原因不明の体調不良

夏は例年通り一時帰国をしておりましたが、シンガポールに帰る直前になって体調を崩してしまいました。発熱のため最後の数日は十分に楽しむことができず残念だったのですが、それでもなんとか熱は下がり、復調したと思っておりました。

シンガポールに戻ってくると、今度はまた別の体調不良に悩まされることに。咳が止まらないのです。医者にもかかって薬を処方してもらったのですが、大きくは改善されず。再度別の薬を処方してもらいましたがそれでも治りません。かれこれ1ヶ月以上咳が出続けるという異常事態です。

通常の風邪薬やら抗生剤で効かないので、単純な風邪ではなさそうです。別の医者にかかることも考えましたが、仕事も忙しくて結局放置しています。週末は体を休めることに専念して、少しずつ改善の兆しはありますが、まだ本調子ではありません。最近シンガポールでは雨が少なく、空気も少しヘイズ(隣国インドネシアからの煙害)っぽい感じです。もしかするとそのアレルギー症状なのかもしれません。

というわけで8月はブログの更新も、ブログ用のネタ作りもできませんでした。体調の回復と仕事の具合を見ながら、ぼちぼち活動を再開したいところです。

初めてのゼンハイザー

2016年に購入したMDR-1000Xは今でも満足して主に通勤時に使っています。が、大きなヘッドホンを常に持ち歩くわけにはいかないので、小さなイヤホンも併用することになります。でも手持ちのイヤホンは有線。現行のiPhoneではイヤホンジャックないのでLighteningアダプタを使用しないといけませんが、モバイルバッテリーからの充電中にイヤホンを同時に使用することができません。そこで、小さく持ち運びしやすいワイヤレスイヤホンを買うことにしました。

現在の流行は左右独立の完全ワイヤレスですが、あえて左右がケーブルで接続されたタイプを選ぶことにしました。サブなのでそんなに高いものは必要ないし、使っている途中にちょっとだけ外したい時、ケーブルがあると首にかけたままにできますしね。

サブとは言えそこそこの音質は求めたい。さらには大きさ、装着感、対応コーデック、そして値段。各社のモデルをいろいろ店頭で視聴してみましたが、満足のいくものは限られていました。BoseのSoundSport Freeは音は良いもののオープンタイプで音が漏れるので、電車の中で使うのにはあまり向いていません。SHUREのイヤホンは音質は文句なしに良いのですが、AACにもaptXにも対応してなく、そしてお高い。

唯一私の求める条件を全て満たしてくれたのはゼンハイザーのMomentum Freeでした。AACにも対応し、音質は合格点以上、装着感も悪くないです。値段はそんなに安くはないですが、まあなんとか予算内でした。

MDR-1000Xに比べると若干低音が弱いですが、逆に中高音はMomentum Freeの方がクリアで透き通った感じ。曲によってはこちらの方が好みな場合もあります。本体・ケースともデザインも気に入りました。周囲の音が気になることもありますが、それは普段ノイズキャンセリングを使っているせいで、遮音性自体は標準的で問題ないと思います。

ゼンハイザーの機器を使うのは初めてですが、とても気に入りました。これからどんどん使っていくことになると思います。左右独立型のMomentum True Wirelessも評判が良いようなので、機会があれば視聴して比べてみたいです。左右独立型といえばソニーの最新機種WF-1000XM3も気になりますね。とはいえ今の2台が気に入って満足しているので、買い換えるのは当分先のことになりそうです。

AmazonのPA-API制限への対策

今年になってからのProduct Advertising API(PA-API)の利用ポリシーの変更により、1ヶ月以上アフィリエイトの売り上げが無い場合にはPA-APIの利用ができなくなりました。そのため、4月の段階でこのブログではAmazonJSプラグインを使った投稿画面での商品検索とアフィリエイトリンク挿入、並びにAmazonJSによるブログ記事での商品紹介が表示されなくなっていました。その後、4月以降いくつか他のアフィリエイトリンク経由での売り上げがあったためPA-APIの利用が復活し、今日(2019/7/14)時点でもまだ使えています。でもまたいつ利用停止になってしまうか分かりませんので、何らかの対策を始めることにしました。ちなみに、ウェブ上でリンクを生成してくれるサービスなども軒並みこのAPI制限(売り上げがないAPIアクセスの切り捨て及びアクセス過多のサイトの制限)により使えなくなっているようです。

検索してみると、使えそうなツールとして"カッテネ"というのが見つかりました。WordPress用のプラグインとして利用可能ですが、HTML及びCSSも公開されています。いずれにしろリンク先URLや画像は自分で別途探して記入することになります。使用方法はリンク先の作者さんのサイトを見てもらうこととして、詳細はここでは述べません。

WordPressのプラグインを導入した場合ですが、このプラグインを有効化すると独自のショートコードが利用可能になるだけで、自分でショートコード内にJSON形式で画像とリンク先、タイトルなどを記入しなくてはなりません。投稿画面でボタンを押すと雛形が挿入されたりするわけではなく、記述方法を覚えるかどこかからコピペすることになり、正直なところこのままでは使いにくいです。将来的にこの辺が使いやすく改良されると良いのですけど。

そこで、作者さんのページでも紹介されている"Shortcoder"というプラグインを併用することにします。このプラグインは定型文をショートコードとして投稿画面に挿入してくれるものです。ただしショートコードでショートコードを挿入することはできませんので、カッテネで公開されているHTMLの方を定型文として登録します。パラメーター指定もできますので、画像URL・商品URL・タイトルなどは変数としておきます。投稿画面でShortcoderのボタンを押して作成した定型文を選ぶとパラメーターの入力画面になり、記入して挿入ボタンを押せば、投稿画面にパラメーターを含んだショートコードが挿入されます。記事が表示される際にこのショートコードはカッテネのHTMLに展開されて商品リンクが表示されます。

Shortcoderを利用してAmazonリンクを挿入する
Shortcoderを利用してAmazonリンクを挿入する

ちなみにこの方法でリンクを挿入する場合は、自分のサイトのスタイルシートにカッテネのCSSも記述しておかないと、Katteneプラグインを有効化していたとしてもスタイルが適用されません。KatteneプラグインはどうやらKatteneのショートコードが存在しないとスタイルシートも読み込まれないようです。なので私の使い方をするならKatteneプラグインは入れなくても問題ないということになります(WordPress以外の使い方と全く同じになります)。

私の運用方法としては、Amazonで紹介する商品を検索し、商品ページからアソシエイトツールバーを使って画像リンクを取得。そこに含まれているURLを商品URL及び画像URLとして使用します。カッテネのページで説明されているやり方でアソシエイトセントラルからURLを取得してもよいのですが、商品説明として記述する内容を取得するのにどうせ商品個別ページも開かなくてはなりませんから、最初から通常のAmazonで検索してアソシエイトツールバーを使った方が簡単です。

AmazonJSを使って作ったリンクになるべく似せるためCSSを編集してタイトルの見た目を変え、さらにAmazonボタンも小さめにしました。こうして出来上がったリンクの例は以下のようになります。

これから少しずつ過去記事にあるAmazonJSのショートコードを置き換えていこうと思いますが、10年ブログをやっていると(中断期間もあるとはいえ)さすがに数も多いんですよね。時間はかかると思いますがコツコツと少しずつやっていきましょうか。

「名探偵コナン 紺青の拳」観てきました

日本では春に公開された劇場版「名探偵コナン 紺青の拳」ですが、こちらシンガポールでも6月から公開になりました。

名探偵コナン 紺青の拳

この作品は舞台がシンガポールということで、在住日本人としては是非とも観なくてはと思っておりましたが、やっと時間を作って観ることができました。以前も書いたようにシンガポールでの映画の公開期間は非常に短いのですが、幸運にも1ヶ月経ってもまだやっている映画館がありました。

しかしまさか○○○が○○○てしまうなんて。シンガポール政府観光局協力なんですよね。もう色々と情報が出てますけど、よくあの表現を許したというか、許してしまうのがシンガポール的というか。ちなみにシンガポールの人たちにもかなり好評なようです。

シンガポールの観光名所や名物が多数出てきますが、在住者から見てもよく描けていると思います。あ、でも実際には治安はもっと良くて、街中で大規模な喧嘩やら銃撃やらカーチェイスなんかはありませんよ、多分。

日本語音声+英語&中国語字幕で、登場人物が英語で喋る際には字幕は付きません。でも日本人英語っぽいので聞き取りには全く苦労しません。春には子供と一緒にアベンジャーズの映画を観ましたが、こちらは英語音声・中国語字幕だったため内容を理解するのにかなり苦労しました(子供は全く問題なく理解してましたが)。こちらで観るならやっぱり日本の映画が楽でいいですわ。

JEWEL

チャンギ空港に隣接する新しい商業施設、JEWELに行ってきました。私たちが訪れた5月の段階ではまだオープンしてないアトラクションや店舗もありましたが、ほとんどの店舗はすでに営業しており十分楽しめました。

JEWEL
JEWEL

ここを象徴する施設がこの滝(?)です。ガーデンズバイザベイと同じ人によるデザインだそうで、確かに全体的な雰囲気はよく似ています。空港のターミナル間を結ぶスカイトレインが真ん中を通り抜けています。

ライティング
ライティング

カフェモロゾフでお茶をしながらなんとなく撮った1枚。

Bamboo
Bamboo

1階部分にはなんだか東京ミッドタウンっぽい竹が。

シルエット
シルエット

滝が流れ込む部分の地下にも飲食店があり、水の流れの不思議な模様を見ながら楽しむことができます。この流れをスローモーションビデオで撮影するのが流行りだとか。

アンコールワット (2)

アンコールワット以外の遺跡も多数見て回りました。正直多過ぎて、最後の方はどこに行ったかもよく分かっていません。時間も決まっているので、もっと見たい・撮影したいのに切り上げて次に行かないといけなかったり、特に興味ないものにも時間をかけないといけなかったり。やっぱりツアーではなく自分たちで計画して見たいものを見たいだけ見て回るほうがいいです。

お出迎え
お出迎え
エレファント
エレファント

シェムリアップに着いて最初に向かったのはアンコールトム。とにかく広くてたくさんの遺跡がありました。そして暑かった。

沈みゆく
沈みゆく

昼食後アンコールワットに行き長い時間を過ごしました(ほとんどは塔に登るための順番待ち)。そしてプレループという寺院の遺跡に行って夕日の鑑賞。行列で疲れた体が癒されました。

東洋のモナリザ
東洋のモナリザ

翌日はアンコールワットでの朝日鑑賞の後ホテルに戻って朝食、そしてまた観光に出かけました。向かったのはバンテアイ・スレイ。ここのレリーフは東洋のモナリザと言われています。保護のため近づくことができず、標準ズームの望遠端ではこの程度の大きさにしか写せませんでした。

根に食われる
根に食われる
根っこの奥に
根っこの奥に

次に向かったのはタ・プローム寺院。ガジュマルの木に侵食されてしまっています。なんでもハリウッド映画の撮影の舞台になったこともあるとか。アンジェリーナ・ジョリーが来たと言っていました。(後で調べたらトゥーム・レイダーの撮影が行われたそうです。)

この後昼食をとってさらにいくつか遺跡を回ったのですが、みんな疲れちゃって写真もあまり撮れていません。再度言いますが、やっぱりツアーより自分たちで企画する旅のほうがいいなぁ。

今回の旅行での撮影はX-T2とXF18-55mm。XF35mmF2も持って行っていましたが、全く使いませんでした。砂埃が多く、屋外でレンズ交換する気にはなりませんでした。ズームレンズも防塵仕様ではないので、レンズ内に砂が入るんじゃないかと不安になります。こういった環境では防塵防滴の上位レンズXF16-55mmF2.8が欲しくなりますね。明るいので単焦点に交換せずこれ一本でもいけそうですし。大きくて重いですけど。

アンコールワット (1)

世界遺産、カンボジアのアンコールワットに行ってきました。せっかく東南アジアに住んでいるので行ってみたいとずっと思っていましたが、子供も大きくなって一緒に楽しめるようになってきたので、今年やっと行くことができました。

シンガポールからアンコールワットのあるシェムリアップまでは直行便で2時間ほど。個人でシェムリアップ市内や遺跡間を移動するのはちょっと面倒かなと思い、完全日本語ガイド付きのツアーに申し込みました。何気にツアーで旅行するのは初めてだったりします。実質2日間の旅程で、いろいろな遺跡に次から次へと案内されて、正直疲れました。

アンコールワット
アンコールワット

まずは遠くから全景。

アンコールワット
アンコールワット

そして敷地内に入って、定番の池に映るアンコールワット。訪れた時期は乾季のため池の水が少なく、あまり綺麗には映り込みませんでした。残念。

塔の上から
塔の上から

寺院の中を見学して、塔の上にも登りました。1時間以上並びましたよ。しかも大人しか登れないということで、小学生の子供は下で待機。長時間暇な時間を過ごさせることになってしまってごめんね。

夜明け前
夜明け前

翌日は朝早くに起きて、暗いうちから再びアンコールワットに赴き、朝日の鑑賞です。

夜明け
夜明け

この日は雲の位置が低く、どうやら朝日を拝むことは無理そうだということで帰ろうとした矢先、すぅーっと雲が晴れて太陽が姿を見せてくれました。

鹿児島 (2)

昨年は大河ドラマで西郷隆盛を扱っていたこともあり、鹿児島への旅行を思い立ちました。その舞台となった仙巌園は是非とも行きたかった場所の一つです。

歴史を感じさせてくれる島津家別邸はクラシッククロームの色合いがよく似合うと思います。

中庭
中庭
謁見の間
謁見の間

庭園はかなり広くて、写真を撮りながら歩いていると知らない間に時間が過ぎて&家族とはぐれていました。

土産物
土産物
庭園のせせらぎ
庭園のせせらぎ

最後の写真だけVelviaです。RAWから現像して好みの色に仕上げるのも良いですが、撮影時に感じたものをその場で表現できるのがフジのカメラの楽しさだと思います。

鹿児島 (1)

昨年一時帰国した際に、鹿児島へ旅行に行ってきました。今回はX-T2は持って行かず、X100F一本で勝負。とはいえさすがに画角が足りないので、ワイドコンバージョンレンズを購入して広角側を補充。

鹿児島と言ったら桜島。フィルムシミュレーションと場所・画角を変えて何枚か撮影しました。

桜島(Provia)
桜島(Provia)

まずはホテルから望む桜島。スタンダードに35mm相当、Proviaで。

桜島(クラシッククローム)
桜島(クラシッククローム)

続いては仙巌園に行った時に撮影した桜島。ワイドコンバージョンレンズを使って28mm相当で。クラシッククロームでしっとりと。

桜島(Velvia)
桜島(Velvia)

もう一枚仙巌園から。同じくワイコン使用ですが、今度はVelviaで鮮やかに。遠足の小学生たちが来ていました。

Velviaはちょっと色が濃すぎるかなという感じ。Proviaも悪くないですが、あえて選ぶならクラシッククロームの落ち着いた色合いが気に入っています。

植物園 (2)

せっかく植物園に来たからには、当然花の写真を撮らなくてはなりません。Xマウントのマクロレンズは持っていませんので、手持ちの2本の単焦点レンズ、XF35mmF2とXF56mmF1.2で撮り比べです。

蘭々
蘭々
愛らしく
愛らしく
西日を向いて
西日を向いて

まずはXF35mmF2で撮った3枚。どれもフィルムシミュレーションはProvia、開放F2、JPEG撮って出しです。光の具合が良かったおかげもありますが、なかなか色乗りは良いのではないでしょうか。寄れませんのでマクロレンズのようなとろけるボケは出せませんが、F2の明るさがあれば背景は程よくボケます。

競演
競演
嘴
開放
開放

続いてXF56mmF1.2での3枚です。同じくフィルミシミュレーションはProvia。1枚目は1段絞ってF2、あとの2枚は開放F1.2です。また最後のだけはちょっと暗かったのでRAW現像で露出を0.5ほど上げました。このレンズは35mm以上に寄れませんので、花の撮影をするには距離感が微妙です。開放だとピントの合う位置がとても薄いので、少し絞ったぐらいがちょうどいいと感じました。でも絞るなら35mmの方が扱いやすいかな。

どちらのレンズも、被写体の大きさや距離感によっては十分に花撮りにも使える印象です。が、やはりもう少し寄れるレンズの方が表現の幅が広く使いやすいのは確かです。XF80mmF2.8のマクロはさすがにちょっと大きすぎ&重すぎなので(Sonyで使っているフルサイズ用のSEL90M28Gの方が若干小さくボケもより綺麗)、レンズを追加するならXF90mmF2の方がいいかなと思っています。

もう一つ気になったのは手ブレですね。特に人物を撮った時に、いい感じで撮れたと思っても家でチェックしてみるとブレてピントが甘くなっている写真が多くありました。XF90mmF2だとさらに厳しいでしょうね。自分の撮影技術が未熟なのは確かですが、やはりボディ内手ぶれ補正が欲しいなぁと感じました。

Enjoy Photo & More!