EOS Mをちょっと触ってきた

7月に発表されたキヤノンのミラーレスカメラ、EOS Mがついに発売され、わずかな時間でしたが店頭で触ってみました。

感想はおおむね発表時に感じたものと変わらず(キヤノンのミラーレス)、少なくとも現行の機種を買うことは無いでしょうね。

とにかくAFが遅いです。ハイブリッドAFを採用しているはずなのに、コントラストAFのみのE-M5やE-P3と比べてかなり遅いです。何のための撮像面位相差AFだか。

ダイヤルやボタンで設定をすぐに変更できる項目が少ないのも個人的にはマイナスです。コンデジからのステップアップ層には問題ないでしょうけど、一眼のサブとして使ってもらうならもう少しサクサクと設定できないと苦しいんじゃないでしょうか。

ライトユーザーを取り込んで一眼レフに取り込んで行くという戦略が見え見えですが、そういった層はすでに結構PENとかNEXに流れちゃっているんですよね。他社でなくキヤノンのミラーレスを待っていたのは既存のEOSユーザーなわけで、そこに大してもっとアピールできるものがないとキツいと思いますよ。マウントの互換性だけじゃなくて。ミラーレス最後発としてはもっと違った戦略があったんじゃないでしょうか。

まあそんなわけで、EOSユーザーとしての苦言を呈してみました。後継機でAFと操作性とレンズラインアップが改善されていれば検討する可能性がありますが、あまり時間がかかるようだとその頃にはもうEFレンズが所持品から消えているかもしれませんよ。

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