シンガポールで金環日食

一昨日(26日)にシンガポールでは金環日食を観測することができました。シンガポールでの日食観測は2016年の部分日食以来です。

現在は雨季で最近は雨が降り続く時間も長いのですが、幸いこの日は朝から晴れ。昼過ぎということもあり、多くの人がランチの後に空を見上げて日食を観察していました。私も家族と一緒に日食グラスを使って観測しました。

前回同様、地元の人たちは日食グラスを使わずに見ようとしている人、NDフィルターなしでカメラで撮影しようとしている人などを多く見かけました。私は前回の日食の時に使ったカメラ(RX100M3)はすでに売却済みのため、iPhoneと日食グラスで同じように撮影できないかと試してみましたが全くダメでした。金環になる前に雲がかかって肉眼でも見えるぐらいになった時間帯があり、子供はそのタイミングでiPhoneで撮影できたのですが、私は機会を逃してしまいました。まあ、数年に一回の天文ショーをまた家族一緒にみることができたという思い出は残りましたので満足です。

Gutenbergに対応したい

WordPressの記事を書く時のエディターはバージョン5.0以降Gutenbergと呼ばれるエディターになりました。しかし、私はClassic Editorというプラグインを入れてそれ以前のエディターに戻して使っています。歳を取ると慣れた環境から抜け出して新しいものを試すのが面倒になるものです。

今はクラウドホスト型のWordPressを使っているためコアのバージョンアップが自分でできません。私が使っているサーバーでは、5.0のリリースから半年経ったころにやっと5.2になりました。その時に初めてGutenbergに触れたのですが、ものすごく戸惑いました。記事を書き始めてみたもののどうしても書きづらく、結局元のエディターに戻してしまいました。Gutenbergの一番大きな特徴はブロックだと思いますが、私は記事中に見出しとかほとんど使っていないため、今のところGutenbergのメリットをあまり感じることができず、むしろ段落ごとにブロックが分割されるのが煩わしく思えました。テーマがGutenbergに対応していなかったというのもあります。

とはいえ、Classic Editorもいつまでも使えるわけではない(2022年までは使えるようですが)ので、どこかの段階でGutenbergに慣れなければなりません。ブログのデザインも何年も変えていないので、来年はちょっと重い腰をあげて新しいテーマ・デザインに変更したいと考えており、それを機にエディターもGutenbergを使い始めたいと思っています。テーマも自分自身も対応させていかなくてはなりません。

過去記事はクラシックブロックとして扱われ、そのままでも問題なく表示されるはずですけど、私の性格的に過去記事もすべて見直すことになると思います。ぼちぼちやっていきます。まずはベースとなるいいテーマを探さないと。

AirPods Pro

夏にゼンハイザーのMomentum Freeを買ったばかりですが、突然発売されたAirPods Proに心を動かされ、買ってしまいました。こちらシンガポールでも人気で品薄のようで、しばらくはどこにも在庫がありませんでした。ネットでApple Storeの在庫状況をチェックし、ようやく在庫のあるタイミングに注文することができました。iPhone 11 Pro Maxと同時購入です。

これまでAirPodsに手を出さなかった最大の理由が、カナル型ではないことでした。外音が聞こえやすいのは場合により良し悪しではありますが、音漏れしやすいことと装着が不安定なことが気がかりで。有線のEarPodsも私の耳にはあまり合わずよく外れていたので、同じ装着感で左右独立完全ワイヤレスだと絶対に落としてしまいます。あのデザインも好きではありませんでしたが、装着性が一番の理由です。

今回Proになってついにカナル型が採用されました。しかもノイズキャンセリング付きで、デザインもちょっとだけマシになりました。完全ワイヤレスイヤホンではソニーのWF-1000XM3がノイズキャンセリング付きで評判も良いですが、それよりも軽くコンパクトで、ケースに至っては2倍ぐらいの差があります。その分単体での連続使用時間は短くなってしまいますが、充電ケース込みでの使用時間はほぼ同じですし、主に移動中に使う分には差はないと言っていいでしょう。

AirPods Pro
AirPods Pro

実際に使ってみての感想ですが、予想通り、かなり良いです。

「音質はWF-1000XM3の方が良く、ノイズキャンセリング性能はAirPods Proの方が良い」というレビューを多く見かけます。私はWF-1000XM3は試聴したことすらないので、所有しているヘッドホンのMDR-1000X(初代)および(ノイズキャンセリングはないですが)Momentum Freeとの比較になってしまいます。音質的にはもちろんMDR-1000Xには敵いません。特に低音は圧倒的にヘッドホンの方が良いです。でもMomentum Freeとの比較ならいい勝負です。高音の透明感ではMomentum Freeですが、全体的なバランスはAirPods Proの方がまとまっている印象です。一方ノイズキャンセリング性能は評判通り素晴らしく、ヘッドホンのMDR-1000Xと比べても遜色ないです。ノイズの消し方・残し方の傾向はソニーとは違う感じはしますので、場面や人によって向き不向きはあるかもしれません。

AirPods Proのイヤーチップは独自の形状で市販のものに交換できません。ですが、これが結構良くできていて耳に良くフィットします。いつもイヤホンは付属のMサイズのイヤーチップを使っていたのですが、今回Apple Storeで試聴した際に付いていたSサイズのものが非常に好感触だったのでそちらに変更しました。iPhoneから行える装着状態テストではMサイズ・Sサイズどちらでも密閉されているようなので、自分が心地よい方を選べば良さそうです。

総じて満足しておりますが、一つだけ気がかりなのが、時々ブツブツと途切れることがあるんです。一旦Bluetooth接続を切断して再度つなぎ直すと直るのですが、気になります。人が多いところや電車で起こることが多いので、電波の干渉が原因のように思われます。本体が小さい分、ヘッドホンよりも電波の捕捉力も弱いのかも。今後も続くようならリセットして様子を見てみようと思います。

MDR-1000Xは自宅で今後も使用するとして、今年買ったばかりのMomentum Freeは出番がほとんど無くなってしまいそうです。妻か子供の使っている有線ワイヤレスイヤホンが壊れたら譲ってあげようかな。

iPhone 11 Pro Max

先日ついにiPhone 11 Pro Maxを購入しました。Midnight Greenの256GBモデルです。

iPhone 11 Pro Max
iPhone 11 Pro Max

前のiPhone 8 Plusは2年使いましたが、故障も傷もありませんしスペックもまだ十分。電池の持ちは少し悪くなり空き容量も少なくなりましたが、まだ許容範囲内です。加えて、先日キャリアの契約を変更し、機種購入が必須となる2年契約の更新ではなく、縛りのないSIMのみの契約に切り替えました。よって機種変更をせずに使い続けることに何の問題もありません。それでもiPhone 11 Pro Maxを買った一番の理由はカメラ性能です。超広角での撮影ができるようになり、他のカメラとの併用でも活躍できるかなと。夜の撮影にも強くなったようですし。カメラ機能についてはもう少し使用してみてから評価してみたいと思います。

カメラ以外には性能的に大きく変化したものはありませんが、iPhone 8 Plusからの変更なので、使用感はだいぶん変わりました。

ホームボタンが無くなり、Touch IDからFace IDへと認証方法が変わりました。昨年から使用しているiPad Proで慣れてはいましたが、iPhoneとiPadでは使い勝手が全然違いますね。Face IDはiPhone 11 Pro Maxのほうが使いやすいです。iPadは置いた状態からカバーを開けるもしくは電源ボタンを押して顔の前に持ってこないといけません。iPhoneは手前に傾けてスリープ解除をONにしているので、持ち上げて顔の前に持ってきた時点ですでに認証されておりあとは下からスワイプするだけで使えます。認証速度自体もより速くなっていますし、暗所でも認識しやすくなった気がします。

今まではホーム画面で電池残量を確認できていたのが、右上からのスワイプでコントロールセンターを呼び出さないと確認できなくなったのはちょっと不便です。画面はOLEDになったおかげか、より精細になり字も読みやすくなりました。老眼にはありがたいです。

あと、これはiPhone自体は関係ないのですが、今まで使っていた手帳型のケースからクリアケースに変更したことも大きな変化です。手帳型ケースには交通用ICカードと家のカードキーを入れており、出かけるときはiPhoneだけ持って出ればOKでした。クリアケースにしたことで、iPhoneとは別にこれらのカードを入れたパスケースを持ち出す必要があります。まあ、改札等で誤認識しにくくなったというメリットもあるのですが。手帳型だとスタンドとしても使えましたし、やはり手帳型のほうが便利だとなればケースはそのうち買い替えるかも。ちなみに現在のクリアケースはApple Storeで販売しているOtterboxのLumen Seriesです。ブルーを選びましたが、ネットショップの写真よりも暗く濃い青です。iPhone本体の色を見せることができますしデザイン的には気に入っています。

撮影ボックス

前の記事で触れた、ブツ撮りをする際の背景問題。自宅での撮影で写って欲しくないものが写り込んでしまうことってよくありますよね。人物写真とかだと避けることができませんが(スタジオを用意できるなら別ですけど)、ブツ撮りなら背景を隠してしまうものがあれば何とかなります。

そんなわけで私が購入したのはハクバの撮影ボックスです。簡単に組み立てができて、コンパクトに収納ができます。バックスクリーンはリバーシブルなものが2本付属していて、被写体に応じて4色が使えます。

サイズは4種類がありますが、私が購入したのは60cmx60cm。組み立ててみると結構大きくて、もう1サイズ小さくても良かったかなとは思いましたが、大は小を兼ねるということで。今回の一連の紹介写真で実際に使ってみると大きすぎることはなく、今後の撮影の幅を考えるとこれで良かったと思います。

今年購入した機材たち
今年購入した機材たち

今回の撮影ではバックスクリーンのヨレにもう少し気を配るべきでした。後で見返すと結構気になります。スクリーンの中央部分のみが写るような被写体・配置なら大丈夫ですが、端の方はどうしてもヨレが目立ってしまいます。あと、光を通すとはいえ上面・側面を覆ってしまうので、しっかりとライティングした方がいいですね。天気が良かったので太陽光と、補助的にLEDライトも点灯させはしましたが、もう少し明るくなるようにライトの位置と光量を調節した方が良かったです。今後も試行錯誤してベストなセッティングを探してみます。

大きな紙や布を用意したり撮影ボックスを自作したりしても良いのですが、予算があるのなら撮影ボックスを買ってしまうのが一番楽です。今まではAmazonリンクだけで済ませていたような記事も、これからは実物の写真が増えるかもしれません。

LEDライト

こうやって買ったものを紹介したりする時に、いわゆるブツ撮りを自宅で行うわけですが、面倒なのが背景の写り込みと照明による影の処理です。前者に関しては次の記事で書くとして、後者の影の処理に関しては以前iPhoneなどのLEDライトを使った簡易的な方法を紹介しました(リモートライティング)。iPhoneでは光量も足りないし色味も変えられないですし、やっぱりちゃんとした照明を固定して撮影できればその方がいいです。

今年の夏にジェットダイスケさんの動画で手頃なLEDライトが紹介されていましたので、注文してみました。IwataジーニアスライトGL-01です。

Iwata Genius Light GL-01
Iwata Genius Light GL-01

サイズ感とデザインはまるでiPhone 4/5/5s/SEみたいで、非常にコンパクト。でもしっかりとした光量が得られます。デフューザーも付いてきます。MicroUSBで充電して使います。

使いやすいGL-01
使いやすいGL-01

操作部は電源ボタン、メニューボタン、+/-ボタン。光量とホワイトバランスを調整でき、電池残量/使用可能時間と共に背面液晶で確認することができます。

GL-01ディフューザー付き
GL-01ディフューザー付き

光量を100%にすると本体がかなり熱くなり電池もすぐに消費します。でもそこまで光量を上げなくても十分な感じです。三脚穴が本体の中心ではないのは残念ですが、デフューザーを取り付ける機構のためには仕方ないですね。そんなに大きくないので、問題はありません。

この一連の紹介写真の撮影で使っていますが、とても便利です。もう1台くらいあってもいいかもしれません。i60AのLEDライトも併用すれば色々なライティングを試せそうです。

Amazonだといくつもの業者から出品がありますが、少々高くても信頼の置けるところから購入したかったので、ジェットさん紹介のアルティザン&アーティストから購入しました。

マンフロットのカメラバックパック

カメラバッグ選びって難しいですよね。昔から苦労していて、結構カメラバッグ沼にはまって何種類も持っていたりします。持ち出す機材の種類や量が変わるたびに買い増しすることになるためです。

手持ちのバッグのほとんどはショルダーバッグで、大小いろいろ持っていますが、どれも一長一短あります。小さいバッグはカメラ以外の荷物があまり収納できず、また大きいバッグは機材をたくさん入れると重すぎてしんどい。まあサイズだけの問題なら荷物の量を調整すればいいだけなのですが、肩と腰への負担を減らしたくて、バックパックタイプのカメラバッグでちょうどいい大きさの物を探していました。そうして見つけたのがマンフロットのストリートバックパック。

機材はカメラ+レンズ2本ぐらい入るので十分ですし、カメラ以外の荷物も上部に結構入れることができます。左右のポケットは三脚用にもドリンク用にもそれ以外にも使えて便利です。全体に大きすぎず、デザインも良いです。これらの理由から、撮影目的以外に普段からどんどん使っていけます。

欠点を挙げるなら、防水でないこと、 ウェストベルトが無いこと、 チェストベルトが締めにくいこと、肩ベルトの長さの調整がしにくいこと、そしてカメラ収納部が外側から開けられるので盗難に注意しないといけないことでしょうか。・・・結構ありますね・・・でも慣れの問題だったり使い方や工夫でなんとかなることなので、それよりもサイズとデザインのメリットが大きく、満足のいく買い物でした。

今度はバッグを収納する場所が足りなくなってきたので、古くて使ってないバッグは処分していかないといけませんね。

さよならフルサイズ

メインのシステムがXマウントになったため、全く使わなくなったα7IIとFEレンズ。昨年の一時帰国の際に、今後は使用しないであろうSEL24240とSEL28F20を売却しました。SEL24240については、高倍率ズームは便利なのですが、子供が大きくなって広角と望遠両方を必要とする場面が減り、それならX-T2にXF18-55mmもしくはXF55-200mmの方が軽く写りも良いので手放すことにしました。SEL28F20も同様で、X100Fの方が軽く写りも良いので。

そして今年、残っていたFEレンズとボディもついに売却しました。SEL90M28GとSEL55F18Zは共に素晴らしい写りをすることから手放すのが惜しく、このレンズのためだけに2マウント持っていてもいいかと思わせるぐらいで、そのためずっと手元に残していました。しかしこの1年使用する機会はまったくなく、使わないまま防湿庫に眠らせておくぐらいなら他の人に使ってもらったほうが幸せなのではないかということで、ようやく売却する決心が付きました。

2年前にX100Fに出会っていなければ、あるいはX-T2を購入する前にα7IIIが発売もしくは発表されていれば、Xマウントへの移行はなく、今でもEマウントを使い続けていたかもしれません。これまでもそうでしたが、カメラとの出会いにもタイミングとか運命とかあるような気がします。

フルサイズでしか写せない空気感というようなものを感じることはあります。お手頃なFEレンズも少しずつ出てきました。なので未練がないと言ったら嘘になります。でもFujifilmの色と操作性に惚れて移行したことに後悔はしていません。売却した過去のカメラたちのためにも、それらで得た経験と知識を十分に生かして今持っているカメラをしっかり使ってあげようと思います。

温室育ち
温室育ち
赤と白に彩る
赤と白に彩る
おせち
おせち
ランタン・フェスティバル
ランタン・フェスティバル

Xシステムのストロボ

X-T2購入以来、ストロボ(フラッシュ)をどうするかは悩みの種でした。X-H1もX-T2も内蔵フラッシュはなく、EF-X8という小さなフラッシュが付属してきます。が、これがバウンスできない上に、ワイヤレスフラッシュのマスターとして使うこともできないという、どうにも使えないものなのです。純正だとEF-X500がハイスピードシンクロと光通信ワイヤレスに対応しているのですが、先に述べたようにカメラ付属のEF-X8がマスターとして機能しないため、光通信ワイヤレスを使用するにはEF-X500を2台購入する必要があります。純正ストロボと組み合わせて使えるワイヤレスコマンダーは無いですからね。

そんなわけで、純正以外にXシステムで使えるストロボを考えると、Nissin、Godox、Cactusあたりが考えられます。どれもワイヤレスのシステムを組むことは可能ですが、LEDライトが欲しかったことと信頼性を考えて、Nissinのi60Aを選択しました。ワイヤレスコマンダーは無くてもいいかとも思い同時購入しなかったのですが、やっぱりあった方がいいと考え直してAir10sを後日購入しました。

i60AとAir10s
i60AとAir10s

i60Aの良い点としては、ディフューザーが付属していることと、ワイドパネルとキャッチライトパネルが別のサイドに独立して付いていることが挙げられます。他のストロボではこの2つのパネルは重ねて付けられており、両方同時に引き出して使わない用を再度収納する必要があるんですよね。値段は純正のEF-X500の約半額で済みますし、大きさもそれなりにコンパクト。X-T2に付けてもX-H1に付けても大きすぎず小さすぎずで良い感じです。光量もこれだけあれば私的には十分。

逆にイマイチな点は、可動部の形状のため収納がかさばること。通常のストロボは真っ直ぐに伸ばして収納することができるのですが、i60Aは使用時と同じ折れ曲がった形のまま収納することになります。今まではレンズ1本をストロボに入れ替える形でカメラバッグに入れていましたが、i60Aの立方体的なケース形状ではそうはいきません。まあ私の場合はあんまり外に持ち出して使うこともなく、自宅でワイヤレスで使うことがほとんどでしょうから、これでもいいかなと思っています。

ストロボを使う頻度は低いですけれども、それでもいざという時に使えるストロボは持っておく必要がありますから、i60Aというのは悪くない選択だったと思います。

神レンズ追加購入

以前からずっと欲しかったXF90mmF2、ついに購入しました。XF35mmF1.4・XF56mmF1.2と並んで神レンズと評判が高く、このレンズで撮影された写真を見るたびに物欲を刺激されていました。

X-T2を購入した当初は、このあたりの焦点距離のレンズとしてはXF80mmF2.8を購入しようと考えていました。等倍マクロですし、手振れ補正も付いてますし。しかし、実物を手に持ってみるとその大きさと重さに驚愕。フルサイズ用のキヤノンEF100mmF2.8LやソニーSEL90M28Gより大きく重いのですから。そして写りに関してもボケが綺麗でないという意見が多く、作例を見る限り私もそう思います。マクロレンズは欲しいですが、重さと画質のバランスという点でこのレンズは見送らざるを得ません。

逆にXF90mmF2はボケの綺麗さに定評があります。主題を浮き上がらせるその表現力はポートレートに、そして花の撮影に最適です。等倍撮影以外の用途ではこちらのレンズの方が明らかに向いています。中望遠レンズを手振れ補正なしで使うのはちょっと不安だったのもあり、なかなか購入に踏み切れずにいましたが、X-H1の購入により何の問題もなくなりました。

本当はX-H1と同時に日本で購入するつもりでしたが、XF16-55mmF2.8を先に購入したために予算オーバー。日本を離れる前になんとか資金を確保して店舗に向かうと在庫切れ。一度燃え上がった物欲は収まらず、シンガポールに帰国後に購入となりました。保護フィルターは日本で買っておきました。ちなみに購入したカメラ店での割引と現在の為替レートのおかげで、日本で免税で買うよりも安く買えたので、結果オーライです。

XF90mmF2
XF90mmF2

ちなみに上の写真はX-H1とXF56mmF1.2で撮影しました。XF56mmF1.2もX-H1の手振れ補正の恩恵を大きく受けるレンズの1つですが、寄れないのがブツ撮りには致命的ですね。もちろん屋外で距離をとって撮影する分には素晴らしいんですよ。一方でXF90mmF2は結構寄れるので、ブツ撮りにも使えます。これからXF90mmF2の出番がどんどん増えてきそうな予感がします。