コンデジどれにする?

RX100M3は落下以来なんだか信頼できず、出番があまりありません(日食を撮った程度)。一方TG-4はまだ防水機能が発揮できるような場所に持っていく機会がなく、かといって普通の用途には画質がイマイチ。こちらも出番がありません。

そんなわけで、やっぱりTG-4は特殊な場面用ということにして、普段使い用にRX100M3の代わりとなるカメラが欲しいです。この夏また日本に一時帰国しますので、そこで買ってこようと思います。本当は夏に発売される新機種が欲しいですが(RX100M4は昨年の今頃に発表されて1ヶ月後に発売)、熊本地震の影響で新機種の発表・発売が遅れそうです。現行機種であっても新機種発表後なら値段も下がりますし、発表を待ってから買えると良いのですが。

とりあえず現時点で手に入る機種の中から選んでみます。条件としては1インチセンサー(以上)でボディがあまり大きくないもの。そうすると大体次の3機種に絞られました:ソニー:Cyber-shot DSC-RX100 IV、パナソニック:LUMIX DMC-TX1、キヤノン:PowerShot G7X Mark II。気になる点を表にして比較してみました。

RX100M4 TX1 G7X2
ズーム範囲 24mm - 70mm 25mm - 250mm 24mm - 100mm
F値 F1.8-2.8 F2.8-5.9 F1.8-2.8
EVF あり あり なし
液晶 チルト 固定 チルト
タッチパネル 非対応 対応 対応
4K動画 可能 可能 不可
ハイフレームレート 対応 対応 非対応
値段 110,000円ぐらい 80,000円ぐらい 70,000円ぐらい

3機種の中で最も優れているものは赤、最も劣っているものを青でハイライトしました。同じ記述でもよりスペックが高いもの、利便性が高いものの方を赤にしています。これ以外の点、ISO感度とか最短撮影距離とか大きさとかはほぼほぼ同等かなと思います。

大本命はRX100M4。M3を使っていましたから使い勝手も同じですし、手持ちの充電池・充電器がそのまま使えます。メインのミラーレスもソニーですしね。ただし値段はこの中で最も高いですし、タッチパネルにも対応していません。

パナソニックのTX1はそのズーム域の広さに惹かれます。4K動画を利用した4Kフォトやフォーカスシフトはなかなか面白そうです。しかしF値が1段以上暗いことに加え、液晶がチルトしないのは痛い。

G7X2は先代のG7Xの欠点を色々改良して、液晶のチルトができるようになりましたしレンズ周りのホイールのクリック音を消すこともできるようになりました。しかし相変わらずEVFに非対応です。

特にTX1はとても気になりますが、やはりRX100M4に行くのが一番無難な気がします。あとは来月中にRX100M5の発表があるのかどうか。そして、そこまで待てるかどうか。

シンガポールで機器を買うと

海外で生活していると、日本とは違う習慣に時々戸惑うことがあります。こちらに来てからカメラや最近ではPSVitaなど色々買ってきましたが、これらを店頭で購入した際に店員さんが行うことも日本とは違います。

日本で例えばカメラを買うとき、まず店頭の展示品を触って、購入の意思を示すと奥から箱を持ってきて精算するだけですよね。昔は箱を開けて保証書に印を押していましたが、今はそれすらレシートの発行で済むことがほとんどだと思います。つまり、購入品は購入者が家に帰って開けるまで箱の中のまま、誰も触りませんよね。ところがシンガポールでは違います。

まず、店頭展示があるのは大手の量販点のみで、それも一部の機種のみです。店頭展示がされていない場合、在庫があれば商品を持ってきて箱を触らせてくれますが、これは実際の売り物です。その人がそのまま購入する場合はいいのですが、購入しない場合はまた元通りに箱にしまって、別の客に売ることになります。つまり、自分が購入する品は以前に他の客のために箱を開けて触らせたものかもしれないのです。多くの場合は単に開けて触るだけでなく、バッテリーと試写用のメモリーカードを挿入して実際にシャッターを切っています。もちろん試写後に出荷時の状態に初期化はされていますが、あまり気持ちのいいものではありません。

実際の購入にあたっても、必ず店員が箱を開けて、購入者に本体の状態をチェックさせます。傷等がないことを自分で確認させるのです。後々のクレーム・返品・交換を避けるためでしょう。そしてここでももちろんバッテリーを入れて、日時の設定等初期設定を店員が始めます。あとで自分でゆっくりやりたいのに。私も慣れてきたので、外観と起動のチェックは仕方ありませんが、最近は後で自分で設定するからと伝えて店員が初期設定をするのは止めさせるようにしています。液晶保護フィルムなどを一緒に買うと、頼んでもいないのに勝手に貼り始める店もあります。サービスのつもりなんでしょうけど、購入したからには自分のもの、他人にはむやみに触らせたくないと思うのは日本人(もしくは私)だけなんでしょうか。保護フィルムは私は貼るのが下手なので店員にお願いしたいところですが(日本ならそうします)、こちらの店員さんは私より下手だったりするのでね。

店やメーカーがプロモーションセールをしていることがあります。その際は通常より少し値段が安くなっているのはもちろんですが、必ず何かオマケが付いてきます。カメラの場合だとメモリーカード、追加バッテリー、ケース、そして防湿庫がつく場合もあります。多くの場合メモリーカードは転送速度が遅く容量も少ないものですし、ケースも型落ちだったりします。防湿庫に至ってはすでに持っていれば不必要ですしね。必要ないからその分安くしろと言っても聞いてくれません。交渉して別のものに変えてもらうことは可能な場合があります。以前メモリとケースの代わりにバッテリーにしてもらうのに成功したことはあります。交渉の余地がない場合は、もらってそのまま使わず置いておくしかないです。

これらの習慣がどうしても許容できない場合は日本で購入する方が精神衛生上は良いですが、そう頻繁に帰国できませんし、転送するにはバッテリーの問題がありますのでね。まあ郷に入っては郷に従えです。

海外でゲームを遊ぶには

こちらシンガポールでも3DSやVitaでゲームを遊んでいますが、実は日本にいる時と同じようにゲームを買って遊べるわけではなく、ちょっと制限があります。NintendoとSonyのゲーム機についてまとめてみます。Microsoft (Xbox)については分かりません。自分で全て経験したわけではなく一部友人から聞いた話もありますので、もし間違っているところがあればご指摘ください。

Nintendoの場合

3DSやWiiは、本体にリージョンロックがかかっています。そのため、日本で買ったハードウェアでは日本で売られているゲームしかできません。逆にアメリカで売られているゲーム機ではアメリカで売られているソフトしか使えません。従って、シンガポールで3DSで遊ぶにあたっては、日本で買った本体を持ってきて、ソフトも日本で購入しています。帰国して買えない場合は転送サービスなどを利用して入手しました。

今はゲームはダウンロード購入もできます。日本で買った3DSからアクセスするニンテンドーeショップは当然日本のストアですから、ここで買ってダウンロードすれば海外でも遊べます。購入に際しては日本で発行されたクレジットカードを利用すれば、海外からのアクセスであっても問題なく買えました。

Sonyの場合

PS4やPSVitaは、本体にはリージョンロックがかかっていません。ですので、本体とソフトがどこの国で買ったものであっても、基本的にすべての組み合わせで遊ぶことができます。こちらで本体を買って日本のソフトを遊ぶことも、日本から持ってきた本体でこちらで売られているソフトを遊ぶことも可能です。ソフト側にリージョンロックがかかっている場合もあるようですが、ほとんどのソフトは大丈夫そうです。ただし、DVDやブルーレイはリージョンコードが設定されていますので適合したメディアしか再生できないようです。本体は言語設定で日本語も英語も選ぶことができます。(余談ですが、同じSony製品であってもカメラの場合は、海外で売られているカメラには言語設定に日本語がなく、逆に日本で売られているカメラには言語設定自体がなく常に日本語です。どうしてカメラもPSと同じようにしてくれないんですか、Sonyさん。)

一方、ダウンロード購入となると話がややこしくなります。日本のPlaystation Storeのアカウントには日本発行のクレジットカードしか登録できません。それはiTunesなどと同じなのですが、問題は海外からのアクセスの場合はカード決済が出来ないということなんです。日本で買った本体であってもです。

日本のアカウントを使って海外から購入する唯一の方法は、Playstation Networkカード(プリペイド)を日本で購入してウォレットにチャージしておくことです。もちろんカードは日本のPlaystation Store用のもので、海外で売られているものではダメです。カードはネットで購入してシリアル番号のみを教えてくれるサービスもありますが、かなり割高です。日本に帰った時に買っておくか、知人に送ってもらうもしくは番号のみを教えてもらうのが良いと思われます。頻繁に帰国するなら、その際にクレジットカードからチャージすることもできますけどね。

他の方法としては、居住国のPlaystation Storeのアカウントを作ってその国のクレジットカードで支払いをするということもできます。海外のストアであっても日本語のゲームソフトが売られているんです。もちろんすべてのタイトルが入手可能なわけではないです。その代わり日本では発売されていない英語版のゲームも遊ぶことができます。自分の遊びたいゲームが手に入るようならこれが一番正当な方法です。

PS4だと複数アカウントを利用できるようなので、日本と海外のアカウントを必要に応じて切り替えて購入して遊ぶことができそうです。PSVitaは1つのアカウントしか使えない(アカウントを切り替えるには初期化する必要がある)ので複数台の本体を持っていないと難しいですが。私は当面シンガポールのアカウントで遊ぶことにしました。どうしても日本にしかないゲームを遊びたい場合は日本のパッケージ版を買うかもう1台買うかすると思います。

まとめ

海外(*)でのゲーム機の使用条件
本体 日本のパッケージ版ソフトの使用 海外のパッケージ版ソフトの使用 日本のストアからのダウンロード購入 海外のストアからのダウンロード購入
(*) ここでは特定の居住国/滞在国1カ国を指して海外と表記します
Nintendo 日本で購入 可能 不可能 可能
ただし日本発行のクレジットカードのみ
不可能
海外で購入 不可能 可能 不可能 可能
日本発行のクレジットカードは不可
Sony 日本で購入 可能 可能 可能
ただしクレジットカード利用不可
可能
その国のクレジットカードのみ
入手可能ソフトは日本と違う
海外で購入

PS Vita買いました

最近は写真を撮りに出かけることも少なく(あっても子供の行事撮影)、ブログのネタもあまりありません。日々何をして過ごしているかと言いますと、もちろん仕事してますけど、家ではゲームをする時間が増えています。

以前書いたマイクラが主ですが、最近はまたゲーム機で遊びたいなと思いまして。以前ソニーストアの店頭でちょっと遊んだドラゴンクエストヒーローズがやりたいなというのがきっかけです。

本当はPS4が欲しかったのですが、リビングのTVを占拠するのもためらわれ、またTV自体もあまり良いものではない(大家さんのものなので勝手に買い換えられない)のでPS4の実力を出しきれなさそうなのでとりあえず保留。当面手持ちの3DSで遊ぼうかとモンハンをやってみましたが、スマホに比べて画面がきれいでないのが気になりました。ドラクエヒーローズに似たゲームとして無双シリーズがありますが、これなら3DSでできるのでダウンロードしてやってみましたが、3DSのタッチスクリーンは感圧式なのと右スティックの位置と硬さがどうも使いづらい。

そんなこんなで、PSタイトルのゲームができて3DSよりも高性能な、PS Vitaを買うことになりました。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

3DS (LL) に比べるると薄いです。重さと画面(3DSは上画面)の大きさは同じくらい。グラフィックは圧倒的にVitaの方が綺麗です。スティックやボタンの操作性もVitaの方が使いやすいです。タッチパネルもスマホと同じ静電式なので反応も良く、スワイプなどの操作ができるのがいいです。Live Areaも良くできていて、ホーム画面やストア、複数のゲーム間の移動など3DSよりも格段に使いやすいと思います。

難点としては、メモリーカードですかね。汎用のSDカードではなく専用のVitaカードを買う必要がありますが、これがお高い。内蔵メモリは1GBしかないのでダウンロード購入して使うには全然足りません。32GBか64GBのカードを買って使うことになりますが、そうすると追加で1万円ほどかかります。ダウンロードではなくパッケージでゲームを買えば、セーブデータだけなのでさほどメモリは必要ありませんがね。Vitaはゲームカードスロットにカバーがあるので抜き差しがちょっと面倒で、頻繁に使うとカバーが破損しそう。逆に3DSはスロットにカバーがなく、抜き差しは便利ですが常に何かを差してないと埃とか気になります。

あと、これはゲームによると思うのですが、Vitaでもゲーム途中のデータのロードは結構時間がかかります。グラフィックが綺麗な分データも大きいせいかと思われます。今やっているのはドラクエヒーローズ2ですが、街とフィールドの切り替え時に数十秒かかる感じです。まあ3DSのモンハンはマップ移動のたびに数秒かかってましたから、それよりはストレスが少ないかな。

PS4とVita両方で出ているタイトルも多いですが、やっぱりPS4の方が面白そうなゲームは多いですね。家族の了承が得られれば結局そのうちPS4も買ってしまうかもしれません。