん四季のない国なので、いつ訪れようと同じ景色なのです。それでも、前回は曇り空だったのが今回は晴れていましたし、カメラ・レンズも変わりました。構図もちょっと工夫して、以前とは違う仕上がりの写真になったと思います。
水族館写真の締めは深海の生き物で。
怪しい動きのタコ。隣の人のカメラのAF補助光が写ってしまったので本当は失敗写真なのですが、怪しい雰囲気が増して逆に面白いかも、と思い採用しました。
「なんか用か?邪魔すんなら帰って」気難しいオジさんが顔を出してきたみたいです。
水族館で好きなものの一つが、クラゲです。
3年前、京都水族館のクラゲをOM-D E-M5で撮影した時には青が飽和してしまっており、Lightroomで仕上げてやる必要がありました。今回はα6000のJPEG撮って出しですが、色飽和は全く見られません。目で見たままの色が再現できており、この点でソニー機は非常に優秀だと思います。
セントーサ島にある水族館、S.E.A. Aquariumに行ってきた時の写真です。
水槽も大きく、楽しかったです。が、正直なところ、日本で行った京都水族館や美ら海水族館の方が面白かったかな。セントーサには遊べる施設がたくさんありますから、水族館だけを目的に行くというより、他のアトラクションと組み合わせていくのがよいと思います。
もう少しα6000の話を書きます。なぜこの機種を選んだのか。購入を考えていたのは昨年夏、まだα7IIの発表前です。イタリア旅行を数ヶ月後に控え、さらに動物園での撮影会に誘われていました。
久しぶりのヨーロッパはせっかくだから良い写真を残したい。そのためにはNEX-6やE-M5、STYLUS1より画質の良い機種にしたい。というわけで、比較検討したのが、α6000とα7、さらにはOM-D E-M1でした。
E-M1だと手持ちのm4/3レンズが使えるのですが、画質を考えると12-40mmのPROレンズも必須です。しかし、同じ値段を出せばフルサイズのα7も買えちゃいます。大きさもほとんど同じかα7のほうが若干小さいかな。同じ値段と大きさで、フルサイズとm4/3。・・・E-M1は脱落です。
そうなると第1候補はα7。撮影会の他の参加者の機材もニコンとキヤノンのフルサイズだし、こちらも対抗してフルサイズといきたいところ。でも気になるのはボディの形状とレンズ。やはりあのシャッターボタンの位置はどうも使いにくそう。E-M5みたいな薄いグリップならいいのですが、NEX-6と同じ大きさのグリップがありながら、なぜシャッターボタンをNEX-6と同じ位置に持ってきてくれなかったのか不思議です。
レンズは同じEマウントでも、手持ちのものだとAPS-Cサイズにクロップされ1000万画素ほどになってしまいます。α7RならAPS-Cにクロップしても十分な画素数がありますが、AFがハイブリッドではないしシャッター音が好きになれませんでした。フルサイズ対応のレンズを買おうとするとSEL2470Z(どうせ買うならキットのSEL2870ではなくこっちでしょ)とSEL70200G(動物園での撮影には望遠は必須)の両方を買わねばならず、予算的に無理でした。
というわけで、α6000が残りました。撮影会ではフルサイズではなくAF速度や連射速度で対抗することにしました(張り合う必要はないんですけどね)。実際、AFや連射に加えてNEX-6よりも操作性が良くなったのが非常に大きくて、特に動物園では設定を変えながら何枚も撮ることができて結果的には満足でした。画質面ではフルサイズに及びませんが、SEL1670ZとSEL24F18Zという2本のツァイスレンズを購入することで、かなり画質が向上しました。
もしα7IIの発表よりも後であれば、α6000は買わずにα7IIを待ったかもしれません。さらにはもしNEX-6を買ってなくてE-M5を使い続けていたなら、間違いなくE-M1に買い替えていたでしょう。人との出会い同様、カメラとの出会いも縁ですね。
蔵出し写真はまだまだありますが、ちょっと一休みして使用機材について。今年の夏にα7IIを購入して今はこれがメインカメラになっているのですが、まずはそれまでのメインであったα6000について書きたいと思うのですが、そうなるとさらにその前に使用していたNEX-6についても触れなくてはなりません。2013年以降ブログで機材のことはほんのちょっとしか書いてなかったので。
NEX-6の購入経緯はちょっとだけ書いていますが(My Photo Life in 2013)、画質に妥協することなくOM-D E-M5よりコンパクトな機材にしてもっと持ち歩くようにしたかったということです。E-M5の標準ズーム12-50mmは長さがありましたから。もしパンケーキズームの14-42mmがすでに発売されていれば、NEX-6のSELP1650よりもそちらを選んだのでしょうが、当時はまだ発売前でした。
NEX-6にはほぼ満足していたのですが、いくつかどうしても我慢できない点がありました。特に大きいのはメニューの使いにくさです。どこに何の設定項目があるのか分かりにくいだけでなく、リストの後方にある項目にたどり着くのにずっと下までスクロールする必要があります。全体的に露出アンダーの傾向があり常に1段以上補正する必要がありましたし、標準ズームのSELP1650の画質もボディの性能を活かしきってない感じで次第に物足りなくなりました。購入の大きな理由の一つであったコンパクトなレンズが不満の原因になったのはなんともアレですが。
そんなわけで昨年夏にα6000とSEL1670Zに買い換えることになりました(α6000 & SEL1670Z)。これにより、NEX-6の不満点はすべて解消されました。メニューは非常に使いやすくなりましたし、ボタンカスタマイズで頻繁に使う機能はメニューを開くことなく設定できるようになりました。露出もほぼ適正ですし、ツァイスレンズの描写は文句ありません。露出に関してはソニー機は全般に他者に比べアンダー傾向がありますが、白飛びしてしまうよりは調整しやすいのではと思います。とはいえ、NEX-6はアンダーすぎました。結局、画質を考えるとどうしてもレンズは大きくなってしまうのだと再確認。その流れが今年のα7IIにも続いているわけです。良い写真を撮るための機材と普段の持ち歩き用機材は別に考えることにしました。
NEX-6とα6000を比較してみて、操作性・撮影の快適さが非常に大切だということを実感しました。撮っていて楽しいですし、設定を少し変えて何枚か撮るということも増えました。α7IIはα6000以上にカスタマイズ可能で使いやすくなっていますので、さらに楽しく撮影できます。昔EOS 7Dで写真を楽しんでいた頃の感覚が蘇ってきました。α7IIについてはまた改めて、α6000で撮った蔵出し写真の公開が終わってから書こうと思います。またカスタマイズについてもα6000とα7IIの設定を比較しながら書きたいと思っています。