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半年ほどSonyのDSC-TX7を使ってきましたが、その画質に我慢がならなくなり、またしても買い替えることになりました。今回購入したのは、PanasonicのLUMIX DMC-LX5です。
TX7の一番大きな不満は画質です。TX7で撮った写真は、細部がつぶれて塗り絵のようになってしまいます。等倍に拡大したときだけでなく、プリントした写真を見ても分かるぐらい顕著です。最初はコンデジだから仕方ない、良い写真は一眼で撮ればいい、と考えるようにしていましたが、次第に納得がいかなくなってきました。
この画質は裏面照射型のセンサーのせいなのか、Sonyの画像処理エンジンのせいなのか。妻のW350でも同様な傾向があることから、後者が有力です。ただ、裏面照射型CMOSも特に低感度での画質は評判があまり良くないですね。
その他にも、高感度で期待していたほどノイズが少なくなかったり、白とびしやすかったり、高速連写を利用したモードで再び撮影するまでに時間がかかりすぎてシャッターチャンスを逃したり、小さな不満もいくつかあります。本体の薄さと多彩なモード、そして動画のクオリティに関しては気に入っていたのですが。
上記の理由から、裏面照射型センサーを採用している機種は避けることにしました。Sony機は当然のこと、RICOH CX3/4、Canon IXY 30S/50Sなども候補から外れます。残る機種の中から画質面を考慮すると、Canon PowerShot S95とPanasonic LUMIX DMC-LX5、この2機種に候補は絞られました。共に今月発売になったばかりの機種で、前のモデルの評判(特に画質面)が非常に良いです。共に普通のコンデジよりも大きなセンサーを採用し、広角端でF2.0と明るいレンズになっています。
S90はTX7購入の際に候補としてあがっており、最初はこちらを買う予定でいました。その後継のS95はS90でユーザーから不満の声が上がっていた点を改良し、さらに動画機能を加えたマイナーチェンジモデルです。大きさも許容範囲。起動も早いです。ただ、改良されたとはいえホールド感はいまいち。シャッターボタンは小さくなって逆にちょっと使いづらくなりました。望遠端ではF4.9になります。連写は速くありません。
LX5も評判の良かったLX3を後継する機種。LX3では60mmまでしかなかったズームを90mmまで延ばし、広角端は24mmをキープ。望遠端でもF3.3です。連写も速そう。持ってみると非常にホールド感が良いです。ただし、その分重くて大きくなります。さらに、撮影時には一眼のようにレンズキャップを外す必要があります(自動開閉式ではない)。
S95とLX5、どちらも魅力的で、両方のいいところを併せ持った機種があれば完璧なのですが、どちらか一方を選ばなくてはなりません。ズームの焦点距離とF値からLX5を選択しました。望遠はデジタルズームやトリミングでカバーできますが、広角とレンズの明るさは代替するものがないですからね。
今回はネットで購入したところ、純正の本革ケースも付属しました。量販店の店頭で購入するのと比較すると、ケースも考慮に入れれば約2万円お得でした。
まずTX7は売却します。ポケットサイズ動画専用機として残すことも考えましたが、特に必要はなさそうです。そして、Kiss X2もついに売却してしまおうかと思っています。まだちゃんとした試し撮りもしていませんが、LX5で一眼に迫る画質の写真を撮ることができれば、KX2の出番はなくなりますから。普段現像に使っているLightroom 3もver 3.2でLX5のRAWファイルに対応しました。今後は7D+LX5で、しばらく買い替えることもなく充実したカメラライフが送れそうです。