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お世話になったレンズたち

本日、交換レンズを3本ほど売却してまいりました。本当はすべてのレンズを保有したままでいたかったのですが、資金繰りのこともありますし、出番がないまま置いておくのもかわいそうですから、他の人に買われて活躍してほしいと思います。

手放したのはSP AF10-24mm F3.5-4.5、EF-S60mm F2.8 Macro USM、SP AF90mm F2.8 Macroの3本です。

10-24mmは、正直描写力に満足できませんでした。全体に眠い画になるのはともかく、周辺の流れは素人の私でもちょっと気になりました。もう3万円ほど出して純正の10-22mmを買っておけば良かったかなと思います。私に使いこなすだけの技術がなかったのも事実ですが。やはり10mmのパースペクティブは捨てがたかったので悩みましたが、7Dのキットレンズは広角が 15mmまで広がり、しかも描写も良いらしい(しかもIS&USM付き)ので、広角はこちらのレンズに任せることにします。

60mmと90mmのマクロは、新しいマクロレンズ購入に伴う売却です。7Dの購入報告の際に一緒に写っていた、赤い鉢巻のあの子です。60mmのシャープさとAFの速さ、90mmの画角・ワーキングディスタンスとボケのきれいさ、この2本のレンズの気に入っているところを兼ね備え、しかも手振れ補正まで付いています。マクロレンズを3本も持っていても仕方ないですから、手放すのも必然です。どちらのレンズも気に入っていたので大変残念ではありますが、これまでも2本あることで各々のレンズの使いこみが甘かったような気がしますので、これからは手放したレンズたちの分も新しいマクロレンズに活躍してもらいましょう。この新しいレンズに関しては、また改めて。

(過去の記事から、手放した3本のレンズで撮った写真を1枚ずつ。)

こもれび
こもれび
デイジー
デイジー
青紫の星
青紫の星

Kiss X2に関しては、いずれは売却すると思いますが、こちらはもうしばらく手元に置いておこうと思います。軽いのでサブ機としてずっと残して置いてもよいのですが、予算とスペースを考えるとやはり手放すことになるでしょう。と言いつつも、評判の良いEF70-200mm F4 IS USMを望遠レンズとして欲しいなぁと考えていたり。沼は深いです。

RAWでの撮影を始めました

これまではJPEGで撮影をすることが多かったのですが、今月からRAWメインで撮影し始めました。

RAWはファイルサイズが大きいので撮影可能枚数が減ってしまうのですが、後で露出やホワイトバランス、ピクチャースタイルを変更できるのは便利です。特にシャッターチャンスが限られている場合は、設定を変えて何枚も撮るというわけにもいきませんから。RAW で編集してから現像すれば、JPEGでレタッチするのに比べて画質への影響も少ないようです。編集と現像には付属のDigital Photo Professional (DPP)を使っています。

とはいえ、やっぱり撮影時に最適な設定をちゃんと考えて撮る必要はあります。絞りやシャッタースピードはもちろん後で編集できませんし、露出も撮影時に設定したのと現像時に変更したのでは違いがあります。PCでの編集に頼らず、ちゃんと考えて撮る習慣をしっかりつけておきたいです。

こもれび
こもれび

上の写真は、SP AF10-24mmで撮影したRAW画像を、明るさ・コントラスト・色合いを少し編集して出力してみたものです。さわやかな緑を再現しようと試みたのですが、どうでしょう?

画角撮り比べ

先月購入したタムロンの高倍率レンズ(AF18-270mm F3.5-6.3)と広角レンズ(SP AF10-24mm F3.5-4.5)で撮り比べをしてみました。被写体は、伊丹空港の展望デッキから見た、搭乗中の飛行機です。

飛行機(広角)
飛行機(広角)
飛行機(望遠)
飛行機(望遠)

最初が高倍率レンズの広角端、18mmの焦点距離。次が望遠端の270mm。ここまでズームできます。

このレンズは望遠の方が写りがいい感じがします。使用頻度も高いです。

飛行機(超広角)
飛行機(超広角)

レンズを交換して、広角レンズの広角端、10mm。18mmよりさらに広い範囲が写ります。

画質は高倍率ズームの広角端に近い感じでしょうか。ネット上で公開されている、キャノン純正のEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMの写真と比べると、シャープさに欠ける気がします。やはり価格の違いは画質の違いとなってあらわれる、といったところでしょうか。まあ、その辺はある程度承知の上で購入したわけですが。

今のところ、広角よりも望遠やマクロの方が使用頻度も多いですし、どちらかといえば、広角レンズを買い替えるよりは180mmのマクロレンズが欲しいかな。

広角ズームレンズと高倍率ズームレンズ

これから2回に分けて、今月購入したレンズについて書いていきます。必ずしも購入順ではありません。

広角ズーム SP AF10-24mm F3.5-4.5 Di II (タムロン)

手持ちのコンパクトデジカメでもダブルズームキットでも、後述の高倍率ズームでもカバーしきれない画角があります。それが28mm以下の焦点距離の広角域です。というわけで、広角ズームレンズを買いました。初めての純正以外のレンズになります。

TAMRON 超広角ズームレンズ SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII キヤノン用 APS-C専用 B001E

このレンズのキャノンマウント用は今月初めに発売されたばかり。そのため口コミ情報はまだあまりありませんが、先に発売されていたニコンマウント用の画質の評価はあまり高くないようです。

それに比べてキャノン純正のEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMの描画はかなり評価が高く、正直かなり惹かれたのですが、別売りのフードも購入するとタムロン(フード付属)との価格差は約3万円にもなります。

評判の画質を得るために3万円の差額を払うべきかどうか考えましたが、使う機会は別途購入したマクロに比べれば少ないでしょうし、まずはこの焦点域を得ること自体ができればいいだろうと思い、タムロンの10-24mmを購入することにしました。

シグマの10-20mm F4-5.6 EX DC HSMも同じくらいの値段でありましたが、明るさと軽さでタムロンの方を選びました。

使ってみた感想ですが、この画角はとっても新鮮に感じられます。広がり感、奥行き感がとても面白いです。最短撮影距離もマクロ並みに短いので、接写するとマクロとはまた違った写真が撮れて楽しいですね。思ったよりいろいろと使えそうです。

このレンズにはGWに計画中の旅行でも活躍してもらう予定です。家族を撮る際に広い範囲の背景(特に建物)を一緒に入れたり、広がりのある風景写真を撮ったり。

高倍率ズーム AF18-270mm F3.5-6.3 Di II VC (タムロン)

レンズ交換が一眼レフの楽しみであるのはもちろん分かっています。しかし、レンズ交換している間にシャッターチャンスを逃してしまうこともあります。特に子供と風景を両方追いかけていると、被写体の距離が標準域と望遠域を頻繁に行ったり来たりします。また、旅行に持っていくレンズの本数はできれば少なくしたいです。そんなわけで、高倍率ズームレンズの購入にふみきりました。

TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 DiIIVC LD Aspherical [IF] キャノン用 MACRO B003E

タムロンのAF18-270mm F3.5-6.3 Di II VCを選択するのに迷いはありませんでした。15倍ズームで、キットレンズ2本(18-55mm、55-250mm)よりも広い範囲を1本でカバーできます。手振れ補正もついています。

他の候補としてはキャノン純正かシグマ製のレンズが上がりますが、タムロンのこのモデルが最も広い焦点範囲をカバーできます。純正のEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISは値段が高いです。シグマからは超音波モーター搭載の18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSMが発売予定ですが、延期に延期を重ねて発売時期が4月にずれ込んでしまいましたし、重いです。

このレンズはKiss X2につけるにはちょっと大きく感じますが、持ちにくくはないです。重さは550g。それでもトータルで持ち歩く重さは、キットレンズ2本(200g + 390g)よりはわずかに軽くなります。首からぶら下げる重さと手に持つ重さは増えますが。

画質の方は初心者なのでまだ良く分かりませんが、特に問題はないんじゃないかと思います。キットレンズの方が画質の評価は高いようですが、高倍率ズームは画質より便利さ重視です。270mmまでズームできるのも結構楽しいです。

難を言えば、オートフォーカスが遅いこと、ズーム時のモーター音がキットレンズに比べても大きいこと、ズームリングが真ん中あたりで少し重くなることでしょうか。でもそれも慣れればさほど気にならなくなると思います。オートフォーカスが遅くても、レンズ交換を繰り返すのに比べればシャッターチャンスを逃さずに済むでしょう。

最初からダブルズームキットではなくボディ単体とこのレンズを買えば良かったとちょっと後悔。タムロンのキャッシュバックキャンペーンも終わっちゃってたし。キットレンズの出番はこれからかなり減るでしょうが、18-270mmが壊れたときのバックアップに、Kiss X2を売却するまでとっておきます。