「Photography」カテゴリーアーカイブ

広島に行ってきました – スタジアム編

広島旅行記の最後は、野球場のお話。

今年からカープの本拠地は広島駅近くの新球場に移転。新幹線からもスタジアムが見えます(逆にスタジアムからも新幹線が見えます)。趣向を凝らしたさまざまな座席と施設が用意されており、とても楽しそう。

マツダスタジアムを見上げる
マツダスタジアムを見上げる

というわけで、広島到着&昼食後、ホテルのチェックインまでの時間を利用してスタジアムに行ってみました。広島駅から線路沿いに歩いて約10分。チームカラーの赤を基調としたスタジアムです。正式には旧球場から引き継いで「広島市民球場」なのですが、ネーミングライツで「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」、略して「マツダスタジアム」です。


この日は夜に巨人戦があったのですが、まだ開場前ということでグッズショップには入ることができました。あとは外から球場の外観を眺めるだけ。

旧広島市民球場
旧広島市民球場

昨年まで使われていた旧広島市民球場の方は、今でも原爆ドームの近くにありますが、すでに外壁の看板は取り外され、入口に「旧広島市民球場」と書かれた木製の小さな看板が掲げられています。新球場と比較すると小さくて古く、なんだか寂しさがただよいます。

現在は折鶴が展示され、高校野球の試合が行われたりしています。いずれ解体される予定なのだそうですが、立地が非常に良いので、有効に活用してほしいですね。


客席に突き出したバット
客席に突き出したバット

翌日、事前に申し込んでおいたスタジアムツアーに参加しました。試合のない特定の日に開催されるのですが、現時点ですでに7月分のツアーまで予約でいっぱいです。1時間ちょっとかけて、多彩な客席や3塁側のベンチ・ロッカールームなどを見学できました。

写真の客席にあるバットの先端は、その下にあるスポーツバーの中に立つ巨大バットが突き出したもの。


3塁側ベンチ
3塁側ベンチ

私は子供のころ野球少年ではなかったため、ベンチに入るのはこれが初めての経験で、とても新鮮でした。当然ロッカールームやブルペンも初めて。見学したのは3塁側ですが、1塁側ホームチームのロッカーはかなり広いようです。

この日はカープの練習日で、グラウンド内では中心選手たちも練習中。間近で選手たちを見て、写真を撮って、ちょっとだけ話しかけてもらったり、ラッキーでした。

このツアー、先に述べたようにすでに予約でいっぱいなのですが、野球好きの方にはとてもお勧めです。ベンチやロッカー、ブルペンは普段はいることはできませんし、試合を観に来ても球場内すべてを見て回ることはできませんから。


ただ見エリアで試合観戦
ただ見エリアで試合観戦

広島滞在最終日、新幹線の時間までの空き時間を利用して、またスタジアムにやって来ました。これで滞在中は毎日この球場に足を運んだことになります。

ヤクルト戦がデーゲームで行われていました。お目当ては「ただ見エリア」。チケットを買わなくても、球場の外から中の試合をちょこっと見ることができます。阪神戦とかだと人が多すぎてちょっと厳しいでしょうけど、仕事帰りに1時間だけ観戦とかいいですね。


旅行直前に子供も私も体調を崩してしまいどうなることかと心配しましたが、広島での3日間、広島焼きとマツダスタジアムを中心に大いに楽しむことができました。妻も広島を気に入ったみたいで、きっとまた訪れることがあるでしょう。

広島に行ってきました – 観光編

広島の観光名所と言えば、欠かせないのは原爆ドーム、平和記念公園、そして宮島ですよね。旅行中はずっと天気も良くて、観光&撮影日和。

まず初日に原爆ドームと平和記念公園に行ってきました。

原爆ドーム
原爆ドーム

小学校の修学旅行以来、2度目の見学。特に資料館では、子供ながらに大きな衝撃を受けたことを覚えています。大人になって、自分も親となって、さらにいろいろなことを考えさせられます。

2日目は宮島へ。時間的に満潮と干潮の間ぐらいで、厳島神社の本殿は陸の上、大鳥居は水の上でした。完全に潮が干いていれば鳥居の下まで行って写真が撮れたのですが、絵的には水の上にある方がきれいですね。

厳島神社の大鳥居
厳島神社の大鳥居

島にはたくさんの鹿さんがいました。奈良の鹿より凶暴だと聞いていたのですが思ったより人懐っこかったです。食い意地がはっていて、人が持っている食べ物を目ざとく嗅ぎつけて狙ってきます。

宮島の鹿くん
宮島の鹿くん

今回の旅行には高倍率ズームに加えて広角ズームとマクロレンズも持って行っていたのですが、結局高倍率ズームだけしか使いませんでした。子連れの観光旅行ではなかなかレンズ交換をする余裕もなく、このレンズを買っておいて本当に良かったと思います。

広島に行ってきました – 食べ歩き編

ゴールデンウィークを利用して、広島に旅行に行ってきました。有給を取得して、本格的な連休に入る前の4/30-5/2という日程です。

まずは今回の旅行で食べた広島名物のご紹介。

みっちゃんの広島焼き
みっちゃんの広島焼き

広島の名物と言えばやはり「広島焼き」ですよ。ちなみに、妻によると、「広島焼き」は「お好み焼き」ではないらしく、彼女は決して「広島風お好み焼き」とは呼びません。そんなわけで、私も「広島焼き」と呼んでおきます。

到着初日のお昼は、新幹線口名店街にある「みっちゃん」で。最も有名な広島焼きのお店の支店です。イカ天そば玉子入りをいただきました。ソースは甘口、麺はカリカリ。本場で食べるのは初めてでしたが、さすがにおいしかったです。


村長の店の広島焼き
村長の店の広島焼き

その日の夜は八丁堀に行き、「村長の店」で。今度はうどんで食べてみました。ソースはやはり甘め。卵のふっくら感と、エビなどの具を選んでもイカ天が入っている点はみっちゃんよりも好みかも。


広島滞在最終日の昼もまた広島焼き。八丁堀の「みっちゃん」の総本店に行きました。開店まもなくの時間に行ったのですが、すでに超満員。帰る頃にはものすごい行列になっていたので、並ばずに入れたのはラッキーでした。駅の店よりもやはり本店の方がおいしかった気がします。

結局、広島滞在中に食べた5食のうち3食が広島焼きでしたね。

その他の2食も広島の名物をいただきました。

あなごめし
あなごめし

2日目の昼は宮島で穴子飯を。

ふっくらとやわらかい穴子に甘めのタレが非常によく合いました。子供もタレのかかったご飯をよろこんで食べていました。

こちらで食べたものは甘めの味付けのものが多かったのですが、この店で子供用に頼んだきつねうどんのダシだけはちょっとしょっぱかったです。おあげはとっても甘かったですけど。


ばくだん屋のつけ麺
ばくだん屋のつけ麺

その日の夜はつけ麺をいただきました。本店まで行く時間はなかったので、再び新幹線口名店街の、「ばくだん屋」へ。

しょせんはつけ麺だろうと失礼ながらあまり期待はしていなかったのですが、思った以上においしかったです。野菜もたっぷりでヘルシー。子供も食べるということで辛くないつけダレにしたのですが、辛い方がおいしいとのことで、次食べる機会があればぜひチャレンジしたいです。


宮島ではもみじ饅頭も食べました。牡蠣だけは食べそびれちゃいましたが、それ以外は満足の食べ歩きでした。

桜と鳥

桜の花に魅かれるのは人間だけではなく、鳥さんたちも大好きなようで、桜の枝にはいろいろな鳥がやってきます。うまくシャッターチャンスをとらえるのは難しいですが、たまたま撮影できた桜と鳥の写真です。

最初の1枚はうちのベランダの前の桜の木にやってきた小さな鳥さん。名前は知りません。鳥の顔をはっきりとらえようとしたらちょっと露出オーバーになってしまいました。

ベランダの前の桜にやってきた鳥さん
ベランダの前の桜にやってきた鳥さん

こちらの写真は京都に行った時のもの。桜の花の撮影中に、いきなり大きな鳥がやって来て上の方の枝に止まりました。こちらも何という名前の鳥かは分かりません。

桜の木に止まった大きな鳥さん
桜の木に止まった大きな鳥さん

こんなときに高倍率ズームは便利ですね。レンズ交換なしで対応できるのでシャッターチャンスを逃さずに済みます。

京都の桜

ばたばたしている間に、ブログにアップする時機を逸してしまいましたが、遅ればせながら桜の花の写真などを載せていきたいと思います。

まずは今月初めに京都に行って撮影してきた桜の写真です。

四条河原町から鴨川を渡り、白川沿いに東大路、祇園をまわって四条通を通って再び河原町へという散策コースでしたが、白川沿いは桜の写真を撮る人でいっぱいでした。円山公園は人がごった返していて撮影どころじゃなさそうだったのでパス。

あいにくこの日は曇り(前日は雨)だったのですが、そのおかげでちょっとしっとりとした雰囲気の写真を撮ることができたかもしれません。

白川沿いを散策
白川沿いを散策

マクロレンズも持って行っていたのですが、結局高倍率レンズ1本でまかなってしまいました。非常に汎用性の高いレンズです。画質に不満を感じることも時々ありますが、ほとんどは許容範囲内の写りです。

京都の桜
京都の桜

望遠端でマクロっぽく撮るとなかなかいい感じで背景がボケてくれます。

写真公開サイトあれこれ

2月にデジイチ購入以来、ますますカメラにはまってきているわけですが、どうやって写真をネット上に公開しようかちょっと迷っていました。

もちろんこのブログでも引き続き写真の公開はしますが、完全にフォトログにしてしまうつもりはありません。ブログのネタにはならないような写真も含めて数多くの写真を公開してコメントをもらったりできる、写真に特化したサービスを利用したいと思ったのです。

フォト蔵

これまで使っていた(というほど活用していませんでしたが)のはフォト蔵です。容量は実質無制限で、大量の写真を公開することができます。しかし最近は広告表示も多く、サイトのレスポンスも遅く、ストレスを感じていました。そのため、別のサービスに乗り換えることにしました。


Flickr

まず最初に思い浮かぶのは、Flickrです。使い勝手も良さそうです。しかし、私にとっては問題が2つあります。まず1つ目は、無料サービスでは制限が多く、フォト蔵などと同等の機能を使うには有料版にアップグレードする必要があること。もう1つは、インターフェースが英語であること。自分自身は英語でも問題ないですが、閲覧側にとっては日本語でないと敬遠する人もいるんじゃないかと。今後日本語でのサービスが提供されたら使用も考えるかもしれません。


CANON iMAGE GATEWAY

Canonのデジカメを購入すると使うことができるサービスにCANON iMage GATEWAYというのがありますが、これはは容量が少なすぎて論外。今どき、100MBなんて、ありえません(2010-02-28追記) 現在は2GBに容量アップしています。これでやっと他サービス並に使えるようになりました。


LUMIX CLUB PicMate

PanasonicのLUMIX CLUB ピクメイトは 容量は1GBとまあまあ。Canonに比べれば遥かにマシです。アップロードした画像は自動的にリサイズされて3000枚程度アップロードできるようです。オリジナルの画像は保存されないようです。サイトのレスポンスはちょっと遅めな気がします。悪くはないのですが、後述のサービスと比較するとちょっと見劣りします。 (2010-02-28追記) LUMIXの登録ユーザーは2GBまで使えます。(2010-10-15追記) サービスの名称とURLを最新のものに更新しました。


GANREF

先月からオープンしたGANREFはデジタル一眼向けに特化したサービスで、写真の公開だけではなく機材のデータベースとリンクしていたり、機材のレビューや撮影記を書けたり、コンテストに応募で きたりと、なかなかユニークなサービスです。特に機材DBでは、独自に性能テストを行っており、購入前に機材の性能を比較できるのは素晴らしいと思います。


しかし、問題はやはり写真の容量。登録したばかりでは12枚しかアップロードすることができません。アップロードできる枚数を増やすには、メンバーランクを上げる必要があります。ランクを上げるには、コメントが付いたりお気に入りに入れてもらったりすることで付与されるポイントを貯めなくてはなりません。面白いシステムですが、ポイントはそう簡単には貯まりません。厳選した(他人に気に入ってもらえそうな)作品のみを公開することになり、気軽に写真を公開するといった使い方には向いてない気がします。魅力的なサービスではあるので、今後の改善や機能追加にも期待しつつ使ってみようとは思いますが、メインの写真公開サイトとして使うのは難しいですね。

そんな中、 似たようなサービスをGANREFよりも前から提供しているサイトを見つけました。それがphotohitoです。

photohito

価格.comとリンクしており、カメラやレンズのレビュー・クチコミを見ることもできます。性能比較はできませんが、豊富なユーザーレビューは大変参考になります。アップロードできる枚数は1000枚。フォト蔵やflickrのように無制限とはいきませんが、十分な枚数です。サイトのレスポンスもこれまでに挙げてきたサイトの中では最も速いと思います。縦位置の画像をアップ ロードする場合、GANREFではローカルで回転してからアップロードする必要があるのですが、photohitoだとアップロード後にサイト上で回転できるのも良いです。ユーザー同士のコメントのやり取りも活発です。フォトコンテストはまだ昨年1回開催されただけですが、今後も企画されることと思います。登録してからまだ1ヶ月弱ですが、その間にも次々と機能強化・改善されていっているのも好印象ですね。


というわけで、これからはphotohitoメインで写真を公開していきます。最初に書いたようにこのブログにも引き続き写真は載せていきますが、基本的に最初の公開先はphotohitoで、その中から選んで後でこちらに転載するという形になるでしょう。なので、こちらのブログ読者の方も時々photohitoのページをのぞいていただければと思います。

(2009-04-27追記) ウェブサイトのサムネイル画像作成・表示ツールをSimpleAPIからHeartRails Captureに変更しました。SimpleAPIはどうも新規サムネイルの作成がされていないようなので。さらに、HeartRails Captureの方がサイズや見た目も変更できて便利です。

画角撮り比べ

先月購入したタムロンの高倍率レンズ(AF18-270mm F3.5-6.3)と広角レンズ(SP AF10-24mm F3.5-4.5)で撮り比べをしてみました。被写体は、伊丹空港の展望デッキから見た、搭乗中の飛行機です。

飛行機(広角)
飛行機(広角)
飛行機(望遠)
飛行機(望遠)

最初が高倍率レンズの広角端、18mmの焦点距離。次が望遠端の270mm。ここまでズームできます。

このレンズは望遠の方が写りがいい感じがします。使用頻度も高いです。

飛行機(超広角)
飛行機(超広角)

レンズを交換して、広角レンズの広角端、10mm。18mmよりさらに広い範囲が写ります。

画質は高倍率ズームの広角端に近い感じでしょうか。ネット上で公開されている、キャノン純正のEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMの写真と比べると、シャープさに欠ける気がします。やはり価格の違いは画質の違いとなってあらわれる、といったところでしょうか。まあ、その辺はある程度承知の上で購入したわけですが。

今のところ、広角よりも望遠やマクロの方が使用頻度も多いですし、どちらかといえば、広角レンズを買い替えるよりは180mmのマクロレンズが欲しいかな。

マクロレンズ

ごらんのとおり花の写真を撮ることが多いので、マクロレンズを買いました。

購入に当たっては、キャノンのEF-S 60mm F2.8 マクロ USMと、タムロンのSP AF 90mm F2.8 Diとを比較しました。

Canon 単焦点マクロレンズ EF-S60mm F2.8マクロ USM APS-C対応 TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 キヤノン用 フルサイズ対応 272EE

値段
ほとんど同じくらい(60mmのほうが若干高い)でしたが、タムロンのほうは現在マクロセールでミニ三脚が付いてきます。キャノンの100mmという選択肢もありでしたが、値段的にこの2本のどちらかでしょう。
重さ
60mmの方が小さく軽いです。でも90mmもキャノンの100mmに比べると全然軽いです。
大きさ
60mmのほうは小さい上にインナーフォーカスで全長が変わらないというメリットがあります。90mmはレンズが前に繰り出すため、実質のワーキングディスタンスはどちらも同じくらい。
オートフォーカス
AFのスピードは60mmの方が断然早く、静かです。
マニュアルフォーカス
マクロ撮影ではMFを使うことが多くなるようですが、60mmはフルタイムMFで、AFからシームレスにピントの微調整ができます。90mmはピントリングの前後でAF/MFの切り替えができます。
画角
花撮りには35mm換算で100mm前後の焦点距離が良いらしいですが、使用するボディがAPS-Cですので、60mmの方は実質96mmとなり、ちょうど良い感じになります。90mmは実質144mmになりますが、実際に撮ってみるとこちらの方が私には思った通りの絵に近い感触です。
画質
どちらの描画も評価は高いようです。60mmの方はシャープなボケ方で、90mmの方はとろけるボケ方。特に90mmのボケ味は美しいです。

で、結局どちらを買ったかというとですね・・・。

まず60mmの方を買いました。フォーカスの性能と使いやすさが判断基準でした。

これはこれで面白い絵が撮れて気に入ったのですが、もう少しワーキングディスタンスが欲しいのと、どうしてもあのボケ味の魅力を自分でも楽しみたいということで、後日90mmの方も買ってしまいました。

花を撮る時やとろける背景を撮りたい時は90mm。気軽に持ち歩きたい時、小物や料理を撮りたい時、背景をシャープにぼかしたい時は60mm。そんな使い分けになると思います。同じマクロレンズでワーキングディスタンスも近いですが、これらは全く別のレンズでそれぞれに楽しめ、活躍の場があると感じています。

広角ズームレンズと高倍率ズームレンズ

これから2回に分けて、今月購入したレンズについて書いていきます。必ずしも購入順ではありません。

広角ズーム SP AF10-24mm F3.5-4.5 Di II (タムロン)

手持ちのコンパクトデジカメでもダブルズームキットでも、後述の高倍率ズームでもカバーしきれない画角があります。それが28mm以下の焦点距離の広角域です。というわけで、広角ズームレンズを買いました。初めての純正以外のレンズになります。

TAMRON 超広角ズームレンズ SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII キヤノン用 APS-C専用 B001E

このレンズのキャノンマウント用は今月初めに発売されたばかり。そのため口コミ情報はまだあまりありませんが、先に発売されていたニコンマウント用の画質の評価はあまり高くないようです。

それに比べてキャノン純正のEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMの描画はかなり評価が高く、正直かなり惹かれたのですが、別売りのフードも購入するとタムロン(フード付属)との価格差は約3万円にもなります。

評判の画質を得るために3万円の差額を払うべきかどうか考えましたが、使う機会は別途購入したマクロに比べれば少ないでしょうし、まずはこの焦点域を得ること自体ができればいいだろうと思い、タムロンの10-24mmを購入することにしました。

シグマの10-20mm F4-5.6 EX DC HSMも同じくらいの値段でありましたが、明るさと軽さでタムロンの方を選びました。

使ってみた感想ですが、この画角はとっても新鮮に感じられます。広がり感、奥行き感がとても面白いです。最短撮影距離もマクロ並みに短いので、接写するとマクロとはまた違った写真が撮れて楽しいですね。思ったよりいろいろと使えそうです。

このレンズにはGWに計画中の旅行でも活躍してもらう予定です。家族を撮る際に広い範囲の背景(特に建物)を一緒に入れたり、広がりのある風景写真を撮ったり。

高倍率ズーム AF18-270mm F3.5-6.3 Di II VC (タムロン)

レンズ交換が一眼レフの楽しみであるのはもちろん分かっています。しかし、レンズ交換している間にシャッターチャンスを逃してしまうこともあります。特に子供と風景を両方追いかけていると、被写体の距離が標準域と望遠域を頻繁に行ったり来たりします。また、旅行に持っていくレンズの本数はできれば少なくしたいです。そんなわけで、高倍率ズームレンズの購入にふみきりました。

TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 DiIIVC LD Aspherical [IF] キャノン用 MACRO B003E

タムロンのAF18-270mm F3.5-6.3 Di II VCを選択するのに迷いはありませんでした。15倍ズームで、キットレンズ2本(18-55mm、55-250mm)よりも広い範囲を1本でカバーできます。手振れ補正もついています。

他の候補としてはキャノン純正かシグマ製のレンズが上がりますが、タムロンのこのモデルが最も広い焦点範囲をカバーできます。純正のEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISは値段が高いです。シグマからは超音波モーター搭載の18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSMが発売予定ですが、延期に延期を重ねて発売時期が4月にずれ込んでしまいましたし、重いです。

このレンズはKiss X2につけるにはちょっと大きく感じますが、持ちにくくはないです。重さは550g。それでもトータルで持ち歩く重さは、キットレンズ2本(200g + 390g)よりはわずかに軽くなります。首からぶら下げる重さと手に持つ重さは増えますが。

画質の方は初心者なのでまだ良く分かりませんが、特に問題はないんじゃないかと思います。キットレンズの方が画質の評価は高いようですが、高倍率ズームは画質より便利さ重視です。270mmまでズームできるのも結構楽しいです。

難を言えば、オートフォーカスが遅いこと、ズーム時のモーター音がキットレンズに比べても大きいこと、ズームリングが真ん中あたりで少し重くなることでしょうか。でもそれも慣れればさほど気にならなくなると思います。オートフォーカスが遅くても、レンズ交換を繰り返すのに比べればシャッターチャンスを逃さずに済むでしょう。

最初からダブルズームキットではなくボディ単体とこのレンズを買えば良かったとちょっと後悔。タムロンのキャッシュバックキャンペーンも終わっちゃってたし。キットレンズの出番はこれからかなり減るでしょうが、18-270mmが壊れたときのバックアップに、Kiss X2を売却するまでとっておきます。