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Refurbishedという選択

悩んでおりましたMacBook Proですが、その後決断し、即購入いたしました。

世の中はApple製M1チップ搭載Macの高いパフォーマンスに沸き立っておりますが、選んだのは、MacBook Pro 16インチです。これまでのハイエンド機でありながら新製品のローエンド機に処理能力で並ばれ、ちょっと複雑な気持ちです。もう少し待ってM1のやつを買えばよかったかなという思いも多少はあります。

簡素なパッケージ
簡素なパッケージ

極めて簡素なパッケージ。

整備済製品です
整備済製品です

そう、整備済製品です。いったん誰かが購入したものの何らかの理由で返品され、Appleによって点検修理・清掃が行われて再版されたものです。新品より15%も安いですし、普通の中古と違ってメーカーの保証がありますから安心です。

購入したマシンのスペックは、CPUがi9の2.4GHz、メモリ32GB、SSDは2TB、グラフィックスをRadeon M5500 8GBにアップグレードされています。いわゆるUltimate Modelというやつで、Apple Storeで買うことのできるカスタマイズモデルです。整備済製品はタイミングを逃すとすぐに売れてしまいますので、先週急いで購入したのです。できればまだOSがCatalinaの物が欲しかったですしね(Capture OneはまだBig Surでの動作保証がされてない)。

新品ではないので多少のかすり傷や汚れ程度は覚悟していたのですが、そのようなものは全く見当たりませんでした。どこからどう見ても、パッケージ以外新品と全く変わりありません。これを15%も安く買えたのですから、ものすごく得をした気分です。ちょうどCPUとストレージを無料でアップグレードできた計算になります。M1のMacBook Pro 13インチと外付けモニターを買ってもほぼ同じ値段でしたけど(やっぱりちょっと気になる)。

Appleは今後2年かけてすべてのモデルをApple Silicon搭載に切り替えると言っています。その後はインテルCPU搭載の旧機種のサポートは薄くなる可能性がありますので、そのころにまた買い替えるといいのかなと思います。それまでには必ずApple Silicon搭載の16インチ、USBポートx4のモデルが出ているはずです。昨年発売のモデルとは言えi9搭載のMacBook Pro 16インチはまだ現行機種、2年間快適に使うのには十分すぎます。新品ではないということで1〜2年で買い替えてもなんとなく言い訳ができそうですし。

新たなMac環境
新たなMac環境

iMacには備わっていたSDカードスロットがMacBook Proにはないので、Apple純正のSDカードリーダーも同時購入。これで念願のUHS-II対応です。他にも周辺機器を買い足し・買い替えして環境を整えました。これらについてはまた別の記事で。

AirPods Pro

夏にゼンハイザーのMomentum Freeを買ったばかりですが、突然発売されたAirPods Proに心を動かされ、買ってしまいました。こちらシンガポールでも人気で品薄のようで、しばらくはどこにも在庫がありませんでした。ネットでApple Storeの在庫状況をチェックし、ようやく在庫のあるタイミングに注文することができました。iPhone 11 Pro Maxと同時購入です。

これまでAirPodsに手を出さなかった最大の理由が、カナル型ではないことでした。外音が聞こえやすいのは場合により良し悪しではありますが、音漏れしやすいことと装着が不安定なことが気がかりで。有線のEarPodsも私の耳にはあまり合わずよく外れていたので、同じ装着感で左右独立完全ワイヤレスだと絶対に落としてしまいます。あのデザインも好きではありませんでしたが、装着性が一番の理由です。

今回Proになってついにカナル型が採用されました。しかもノイズキャンセリング付きで、デザインもちょっとだけマシになりました。完全ワイヤレスイヤホンではソニーのWF-1000XM3がノイズキャンセリング付きで評判も良いですが、それよりも軽くコンパクトで、ケースに至っては2倍ぐらいの差があります。その分単体での連続使用時間は短くなってしまいますが、充電ケース込みでの使用時間はほぼ同じですし、主に移動中に使う分には差はないと言っていいでしょう。

AirPods Pro
AirPods Pro

実際に使ってみての感想ですが、予想通り、かなり良いです。

「音質はWF-1000XM3の方が良く、ノイズキャンセリング性能はAirPods Proの方が良い」というレビューを多く見かけます。私はWF-1000XM3は試聴したことすらないので、所有しているヘッドホンのMDR-1000X(初代)および(ノイズキャンセリングはないですが)Momentum Freeとの比較になってしまいます。音質的にはもちろんMDR-1000Xには敵いません。特に低音は圧倒的にヘッドホンの方が良いです。でもMomentum Freeとの比較ならいい勝負です。高音の透明感ではMomentum Freeですが、全体的なバランスはAirPods Proの方がまとまっている印象です。一方ノイズキャンセリング性能は評判通り素晴らしく、ヘッドホンのMDR-1000Xと比べても遜色ないです。ノイズの消し方・残し方の傾向はソニーとは違う感じはしますので、場面や人によって向き不向きはあるかもしれません。

AirPods Proのイヤーチップは独自の形状で市販のものに交換できません。ですが、これが結構良くできていて耳に良くフィットします。いつもイヤホンは付属のMサイズのイヤーチップを使っていたのですが、今回Apple Storeで試聴した際に付いていたSサイズのものが非常に好感触だったのでそちらに変更しました。iPhoneから行える装着状態テストではMサイズ・Sサイズどちらでも密閉されているようなので、自分が心地よい方を選べば良さそうです。

総じて満足しておりますが、一つだけ気がかりなのが、時々ブツブツと途切れることがあるんです。一旦Bluetooth接続を切断して再度つなぎ直すと直るのですが、気になります。人が多いところや電車で起こることが多いので、電波の干渉が原因のように思われます。本体が小さい分、ヘッドホンよりも電波の捕捉力も弱いのかも。今後も続くようならリセットして様子を見てみようと思います。

MDR-1000Xは自宅で今後も使用するとして、今年買ったばかりのMomentum Freeは出番がほとんど無くなってしまいそうです。妻か子供の使っている有線ワイヤレスイヤホンが壊れたら譲ってあげようかな。

iPhone 11 Pro Max

先日ついにiPhone 11 Pro Maxを購入しました。Midnight Greenの256GBモデルです。

iPhone 11 Pro Max
iPhone 11 Pro Max

前のiPhone 8 Plusは2年使いましたが、故障も傷もありませんしスペックもまだ十分。電池の持ちは少し悪くなり空き容量も少なくなりましたが、まだ許容範囲内です。加えて、先日キャリアの契約を変更し、機種購入が必須となる2年契約の更新ではなく、縛りのないSIMのみの契約に切り替えました。よって機種変更をせずに使い続けることに何の問題もありません。それでもiPhone 11 Pro Maxを買った一番の理由はカメラ性能です。超広角での撮影ができるようになり、他のカメラとの併用でも活躍できるかなと。夜の撮影にも強くなったようですし。カメラ機能についてはもう少し使用してみてから評価してみたいと思います。

カメラ以外には性能的に大きく変化したものはありませんが、iPhone 8 Plusからの変更なので、使用感はだいぶん変わりました。

ホームボタンが無くなり、Touch IDからFace IDへと認証方法が変わりました。昨年から使用しているiPad Proで慣れてはいましたが、iPhoneとiPadでは使い勝手が全然違いますね。Face IDはiPhone 11 Pro Maxのほうが使いやすいです。iPadは置いた状態からカバーを開けるもしくは電源ボタンを押して顔の前に持ってこないといけません。iPhoneは手前に傾けてスリープ解除をONにしているので、持ち上げて顔の前に持ってきた時点ですでに認証されておりあとは下からスワイプするだけで使えます。認証速度自体もより速くなっていますし、暗所でも認識しやすくなった気がします。

今まではホーム画面で電池残量を確認できていたのが、右上からのスワイプでコントロールセンターを呼び出さないと確認できなくなったのはちょっと不便です。画面はOLEDになったおかげか、より精細になり字も読みやすくなりました。老眼にはありがたいです。

あと、これはiPhone自体は関係ないのですが、今まで使っていた手帳型のケースからクリアケースに変更したことも大きな変化です。手帳型ケースには交通用ICカードと家のカードキーを入れており、出かけるときはiPhoneだけ持って出ればOKでした。クリアケースにしたことで、iPhoneとは別にこれらのカードを入れたパスケースを持ち出す必要があります。まあ、改札等で誤認識しにくくなったというメリットもあるのですが。手帳型だとスタンドとしても使えましたし、やはり手帳型のほうが便利だとなればケースはそのうち買い替えるかも。ちなみに現在のクリアケースはApple Storeで販売しているOtterboxのLumen Seriesです。ブルーを選びましたが、ネットショップの写真よりも暗く濃い青です。iPhone本体の色を見せることができますしデザイン的には気に入っています。

LEDライト

こうやって買ったものを紹介したりする時に、いわゆるブツ撮りを自宅で行うわけですが、面倒なのが背景の写り込みと照明による影の処理です。前者に関しては次の記事で書くとして、後者の影の処理に関しては以前iPhoneなどのLEDライトを使った簡易的な方法を紹介しました(リモートライティング)。iPhoneでは光量も足りないし色味も変えられないですし、やっぱりちゃんとした照明を固定して撮影できればその方がいいです。

今年の夏にジェットダイスケさんの動画で手頃なLEDライトが紹介されていましたので、注文してみました。IwataジーニアスライトGL-01です。

Iwata Genius Light GL-01
Iwata Genius Light GL-01

サイズ感とデザインはまるでiPhone 4/5/5s/SEみたいで、非常にコンパクト。でもしっかりとした光量が得られます。デフューザーも付いてきます。MicroUSBで充電して使います。

使いやすいGL-01
使いやすいGL-01

操作部は電源ボタン、メニューボタン、+/-ボタン。光量とホワイトバランスを調整でき、電池残量/使用可能時間と共に背面液晶で確認することができます。

GL-01ディフューザー付き
GL-01ディフューザー付き

光量を100%にすると本体がかなり熱くなり電池もすぐに消費します。でもそこまで光量を上げなくても十分な感じです。三脚穴が本体の中心ではないのは残念ですが、デフューザーを取り付ける機構のためには仕方ないですね。そんなに大きくないので、問題はありません。

この一連の紹介写真の撮影で使っていますが、とても便利です。もう1台くらいあってもいいかもしれません。i60AのLEDライトも併用すれば色々なライティングを試せそうです。

Amazonだといくつもの業者から出品がありますが、少々高くても信頼の置けるところから購入したかったので、ジェットさん紹介のアルティザン&アーティストから購入しました。

Xシステムのストロボ

X-T2購入以来、ストロボ(フラッシュ)をどうするかは悩みの種でした。X-H1もX-T2も内蔵フラッシュはなく、EF-X8という小さなフラッシュが付属してきます。が、これがバウンスできない上に、ワイヤレスフラッシュのマスターとして使うこともできないという、どうにも使えないものなのです。純正だとEF-X500がハイスピードシンクロと光通信ワイヤレスに対応しているのですが、先に述べたようにカメラ付属のEF-X8がマスターとして機能しないため、光通信ワイヤレスを使用するにはEF-X500を2台購入する必要があります。純正ストロボと組み合わせて使えるワイヤレスコマンダーは無いですからね。

そんなわけで、純正以外にXシステムで使えるストロボを考えると、Nissin、Godox、Cactusあたりが考えられます。どれもワイヤレスのシステムを組むことは可能ですが、LEDライトが欲しかったことと信頼性を考えて、Nissinのi60Aを選択しました。ワイヤレスコマンダーは無くてもいいかとも思い同時購入しなかったのですが、やっぱりあった方がいいと考え直してAir10sを後日購入しました。

i60AとAir10s
i60AとAir10s

i60Aの良い点としては、ディフューザーが付属していることと、ワイドパネルとキャッチライトパネルが別のサイドに独立して付いていることが挙げられます。他のストロボではこの2つのパネルは重ねて付けられており、両方同時に引き出して使わない用を再度収納する必要があるんですよね。値段は純正のEF-X500の約半額で済みますし、大きさもそれなりにコンパクト。X-T2に付けてもX-H1に付けても大きすぎず小さすぎずで良い感じです。光量もこれだけあれば私的には十分。

逆にイマイチな点は、可動部の形状のため収納がかさばること。通常のストロボは真っ直ぐに伸ばして収納することができるのですが、i60Aは使用時と同じ折れ曲がった形のまま収納することになります。今まではレンズ1本をストロボに入れ替える形でカメラバッグに入れていましたが、i60Aの立方体的なケース形状ではそうはいきません。まあ私の場合はあんまり外に持ち出して使うこともなく、自宅でワイヤレスで使うことがほとんどでしょうから、これでもいいかなと思っています。

ストロボを使う頻度は低いですけれども、それでもいざという時に使えるストロボは持っておく必要がありますから、i60Aというのは悪くない選択だったと思います。

神レンズ追加購入

以前からずっと欲しかったXF90mmF2、ついに購入しました。XF35mmF1.4・XF56mmF1.2と並んで神レンズと評判が高く、このレンズで撮影された写真を見るたびに物欲を刺激されていました。

X-T2を購入した当初は、このあたりの焦点距離のレンズとしてはXF80mmF2.8を購入しようと考えていました。等倍マクロですし、手振れ補正も付いてますし。しかし、実物を手に持ってみるとその大きさと重さに驚愕。フルサイズ用のキヤノンEF100mmF2.8LやソニーSEL90M28Gより大きく重いのですから。そして写りに関してもボケが綺麗でないという意見が多く、作例を見る限り私もそう思います。マクロレンズは欲しいですが、重さと画質のバランスという点でこのレンズは見送らざるを得ません。

逆にXF90mmF2はボケの綺麗さに定評があります。主題を浮き上がらせるその表現力はポートレートに、そして花の撮影に最適です。等倍撮影以外の用途ではこちらのレンズの方が明らかに向いています。中望遠レンズを手振れ補正なしで使うのはちょっと不安だったのもあり、なかなか購入に踏み切れずにいましたが、X-H1の購入により何の問題もなくなりました。

本当はX-H1と同時に日本で購入するつもりでしたが、XF16-55mmF2.8を先に購入したために予算オーバー。日本を離れる前になんとか資金を確保して店舗に向かうと在庫切れ。一度燃え上がった物欲は収まらず、シンガポールに帰国後に購入となりました。保護フィルターは日本で買っておきました。ちなみに購入したカメラ店での割引と現在の為替レートのおかげで、日本で免税で買うよりも安く買えたので、結果オーライです。

XF90mmF2
XF90mmF2

ちなみに上の写真はX-H1とXF56mmF1.2で撮影しました。XF56mmF1.2もX-H1の手振れ補正の恩恵を大きく受けるレンズの1つですが、寄れないのがブツ撮りには致命的ですね。もちろん屋外で距離をとって撮影する分には素晴らしいんですよ。一方でXF90mmF2は結構寄れるので、ブツ撮りにも使えます。これからXF90mmF2の出番がどんどん増えてきそうな予感がします。

今年購入した機材たち

夏以降、たくさんの機材を購入しました。にも関わらず、公私共に色々とありましてブログの更新が滞っており、全く紹介できずにおりました。来年にかけてまだまだ忙しい&ややこしい状況は続くのですが、ここらで重い腰を上げて紹介していこうと思います。

今回はまず購入したものの集合写真を。

今年購入した機材たち
今年購入した機材たち

写っているものをリストすると、

  • Fujifilm X-H1
  • Fujifilm XF16-55mmF2.8 R LM WR
  • Fujifilm XF90mmF2 R LM WR
  • Nissin i60A
  • Nissin Air10s

今年購入したものでこの写真を撮影するのに使ったものが

  • HAKUBA デジカメスタジオボックス60
  • Iwata Genius Light GL-01

さらに加えて、ここに写っていないものが

  • Manfrotto Street バックパック MB MS-BP-IGR
  • iPhone 11 Pro Max
  • AirPods Pro

となります。

それぞれの機材については個別に記事にしていきたいと思いますので、もうしばらくお待ちくださいませ。