さよならフルサイズ

メインのシステムがXマウントになったため、全く使わなくなったα7IIとFEレンズ。昨年の一時帰国の際に、今後は使用しないであろうSEL24240とSEL28F20を売却しました。SEL24240については、高倍率ズームは便利なのですが、子供が大きくなって広角と望遠両方を必要とする場面が減り、それならX-T2にXF18-55mmもしくはXF55-200mmの方が軽く写りも良いので手放すことにしました。SEL28F20も同様で、X100Fの方が軽く写りも良いので。

そして今年、残っていたFEレンズとボディもついに売却しました。SEL90M28GとSEL55F18Zは共に素晴らしい写りをすることから手放すのが惜しく、このレンズのためだけに2マウント持っていてもいいかと思わせるぐらいで、そのためずっと手元に残していました。しかしこの1年使用する機会はまったくなく、使わないまま防湿庫に眠らせておくぐらいなら他の人に使ってもらったほうが幸せなのではないかということで、ようやく売却する決心が付きました。

2年前にX100Fに出会っていなければ、あるいはX-T2を購入する前にα7IIIが発売もしくは発表されていれば、Xマウントへの移行はなく、今でもEマウントを使い続けていたかもしれません。これまでもそうでしたが、カメラとの出会いにもタイミングとか運命とかあるような気がします。

フルサイズでしか写せない空気感というようなものを感じることはあります。お手頃なFEレンズも少しずつ出てきました。なので未練がないと言ったら嘘になります。でもFujifilmの色と操作性に惚れて移行したことに後悔はしていません。売却した過去のカメラたちのためにも、それらで得た経験と知識を十分に生かして今持っているカメラをしっかり使ってあげようと思います。

温室育ち
温室育ち
赤と白に彩る
赤と白に彩る
おせち
おせち
ランタン・フェスティバル
ランタン・フェスティバル

Xシステムのストロボ

X-T2購入以来、ストロボ(フラッシュ)をどうするかは悩みの種でした。X-H1もX-T2も内蔵フラッシュはなく、EF-X8という小さなフラッシュが付属してきます。が、これがバウンスできない上に、ワイヤレスフラッシュのマスターとして使うこともできないという、どうにも使えないものなのです。純正だとEF-X500がハイスピードシンクロと光通信ワイヤレスに対応しているのですが、先に述べたようにカメラ付属のEF-X8がマスターとして機能しないため、光通信ワイヤレスを使用するにはEF-X500を2台購入する必要があります。純正ストロボと組み合わせて使えるワイヤレスコマンダーは無いですからね。

そんなわけで、純正以外にXシステムで使えるストロボを考えると、Nissin、Godox、Cactusあたりが考えられます。どれもワイヤレスのシステムを組むことは可能ですが、LEDライトが欲しかったことと信頼性を考えて、Nissinのi60Aを選択しました。ワイヤレスコマンダーは無くてもいいかとも思い同時購入しなかったのですが、やっぱりあった方がいいと考え直してAir10sを後日購入しました。

i60AとAir10s
i60AとAir10s

i60Aの良い点としては、ディフューザーが付属していることと、ワイドパネルとキャッチライトパネルが別のサイドに独立して付いていることが挙げられます。他のストロボではこの2つのパネルは重ねて付けられており、両方同時に引き出して使わない用を再度収納する必要があるんですよね。値段は純正のEF-X500の約半額で済みますし、大きさもそれなりにコンパクト。X-T2に付けてもX-H1に付けても大きすぎず小さすぎずで良い感じです。光量もこれだけあれば私的には十分。

逆にイマイチな点は、可動部の形状のため収納がかさばること。通常のストロボは真っ直ぐに伸ばして収納することができるのですが、i60Aは使用時と同じ折れ曲がった形のまま収納することになります。今まではレンズ1本をストロボに入れ替える形でカメラバッグに入れていましたが、i60Aの立方体的なケース形状ではそうはいきません。まあ私の場合はあんまり外に持ち出して使うこともなく、自宅でワイヤレスで使うことがほとんどでしょうから、これでもいいかなと思っています。

ストロボを使う頻度は低いですけれども、それでもいざという時に使えるストロボは持っておく必要がありますから、i60Aというのは悪くない選択だったと思います。

神レンズ追加購入

以前からずっと欲しかったXF90mmF2、ついに購入しました。XF35mmF1.4・XF56mmF1.2と並んで神レンズと評判が高く、このレンズで撮影された写真を見るたびに物欲を刺激されていました。

X-T2を購入した当初は、このあたりの焦点距離のレンズとしてはXF80mmF2.8を購入しようと考えていました。等倍マクロですし、手振れ補正も付いてますし。しかし、実物を手に持ってみるとその大きさと重さに驚愕。フルサイズ用のキヤノンEF100mmF2.8LやソニーSEL90M28Gより大きく重いのですから。そして写りに関してもボケが綺麗でないという意見が多く、作例を見る限り私もそう思います。マクロレンズは欲しいですが、重さと画質のバランスという点でこのレンズは見送らざるを得ません。

逆にXF90mmF2はボケの綺麗さに定評があります。主題を浮き上がらせるその表現力はポートレートに、そして花の撮影に最適です。等倍撮影以外の用途ではこちらのレンズの方が明らかに向いています。中望遠レンズを手振れ補正なしで使うのはちょっと不安だったのもあり、なかなか購入に踏み切れずにいましたが、X-H1の購入により何の問題もなくなりました。

本当はX-H1と同時に日本で購入するつもりでしたが、XF16-55mmF2.8を先に購入したために予算オーバー。日本を離れる前になんとか資金を確保して店舗に向かうと在庫切れ。一度燃え上がった物欲は収まらず、シンガポールに帰国後に購入となりました。保護フィルターは日本で買っておきました。ちなみに購入したカメラ店での割引と現在の為替レートのおかげで、日本で免税で買うよりも安く買えたので、結果オーライです。

XF90mmF2
XF90mmF2

ちなみに上の写真はX-H1とXF56mmF1.2で撮影しました。XF56mmF1.2もX-H1の手振れ補正の恩恵を大きく受けるレンズの1つですが、寄れないのがブツ撮りには致命的ですね。もちろん屋外で距離をとって撮影する分には素晴らしいんですよ。一方でXF90mmF2は結構寄れるので、ブツ撮りにも使えます。これからXF90mmF2の出番がどんどん増えてきそうな予感がします。

標準ズームを大三元にアップグレード

X-T2のキットレンズXF18-55mmがなかなか優秀なので、X-H1を購入しても標準ズームは引き続きこれを使用する予定でいました。しかし、結果的にXF16-55mmF2.8をX-H1と同時購入しました。

X-H1とXF16-55mmF2.8
X-H1とXF16-55mmF2.8

積極的理由としては、まず広角の2mmの差です。フルサイズ換算28mmと24mmでは得られる画が結構違います。24mmまで撮れるとかなり汎用性が高く、広角側のレンズを買う必要がなくなります。そしてもちろんF2.8通しであることで、標準域においても明るさのためだけにレンズ交換をする必要も減ります。XF18-55mmは広角端でF2.8始まりですが、F2.8として使えるのは18-20mmの範囲ぐらいで、実用上はF4通しぐらいに思っておいたほうがいいです(それでもキットレンズとしてはかなり明るいです)。消極的理由もありまして、X-H1は日本に一時帰国時に購入しそのまま使う予定でいました。ボディだけを買ってシンガポールからXF18-55mmと単焦点レンズ2本を持って行くよりは、XF16-55mmF2.8も一緒に購入してズームも単焦点の代わりもこれ1本で、と考えたわけです。XF16-80mmF4はまだ発売前でしたし。

XF16-55mmF2.8には手振れ補正がありませんが、X-H1との組み合わせにおいてはこのデメリットが解消されます。重量・サイズが大きいこともデメリットではありますが、これもX-H1で使うことでよりバランス良くしっかりとホールディングできますので、ほぼトレードオフなしにこのレンズの良さを生かすことができます。

そして使ってみると噂どおりの写りでした。ピント面のシャープさも色の乗りもXF18-55mmより一段上といった印象です。ボケもなめらかで、絞りと焦点距離を変えることでいろいろな表情を作り出すことができそうです。単焦点並みの写りをするズームというのもうなずけます。

F値固定のズームレンズを使うのはキヤノン使用時代のEF70-200mmF4以来2本目、F2.8通しのズームレンズは初めてなのですが、富士フイルムの操作性(レンズに絞りリングがある)も相まって、非常に使いやすいレンズです。

手振れ補正の有無を考えると、XF16-55mmF2.8はX-H1専用、XF18-55mmはX-T2専用になりますね。2台体制で、X-H1+単焦点 & X-T2+XF18-55mm、あるいはX-H1+XF16-55mmF2.8 & X-T2+XF55-200mmという組み合わせで持ち出してレンズ交換なしに使用するというのも考えられます。

X-H1を購入しました

X-T2を使って1年半、ほぼ唯一の不満は手振れでした。ボディに手振れ補正がないので、手振れ補正のない単焦点レンズ、特にXF56mmF1.2を使う時に気になります。明るいレンズだしISO感度を上げれば大丈夫だろうと思っていましたが、絞りを開くと今度はピントがシビアすぎて合わないんですよね。

X-H1とXF16-55mmF2.8
X-H1とXF16-55mmF2.8

そんなわけで、富士フイルムのXシステムで唯一ボディ内手振れ補正を内蔵しているX-H1の購入に踏み切りました。すでに新しいセンサーとエンジンを積んだX-T3やX-T30が存在していて、しかもそちらの方が売れているという現状ですが、手振れ補正を求めるならX-H1以外の選択肢はありません。AFの速度・精度が上がっているX-T3にアップグレードしても歩留まりは向上するでしょうが、私の場合は手振れを補正する効果の方が大きいだろうと考えました。X-T2やX-T3には無い、フェザータッチシャッターも魅力でした。

もちろん、X-T2よりも大きく重くなってしまうのはデメリットです。幸い、X-H1・X-T2・X100Fはすべて同じセンサーとエンジンを搭載しており、どのカメラでとってもほぼ同じ傾向の写真が撮れますので、そこはシチュエーションによりX-T2・X100Fと使い分けることにします。カメラの重さが気になるのは手に持って撮影している時よりもむしろ鞄に入れて持ち歩いている時ですので、持ち出すレンズを限定することでも対処できると思っています。実際、グリップの握りやすさのおかげで、撮影時に感じる重さと疲労感はX-T2の時とほとんど変わりません。

フェザータッチシャッターの感覚はとても心地よく感じます。半押しのつもりがシャッターが切れてしまった、ということも今のところありません。今ではこのシャッターに慣れてしまい、X-T2のシャッターのストロークが深く硬く感じますし、店頭で触ったα7RIVのシャッターはグニャグニャして違和感を感じます。シャッター音が小さめなのも良いと思います。

購入前に一番気になっていたのは露出補正ダイヤルがなくなってしまうことですが、これもなんとかなりそうです。露出補正ボタンを押しながら後ダイヤルを回すという操作はやりにくく、頻繁に露出補正を変更するには向いていません。しかし設定で露出補正ボタンの動作を押下切替にしておくと、撮影時にはボタンを一回押しておけば、後は後ダイヤルを回すだけで直接露出を補正することができます。X-T2などの操作とほぼ同じです。もう一度ボタンを押せばロックをかけた形になります。X-T2もX100Fも露出補正ダイヤルにはロックがなく勝手に回ってしまっていることもあるので、その点ではX-H1の方が便利かもしれません。

そして露出補正ダイヤルに替わってボディ右肩の位置を占めるサブ液晶ですが、これが思った以上に便利でした。絞りなどの設定値はダイヤルを見れば分かるから必要ないと思っていましたが、ダイヤルで設定する以外の項目、フィルムシミュレーションやホワイトバランスの設定も一目で確認できるのが助かります。そして何より電池残量。電源がオフの時でもサブ液晶に電池残量が表示されるので、わざわざ電源を入れなくても充電の必要があるかどうか確認できます。電源オンの時の表示項目もカスタマイズして電池残量が常に表示されるようにしておきました。手振れ補正の分X-T2よりも電池の消費が多い印象なので、常に電池残量を意識しておくのは大事です。

X-H1背面
X-H1背面

それ以外にも色々設定をいじってみていますが、X100FやX-T2と操作感を統一させているところやあえて機種ごとに変えているところもあるので、またまとめてみたいと思っています。

今年購入した機材たち

夏以降、たくさんの機材を購入しました。にも関わらず、公私共に色々とありましてブログの更新が滞っており、全く紹介できずにおりました。来年にかけてまだまだ忙しい&ややこしい状況は続くのですが、ここらで重い腰を上げて紹介していこうと思います。

今回はまず購入したものの集合写真を。

今年購入した機材たち
今年購入した機材たち

写っているものをリストすると、

  • Fujifilm X-H1
  • Fujifilm XF16-55mmF2.8 R LM WR
  • Fujifilm XF90mmF2 R LM WR
  • Nissin i60A
  • Nissin Air10s

今年購入したものでこの写真を撮影するのに使ったものが

  • HAKUBA デジカメスタジオボックス60
  • Iwata Genius Light GL-01

さらに加えて、ここに写っていないものが

  • Manfrotto Street バックパック MB MS-BP-IGR
  • iPhone 11 Pro Max
  • AirPods Pro

となります。

それぞれの機材については個別に記事にしていきたいと思いますので、もうしばらくお待ちくださいませ。

X-Pro3とXF16-80mmF4を触ってきました

長期出張からやっと帰ってきました(なので今月もブログ更新少なめです)。今週は東京で自由時間があったので、初めて丸の内のFujifilm Imaging Plazaに寄ってみました。発表されたばかり、来月発売予定のX-Pro3の試作機を実際に触ってみることができました。

サイズ感はX-Pro2とほぼ同じですが、心なしか握りやすく感じました。当然X100Fより大きいのですが、グリップがよりしっかりしているので撮影しやすそうですが、やはり大柄なレンズだときついです。スタッフの方からブライトフレームの仕様の変更についても説明してもらいましたが、標準域の単焦点レンズメインで使う分には問題なさそうです。広角メインだとちょっと不便かも。画質に関しては分かりませんが、評判の良いT3/T20のセンサーに加え、低照度限界がさらに-6EVまで拡張されたことで間違いのない画を出してくれるでしょう。

一番の特徴といえば液晶画面。普段は撮影情報のみを表示し、画像確認や設定変更を行う際にチルトさせて大型液晶を開く形。撮影の度に画像を確認するには向いていませんし、ハイアングルはともかく、三脚使用時に液晶画面が全く使えません。完全にスナップシューターとして特化させています。よくあるバリアングル液晶なら両立できたのでしょうが、そうはしなかった。X-Proシリーズのユーザー層とバリアングル機のユーザー層が違うのでしょうが、これはちょっと諸刃の剣のような気がします。

私個人としては購入はしないです。スナップ用途ではX100Fと役割が被りますし、大きめのレンズとの相性も良くないので。そしてやっぱり液晶画面を見て撮影することも多々ありますからねぇ。

もう一つ、XF16-80mmF4も初めて実際のレンズを触りました。サイズはXF18-55mmF2.8-4とXF16-55mmF2.8の中間で、もう少し小さいともっと良かったですが、強力な手ぶれ補正を入れつつ画質も保とうと思えば仕方ないかな。XF16-80mmをつけたX-T3とXF16-55mmをつけたX-H1でAF速度を比べてみましたが、XF16-55mm+X-H1の方が速かったです。センサーの世代による差よりもレンズの差が大きかったようです。XF16-55mmを持っているなら、どうしても望遠端を伸ばしたい・ほんの少しでも軽く小さくしたい、というのでなければF値を犠牲にしてまで買い替える必要はなさそうです。

(上記からご察しの通り、私の所有機材が増えております。その話はまた改めて。なかなか記事を書く時間がなくて。)

エネループの充電器

充電式の電池って便利ですよね。私もエネループを何本も持っています。以前はマウスが電池式だったので頻繁に充電して使用していましたが、今はマウスは有線もしくは充電式のものばかりになり、使う頻度は減りました。それでもカメラのストロボなどには必要ですし、他にも使う機会はいろいろあります。

当然充電しないと使えないわけですが、私は以前紹介したヘーネルのプロキューブを使っていました。これはカメラ用の電池を2個同時に充電できるものですが、付属の部品を接続する(上部に置くだけ)ことで実は単三型の電池を4本充電することができます。もちろんカメラ用電池と同時に充電することはできませんが。

(なお、以前の記事で紹介しているものはNP-FW50用の旧製品で、α7M3などで使われているNP-FZ100には使えません。新しいプロキューブ2だとFW50、FZ100両方に対応しているようです。)

しかし、私のメインカメラがソニーから富士フイルムへと移行し、ソニーの電池を充電する必要がなくなってしまいました。エネループのためだけに使うにはプロキューブは大きすぎます。カメラ用電池は急速充電できますが、エネループの方は急速充電にはなってないような気もします。なのでエネループ専用の充電器を買おうと思ったわけです。しかし、こちらシンガポールで売っているものはシンガポール用(というかヨーロッパ用)のプラグ。日本用だと背面のプラグが折りたためますが、これはプラグが背面から突き出したまま折りたたむことができません。持ち歩くのにかさばるのはもちろん、コンセントにさすにもちょっと不安定で場所をとります。

そんなわけで購入をためらっていたのですが、日本でとても便利な新製品が発売されていることを知りました。それがパナソニック純正の充電器、BQ-CC87Lです。

何が素晴らしいかというと、USBで充電できることです。なのでプラグの形状とか使用する国とか気にしなくてもいいです。今流行りのUSB-CではなくMicro-USBですが、私にとってはその方が逆にありがたい。USB-CのものはまだiPad Proしか持ってなくて、その他の所有機器は全てMicro-USBなので共用できます。

さらに、充電された電池を使って逆に出力することもでき、つまりモバイルバッテリーとしても使えます。これ一つでカメラとストロボ両方の予備電源として持っていくことができたりするわけですね。この用途では乾電池も使用可能です。LEDライトも付属していますが、まあこれはあってもなくてもどっちでもいいかな。

急速充電対応ですし、電池の状態をチェックする機能もあります。手持ちのエネループには古いものも混ざっており電池の消費が早いような気もしていましたのでチェック機能は助かります。単四型も充電できるので(プロキューブは単三型のみの対応)、乾電池を使用していた電動歯ブラシなどもこれで充電式にすることができます。

同じ製品がこちらではまだ販売されていないので日本で購入しましたが、良い買い物ができました。

Haw Par Villa

知る人ぞ知るテーマパーク、ハウパーヴィラを紹介します。シンガポールに観光で来る人でここを訪れる人は稀だと思いますが、2度目以降でどこに行こうか考える場合、候補に入れてみてはと思います。

テーマパークといってもユニバーサルスタジオみたいに家族で楽しめる場所ではなく、乗り物やアトラクションもありません。色々な像が野外に展示してあるだけなのですが、なんというか、独特なテイストの像ばかりなのです。(関西の人じゃないと分からないかもしれませんが)探偵ナイトスクープで桂小枝探偵がやっていた「パラダイス」的な施設です。

虎豹別墅
虎豹別墅

入り口はこんな感じ。すでに奇妙な雰囲気は漂っていますが、まだ序の口。

虎の娘?
虎の娘?

マスコットの虎ちゃん。手にはタイガーバームを持っています。そう、ここはタイガーバームの創業者が作った庭園だったのです。

生首
生首
地獄絵図
地獄絵図

園内には地獄の様子を描いたコーナーがあります。洞窟みたいな暗めな場所に様々な地獄が描かれています。閻魔大王もいました。

土俵入り
土俵入り

なぜか土俵入り。中央には切り株とタイガーバーム。

蟹女
蟹女

蟹女(笑)。なんじゃこれ。

西遊記を描いたものや、動物の像、ちょっと18禁的な像など他にも色々あります。1時間少しあれば見て回れますので、興味のある方は観光の空き時間に訪ねてみてください。

「天気の子」観てきました

やっとで体調も快方に向かってきました。と思ったら数年ぶりにヘイズがひどくなってきました。

さて、この夏公開されて話題になった映画「天気の子」が遅ればせながらシンガポールにもやってきたので観に行ってきました。

天気の子
天気の子

同じ監督の前作「君の名は」と構成も似ていて、そのせいで前作のファンからは賛否両論のようで、私はどちらも良かったと思いますが、どちらかといえば今作の方が分かりやすくて好みです。妻はアニメ映画自体が好きでなく、前作は評判だったから見たものの好きではないと言っていました(SF的な物語も好きではないため意味が分からなかったらしい)。その彼女も今作は良かったと言っています。

どんな作品も粗探しをすればキリがありません。超常現象的なことは置いておいても、実際にそんな行動ができるわけがない、なんてシーンも多くあります。結末も本人たちだけがハッピーで多くの人を犠牲にしたと言うのも事実でしょう。そのような選択をした主人公たち、そのように物語を書いた監督。その考えに共感するも良し、納得しないのも良し、見た人にそれぞれの考え方を持たせるのがいい作品なんだと思います。

Enjoy Photo & More!