プリンター買換え in シンガポール

シンガポールに来てからもずっとCanonのプリンター複合機を使っています。日本のモデルとブランド名と型番、プラグの形状が違うだけであとは同じ仕様です。マニュアルに日本語はありませんが、本体メニューは日本語での表示も可能です。日本ではPIXUSなのがこちらではPIXMA。ここ数年のモデルですと、型番が日本だと下2桁が30なのがこちらでは70になっています。

こちらに来てすぐの2013年に買ったのがPIXMA MG5470(PIXUS MG5430と同等)です。6年ほど使ってきましたが、ついに故障してしまいました。電源は入るのですがB200というエラーコードがでて何の操作も出来ず、トラブルシューティングを見ても修理に出せとしか書いてません。ネットで調べてみると結構有名な(?)現象らしいのですが、紹介されている対処法を試してみるも全く直らないので諦めました。古い機種ですし修理にお金を使うくらいなら最新の機種に買い換えることにしました。

新たに購入したのはPIXMA TS8270(PIXUS TS8230)。他社も含めて検討しましたが、使い慣れていることもありやっぱりCanon。印刷性能のスペック的には前の機種とそんなに変わらないのですが、体感的には印刷速度が速くなったように感じます。プリンター部分よりもWiFi通信の部分が改善されたからかもしれません。全体にコンパクトになったのも良いです。完全にタッチパネル操作になりましたが、全体的な使い勝手はさほど変わらない印象です。

概ね満足していますが、イマイチな点もあります。せっかく四角くコンパクトに収まったデザインなのに、給紙トレイにA4の紙をセットすると本体からはみ出してしまい美しくないです。また、排紙トレイと操作パネルは印刷時に閉じていると自動で開いてくれますが、印刷後に自動で収納してはくれません。出っ放し・開きっぱなしです。印刷後の書類が排紙トレイに残っている可能性を考えて自動では収納しないような設計になっているようなのですが、パネルとトレイを収納してくれるボタンとかあればいいのにと思います。

Adobeとお別れ

2月にLightroomからCapture One Proへ移行した後も、Adobe CCのフォトプランのサブスクリプションは一応継続していましたが、今月ついに解約しました。

折しも、Adobe CCで事前告知も事後報告もなしに直近2バージョンしか使えなくなるという変更が行われ炎上しています。CS6移行の全てのバージョンを使うことができることを売りにしていましたし、スタンドアローン版が無くなってしまった今は特定のバージョンを使用するために仕方なく月額制で契約していた人もいると思います。ネットの情報通りに第三者が保有するライセンスの問題で過去のバージョンを使えなくしたのなら、なおさら事前告知が必要だったはずで、事後報告すらしないというのは意味が分かりません。私のように基本最新バージョンを使っていて大きな影響はないユーザーでも、さすがにこれはひどいと思います。以前から、Lightroomが完全クラウド化してしまうのではないか・料金の大幅な増額があるのではないか、という不安がありましたが、今回の事件で完全に信頼することができなくなりました。

写真に関しては、アマチュアならAdobe以外の選択肢でもなんとか運用できると思いますが、プロや他の分野だとそう簡単ではないのでしょうね。クリエイティブ系でAdobeはデファクトスタンダード、寡占状態になってますから。私のようなもの1人が、しかも一番安いフォトプランを解約したところでAdobeには痛くも痒くもないでしょう。その割には解約ボタンを押すと次から次へと引き留めようとしてくるのにはちょっと笑いましたが。