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今日はシンガポールはナショナルデー、建国記念日で祝日でした。今年で建国52年になります。街中はにぎわっていたのでしょうが、郊外の私の家の近辺はさほど騒がしくもなく。ただ行き交う人々には国のカラーである赤い色の服を着た人が多かったように思います。
シンガポールにはナショナルサービス(NS)と呼ばれる徴兵があり、今年は制度ができて50周年にあたるということで、その関係のイベントも多くありました。外国人として住んでいる分には徴兵は関係ないと思われるかもしれませんが、実はちょっとだけ関係があります。もしPR、いわゆる永住権を取得しようと思うなら。
PRを取得すると、公立病院の受診料が安くなったり、公団の中古物件を買うことができたり、公立の学校にちょっとだけ入りやすくなったりします。もっとも大きなメリットは、CPFと呼ばれる積立基金に加入できること(というか強制加入です)。所得に応じた積立額の約半分を従業員が給料天引きで支払い、残りの金額を雇用主が支払って積立ます。定年までに積み立てた額を年金として受け取ることができるほか、定年前であっても一部を医療費や住宅購入資金として使うこともできます。
一方、PRのデメリットとしてはCPFの分だけ手取りが減ることと、PR2世の男子には徴兵の義務があること。すなわち、PR取得者本人には徴兵は課せられませんが、男の子がいる場合はその子に徴兵の義務が発生します。徴兵を逃れるためにPRを放棄すると、その子が将来シンガポールに赴任したりするときにビザがおりにくくなるかもしれません。子供を除いてPRの申請を行うとほぼ100%許可がおりません。
昔はPRも簡単に取れ、数年働いただけで、子供抜きで申請したとしても取得できていたようですが、今はなかなか取れないようです。私もシンガポールに来てもう4年ですが、まだPR申請していません。うちも男の子がいますので、PRは取得しない可能性が高いです。