アイピースカップとボディケース

α7IIを使い始めて約半年が経ちました。総じて満足して使っています。α7RIIとスペックを比べると羨ましく思ってしまう点が多々ありますが、なにしろ値段がほぼ倍ですからね。スペック差に対して支払う金額としてはちょっと大きすぎます。

そのα7IIをより使いやすくするため、ちょっとだけ手を打ってみました。AF性能とか画素数とかはどうしようもありませんが、使い勝手に関してはアクセサリで改良できる点もありますからね。

まずはアイピースカップです。α7IIに限ったことではないですが、眼鏡を着用していると、ファインダー像がケラれてしまうカメラが数多くあります。眼鏡と目の間の距離分だけファインダーから離れて覗くことになるためです。ファインダー自体の設計(アイポイント)に加えて、アイピースカップの大きさや硬さによっても感じ方が変わってきます。

α7IIはα6000やNEX-6と比べれば十分に見やすいファインダーになっています。十分使える状態にはあるのですが、それでも覗く角度によっては時々ケラれが気になることもありました。後続のα7RII・7SIIではアイピースカップがより薄型のものに変更になりました。このFDA-EP16が単品発売されましたので、早速購入して付属のものと交換してみました。

それまでのものと厚さも形状も変わり、ファインダーの四隅がより見やすくなりました。いい感じです。

同時に購入したのが、ボディケースのLCS-EBFです。これは、以前から販売されているソフトキャリングケースLCS-ELCBのボディケース部分のみが単体発売されたものです。LCS-ELCBは購入を検討したことがあるのですが、レンズジャケットがSEL24240の大きさに対応していないため購入を見送りました。

なぜボディケースが必要だったかというと、ボディの保護やグリップの改良よりも、SDカードスロットが撮影中に容易に開かないようにするためです。α7IIのSDカードスロットは本体右側、グリップ部の側面にあります。蓋にはロックとかなく、ちょっとスライドするだけで簡単に開いてしまいます。つまり、撮影中にグリップを握った右手が少しずれるとスロットが空いてしまい、非常に不便です。これで防塵防滴に配慮した設計になっているのか不安になります。α7RII・7SIIでも変更はないようです。これを少しでも改良するためにボディケースを装着してみた、というわけです。

このボディケースは非常に良くできていて、三脚穴を利用してボディに固定するのですが、ネジ部はケース下部に埋まるようになっていて出っ張りません。もちろんケースを付けたままで三脚の使用も可能です。また、ケースをつけたままで電池交換もでき、すべての端子にもアクセスできます。SDカードスロット部は切り欠きになってそのまま蓋を開けれるようになっているので、蓋が容易に開かないようにするという目的を達成できるのか自信はありませんでしたが、右手が蓋部と接触する面積が減ったおかげで不意に蓋が開くようなことは(今のところ)ありません。良かった良かった。

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