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我が家には15年以上前に購入したチェキがあります。ここ数年は出番がありませんが、今でもまだ使えます。撮ったその場でプリントできるというのはデジカメにはない魅力です。メールやSNSでシェアするのとはまた違った趣がありますし、そもそも相手がスマホやPCを使ってなくてプリントした写真を渡すしかないというケースもあります(うちの親です)。しかしチェキはプリントするまでどんな風に撮れたか分からず、撮り直しを繰り返すとフィルム代がかさみます。フィルムパックもそんなに安くないです。また、同じ写真を2枚以上プリントすることもできません。
そんなチェキの欠点(*)を解決したのが、5月に発売されたinstax SQUARE SQ10です。デジカメとチェキの融合。撮った写真を液晶画面で確認して、好きなものだけを何枚でもプリントできます。レビューを見てもなかなか魅力的だなと思いました。しかし、デジタルでの画質はデジカメやスマホに劣りますし、本体もフィルムも結構なお値段です。年に数回の「撮ったその場でプリントしたい」というニーズにそこまで投資する価値があるのかどうか。大きさもありますから毎日持ち歩くこともないでしょうしねぇ。ちなみに、SQ10で使うフィルムはその名のとおりスクエアフォーマットで、従来のフィルムより大きくそして値段も高いです。つまり、手持ちのチェキとフィルムの互換性はありません。
(*) 欠点ではなくチェキの特徴として、その一期一会を楽しむという考え方もあることは十分理解しています。
X100Fの説明書を読んで初めて知ったのですが、フジフイルムからはスマホの写真をチェキのフイルムに印刷できるinstax SHAREというプリンターが発売されているんですね。全くノーマークでした。大きさはチェキよりも小さく価格もSQ10より安い。これって実はSQ10より使い勝手がいいんじゃないでしょうか?スマホで撮影して、気に入った写真があったらその場でプリント。アプリ上で多少の加工が出来るのもSQ10と同じです。Wi-Fi接続とアプリ立ち上げの手間はありますが、SQ10より小さいので持ち歩きは楽ですよね。スマホはどうせいつも持ち歩いてるんだし。さらにX100Fなどのフジフイルムのカメラならスマホを介さずに直接プリントできます。フィルムも従来のチェキと同じものが使えます。
先日シンガポールで購入し、日本に一時帰国する際に持って行きました。親にその場でプリントした写真を手渡したら喜んでくれました。買ってよかったです。プリントの画質的にはアナログのチェキで撮影&プリントしたほうが良いらしいのですが、SQUAREにしろSHAREにしろ、画質よりもプリントして渡したり集めたりする体験と即時性が大事だと思います。プリント自体はかなり速いです。現像できるまでの時間トータルで考えたらプリンターでの印刷より遅いくらいですけど、この現像待ちの時間を共有するのも楽しいものです。旅行の写真とか、10枚だけ選んでプリントして余白にコメントとか書いてアルバムに入れておくとか良いかもしれませんね。最近は撮った写真はPCで鑑賞するだけでほとんどプリントしてなかったのですが、これからはチェキプリントして楽しむ機会も増えるかもしれません。