15年目

あの阪神大震災からもう15年が経ったのですね。

当時私は学生で京都に住んでいましたので直接の被災者ではありませんが(京都もかなり揺れましたけど)、現在は神戸や阪神地区に非常に深い関わりを持って生活していますし、会社の同僚には神戸に住んでいて被災した人がたくさんいます。今でも残る震災の爪跡を目にしたり同僚から地震直後や避難生活の話を聞くことも多く、他人事ではありません。

昨夜は震災直後の神戸新聞の記者たちの話をつづったドラマが放映されており、夫婦でずっと見入って涙しておりました。私の写真撮影は趣味であり報道カメラマンとは全く違うのですが、それでも写真に残して伝える意味など考えさせられました。

Silkypix勉強中

SILKYPIX4.0 & Pro RAW現像 ウルトラテクニック昨年ダウンロード購入した Silkypix Developer Studio Pro ですが、まだまだ使いこなせていません。マニュアルを読んで勉強してもいいのですが、最新バージョン対応の本(「SILKYPIX4.0 & Pro RAW現像 ウルトラテクニック」)が発売されたので、こちらを購入して勉強中です。

この本の良いと感じた所は、本の中で解説されている画像のRAWファイルが附属のCD-ROMに収録されているので、これを使って解説に従ってもしくは自分なりに補正を試しながら読めるところです。

このSilkypixとCanon純正のDigital Photo Professional、さらには最近試用してみたAdobeのLightroom 2と3つの現像ソフトを比べてみて、「凝り性だけど面倒くさがり」な私にはSilkypixが一番向いているような気がしています。

DPPは簡単に使うことができる半面、かゆい所に手が届かない感じ。色の調整をするにはピクチャスタイルを編集するしかありません。LightroomはSilkypixと同じことが軽快にできるけれどもSilkypixよりも使いこまないといけない感じがしています。Photoshop使いの人には分かりやすいインターフェースなのかもしれませんが、私にはちょっととっつきにくいです。

Silkypixは豊富に用意されているテイストのおかげで、非常に簡単にさまざまな補正をかけることができます。全体のテイストだけでなく、パラメータごとにもテイストがあるのも助かります。まずは全体のテイストから自分のイメージにもっとも近いものを適用し、パラメータごとのテイストを変更することでさらにイメージに近づけます。その上でパラメータを微調整して仕上げます。

欠点は画像管理が貧弱なことと動作が重いことでしょうか。フォルダビューがないですし、せめて前回開いていたフォルダを自動で開くぐらいはして欲しいですね。推奨スペックがCore 2 Quad以上というのもちょっと厳しい。私のPCはCore 2 Duo 2GHzですから、重くて当然なのでしょうねぇ。春を目標にPCの買い替えも検討中です。Lightroomの起動と動作の軽快さ(Adobeのソフトとは思えない)と秀逸な画像管理は捨てがたいところですが、しばらくはSilkypixメインでやっていこうと思っています。

澤村 徹 (著) 大型本 – 2009/12/25

謹賀新年2010

3が日も終わってしまいましたが、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

大晦日から温泉旅行に出かけて、そこで新年を迎えてきました。

えびす顔
えびす顔

そんなわけで、今更ですが昨年の総括と今年の抱負などまとめてみたいと思います。

仕事面では昨年は小さな変化が積み重なって大変ストレスが溜まった一年でした。今年もその流れは続きそうですので、うまく波に乗って(もしくは波をかわして)、なんとか乗り切りたいところ。

プライベートでは、魔の2歳児をかかえ、これまた大変でした。1歳の時は熱を出してばかりいましたが、2歳になって体は丈夫になってきました。それに加えて口も達者になって、我儘に拍車がかかり、毎日叱ってばっかり。3歳になったら少しは楽になるのでしょうか??まずはトイレに行けるようになって、そして野菜も食べるようになっていただきたい(3歳になったらトイレにも行くし野菜も食べると本人は言っていますが、果たして約束を守ってくれるのでしょうかねぇ)。

2009年は、もしかしたらこれから一生付き合えるかもしれない趣味と出会うことができました。おかげでかなり散財しましたが。機材のほうは十分揃ったので、今年は投資は必要最低限にして、どんどん撮影に出かけて腕を磨きたいと思います。なにかコンテストにも出してみたいと思います。RAW現像のテクニックももっと身に付けたいですが、そろそろPCのスペックが厳しくなってきたので買い替える必要があります。プリンタも古くなってきたので、同時に新調する予定です。投資は最低限といいながら、やっぱり今年も金がかかりそうです。

2本目のLレンズ

Canon 望遠ズームレンズ EF70-200mm F4L IS USM フルサイズ対応今年最後の散財です。7Dを買って以来欲しいと思っていた望遠レンズ、EF70-200mm F4L IS USMです。

望遠レンズとしては、X2のダブルズームキットレンズのEF-S55-200mm ISを持っているのですが、7Dとの組み合わせではちょっとバランスが悪い気がしていました。USMではないので、他のUSM採用レンズと比較するとAFも遅いです(比較しなければ許容範囲ですけど)。写りが特に悪いわけではなく、軽いのも良いのですが。キタムラのネットショップでセールをやっていたので、自分へのクリスマスプレゼントとして購入することにしました。品薄のため入荷・発送まで2週間かかりました。

まだ数回しか持ち出していませんが、さすがに評判のレンズだけあって、とても良い写りをしますね。特に発色が鮮やかで気持ちよかったです。公園で遊ぶ子供を撮るのに活躍しました。短いレンズだと子供が気付いて走り寄ってきて思うように撮れないのですが、200mmあると遠くから気付かれずに自然な表情を撮れますし、気付かれて走ってこられてもその様子をうまくとらえることができます。55-250mmでももちろん撮れるのですが、比較するとUSMでAFが速い分だけ、走っている様子をしっかり写すことができました。花撮りのついでの時は100mmのマクロレンズでも十分対応できましたし写りも非常に良かったのですが、子供を撮るという目的だけの時はズームのほうがいろいろなシチュエーションにうまく対応できます。

唯一の難点は望遠端が200mmまでだということです。ただ、55-250mmは開放でF5.6、タムロンの高倍率は270mmまであるものの開放F6.3ですから、F4通しのこのレンズのほうが子供とかスポーツ観戦とかには向いているはずです。トリミングで対応してもいいですし、1.4xのエクステンダーで280mm F5.6にして使うことで先に挙げた2本のレンズ以上のスペックになります。エクステンダーは野球観戦か子供の運動会の予定が入ったらまた考えます。

もう冬ですが
もう冬ですが

せっかくなので出かけたついでに葉っぱでも撮ってみました。紅葉のシーズンは終わってしまいましたが、場所によっては落葉せずに残っている赤や黄色の葉っぱがまだたくさんあります。シャープな写りのおかげでそんな冬の空気感もでているような気がするのはただの自己満足ですかね?

冬の夜景

先日クリスマスマーケットに行った際、初めてスカイビルの空中庭園に登ってみました。

大阪の夜景
大阪の夜景
空中庭園
空中庭園

1枚目は空中庭園から淀川方面を臨んだ夜景、2枚目は大阪駅方面をバックに空中庭園内を撮影したものです。

ともにRAWで撮影してDPPで現像したものですが、2枚目のほうはホワイトバランスを白熱電球にしていますが、Silkypixで同様に現像するとライトの色が全く違ってきます。Silkypixの色のほうが実際の色に近いかもしれませんけど、全体としての仕上がりはこちらのほうが好みかな?奥が深いです。

冬に野外で撮影をする時は、寒さ対策(特に指)と室内に帰ってきたときの結露対策が必要ですね。

クリスマスマーケット

新梅田シティ(スカイビルやウェスティンがあるところ)で開かれていたクリスマスマーケットに行ってきました。実はもう先週のことですけど。

Welcome to クリスマスマーケット
Welcome to クリスマスマーケット
クリスマスツリー
クリスマスツリー

本場ドイツのクリスマスマーケットと比べると規模もずいぶん小さいですけど(フランクフルトのクリスマスマーケットに行ったことがあります)、日本にいながらちょっとだけその雰囲気を味わえます。

この日はとても寒かったので、温かいグリューワインがとても美味しく、ありがたかったです。

もっとマーケットの様子が分かる写真を掲載するべきなんでしょうけど、人の顔(家族・通りすがりの人ともに)が写っているものは控えさせていただきました。

WP2.9とタグクラウド

WordPressの新バージョンがリリースされたので、いつものようにポチッと自動アップグレード。今のところ何の問題もなく動いているようです。アップグレードの前には念のためデータベースとファイルのバックアップをとっておきましょう。

(2009-12-24追記) wp-cronが働かなくなるバグがあるようです。このため、予約投稿やping送信、サイトマップの作成が行われないことがあります。wp-includes/http.phpをtrunkに入れ替えることで修正できます。

WP2.9からの新機能としてはゴミ箱だったりメディア周りだったりするわけですが、私には特に関係ないかなぁという感じです。(新機能について詳しくは公式サイトの記事:WordPress | 日本語 » WordPress 2.9をご覧ください。)

アップグレード後に自分のサイトにアクセスしてみて気付いたのですが、タグクラウド周りにも変更が加えられているようです。詳しい説明があまりないみたいなので、私が気付いたところを簡単にまとめてみようと思います。

タグクラウドでは、各タグのフォントサイズが使用頻度に応じて指定されています。これまではこのフォントサイズの計算はタグのカウントに線形比例する形で行われていました。コアファイル(wp-includes/category-template.php)でフォントサイズの計算式は、

$smallest + ( ( $count - $min_count ) * $font_step )

となっています。ここで、$countはこのタグの出現回数、$smallestは最小フォントサイズ、$min_countは全タグ中の最小出現回数で、$font_step

$font_step = ( $largest - $smallest ) / ( $max_count - $min_count );

	$smallest$min_countは前出、
	$largestは最大フォントサイズ、$max_countは全タグ中の最大出現回数
	変数・計算式は分かりやすくなるよう少し変更しています

で計算されます。

この計算方法は直観的で非常に簡単で分かりやすいのですが、問題もあります。1つまたは少数のタグの出現回数が突出して多い場合、それらが非常に大きなフォントで表示され、それ以外のタグは非常に小さくなってしまいます。私のブログの場合、アップグレード直前の状態では"KissX2"タグの使用回数が飛びぬけているため、このタグのみが最大サイズになり、その他のタグは使用回数に関わらずほぼ最小サイズ付近になってしまっていました。このような状態になってしまっているブログは多いと思われます。

WP2.9でも実はこの部分のコードは変わっていません。ただし、$countが以下のように変換されているのです。

foreach ( (array) $tags as $key => $tag ) {
	$real_counts[ $key ] = $tag->count;
	$counts[ $key ] = $topic_count_scale_callback($tag->count);
}

$countはコールバック関数により変換され、これまでの$count$real_countに格納されています。この$topic_count_scale_callbackはユーザーが任意の関数を指定できる引数ですが、デフォルトでは以下の関数になっています。

function default_topic_count_scale( $count ) {
	return round(log10($count + 1) * 100);
}

つまり対数関数で変換されており、少ない出現回数の部分を持ち上げる格好になっています。これにより、今までは小さいフォントサイズに埋もれていたタグが適切に(少なくとも私のブログでは)重みづけされて、より見やすいタグクラウドになりました。さらに、この変換が気に入らない場合は自分の好きな関数を使って重みづけの計算を変更することもできます。もし以前のままの計算方法が良ければ、テーマ中のwp_tag_cloud関数を呼び出す部分を以下のようにすればよいわけです(他の引数は省略しています)。

<?php
function my_topic_count_scale ( $count ) {
	return $count;
}
wp_tag_cloud('topic_count_scale_callback=my_topic_count_scale');
?>

以上、WP2.9におけるタグクラウドに関する変更点を調べてみましたが、他にもいろいろと細かな変更が加えられているみたいですので、気が向いたら(必要になったら)また調べてみようと思います。

防湿庫で快適環境

東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 118L ブラック ED-120CDB半年前(梅雨時)からずっと防湿庫の導入を検討していましたが、先月ついに購入しました。1か月ほど使っていますが、実に快適です。

それまではドライボックスに入れてカメラ・レンズを保管していましたが、乾燥剤ではなかなか湿度が下がらず、常に60%前後です。うちの家の室内は夏場だけでなく冬場でも結構湿度が高いのです。また、ドライボックスは複数個必要ですし、小さい子供がいるのも気になります。

防湿庫導入以来、部屋も少し片付きましたし、機材は常に50%を切る湿度に保管できています。持ち出したい機材をさっと選んで取り出せるのもいいです。いざとなれば鍵もかけられるので、子供が大きくなっても安心。もっと早く買っておけば良かったと思いました。

購入したのは120Lのタイプ。現在所有している機材の量からすると80Lで十分なのですが、今後のこととかも考えて少しだけ大きめにしておきました。165Lにすると扉も2枚になってさらに便利に使えるのですが、上にプリンターを置くためあまり背が高いのは困りますので、120Lでちょうど良かったです(その点からすると80Lはちょっと背が低すぎ)。容量が増えても除湿ユニットの数と性能は同じなので効率も悪くなりますしね。

4段あるトレイには現在のところ、最上段に交換レンズ、2段目にボディ、3段目にアクセサリ類(バッテリー&充電器、CF、アングルファインダー、ブロワー)、最下段にプリンターの用紙・備品とカメラのマニュアルといった収納にしています。3・4段目はまだリアレンジ可能なので、まだ何本かレンズが増えても全然大丈夫ですね(大丈夫じゃないのは財布の中身と妻の白い目だけ)。

このサイズの防湿庫の値段は約4万円。比較的安いレンズとほぼ同じです。そんなに数が多くなくても交換レンズを複数持っているなら、本当にお勧めです。

Enjoy Photo & More!