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X100ぷち・ドレスアップ その2

シャッターボタンの装着に引き続き、さらにドレスアップをしてみました。

ぷち・ドレスアップ その2
ぷち・ドレスアップ その2

まずは先日のデジカメWatchの記事そのままなんですが、ユーエヌのドームフードを購入してみました。純正のフードもかっこいいのですが、こちらの方がOVFを使った際にファインダに写り込まないのでいいかも。どちらの場合も純正ケースのカバーは閉めることができなくなり、また付属のカバーキャップも当然付けることができませんが、このドームフードにはねじ込み式のキャップが付属しているのでレンズの保護にも良いと思いました。ねじ込み式なので付け外しが面倒ですけど。ユーエヌからはX100用のリングアダプタも発売されたので、そちらに交換すれば黒い部分の面積が増えてさらに引き締まった印象になりますね。

あとはアクセサリーシューカバーと三角環&カバー。どちらもニコン用のものを購入しました。三角環はドレスアップというより実用性からなんですけどね。付属のストラップリングカバーのほうが見た目はオシャレなんですが、特に純正ケースに出し入れする際に邪魔なんですよね。同じように感じてニコンのものに付け替えている人もいらっしゃるようなので、真似させていただきました。

残るは先述のユーエヌのリングアダプタと、ケース&ストラップぐらいですかね。この純正のケースとストラップも決して悪くはないんですけど、フードと両立できるケースがないかなぁとか、たすきがけも出来るストラップの方が便利かも、なんて思っています。

時空を止めて

時空を止めて
時空を止めて

モノクロでの現像にチャレンジしてみました。思い通りの表現をするのはカラーよりも難しいですが、なかなか面白く、ちゃんと勉強してみたいと思います。とりあえずはLightroomで自分のイメージに合うプリセットと粒子フィルターを使って粒状感を加えてみました。

ちなみに被写体は今月新しくオープンした大阪駅ビルの中にある時空の広場へ続く階段と時計です。こうしてモノクロに仕上げると、時を止めて写し撮ったって感じがします。

フィルムシミュレーションとRAW現像

FinePix X100にはフィルムシミュレーションというパラメータがあります。フィルムカメラの経験が無い私には名前だけではピンときませんが、自然なProvia (Standard)、鮮やかなVelvia (Vivid)、やわらかなAstia (Soft)と3種類のカラーモード。加えて通常のモノクロと3種のフィルター効果のモノクロ、そしてセピアと全8種類あります。

フィルムシミュレーションはJPEGだけの適用で、RAWだと関係ありません。フィルムシミュレーションブラケットという便利な機能もあって、3連写で3種のフィルムモードで撮影してくれるのですが、RAWに設定していても自動的にJPEGに切り替わって、RAWデータは残りません。

RAWデータとフィルムシミュレーションを同居させるには、JPEG+RAWで撮影するか、後でカメラ内現像するかしかありません。データの管理にLightroomを使っている場合は前者だと問題があって、同名のRAWとJPEGが両方ある場合、カタログにはRAWしか反映されません。もちろん取り込みはされますし、フォルダ内のファイルを直接開けばフィルムシミュレーションの適用されたJPEGを見ることはできますが、Lightroom内でそのJPEGを見ることはできないわけです。

結局、私はRAWのみで撮影し、フィルムシミュレーションを適用したい場合は別途カメラ内現像をしてからLightroomに取り込むことにしました。カメラ内現像の場合は元のRAWとは違うファイル名になるため、別画像としてLightroomに取り込むことが出来ます。ちょっと面倒ですけど。

さて、3種のカラーのフィルムモードの絵作りの違いですが、Velviaは素人目にも彩度が高めの鮮やかな発色になっているのが分かります。ProviaとAstiaを比べると、Astia=ソフトと書かれているにも関わらず、一見するとProviaの方がAstiaよりもソフトで、Astiaは結構シャープな写りに見えます。が、赤の発色とかをみるとAstiaの方が肌色の表現が優しい感じになるだろうと思われます。

GWに撮った写真を各モードでカメラ内現像してみました。こういう比較をするのに適した被写体ではないかもしれませんが、違いが分かりますでしょうか(クリックして画像を拡大して見てみてください)。ついでに、Lightroomでストレート現像した画像も一緒に並べてみました。Adobeの発色は鮮やか目で、結構Velviaに近いかなという感じです。

作例1(湖岸の花)
湖岸の花 (Provia)
Provia
湖岸の花 (Velvia)
Velvia
湖岸の花 (Astia)
Astia
湖岸の花 (LR3)
Lightroom
作例2(阿波の国)
阿波の国 (Provia)
Provia
阿波の国 (Velvia)
Velvia
阿波の国 (Astia)
Astia
阿波の国 (LR3)
Lightroom

本当はLightroomで各フィルムシミュレーションに近い表現を再現できればいいんですけど、なかなか難しいです。Silkypixだとそれぞれのフィルムに対応したカラーモードがあるんですが、なんか最近動作が遅いし不安定なんですよね。Lightroomに統一した方が便利ですし。Canonのピクチャースタイルみたいに、Adobeさん、カメラキャリブレーションで対応してくれませんかねぇ。

X100ぷち・ドレスアップ

FinePix X100はクラシックな外観でそのままでも十分おしゃれだと思います。が、「気になるデジカメ長期リアルタイムレポート 富士フイルムFinePix X100【第5回】簡単! クラカメ風ドレスアップ - デジカメWatch」を読んで、せっかくのX100 なので(?)ちょっとドレスアップして遊んでみようかなと思い立ちました。

一番手頃で安価なドレスアップはシャッターボタン。私はフィルムカメラは扱ったことが無かったのでシャッターボタンなるものは初めて知りましたが、ハンザのソフトシャッタボタンを購入してみました。シャッターを押す感触も良くなって、見た目だけではなく実用的でもあります。

ぷち・ドレスアップ
ぷち・ドレスアップ

あとは今のところ純正の本革ケースとそれに付属の本革ストラップ、純正フードと、純正品で固めていますが、良さげなストラップがあれば試してみたいですし、上記リンクにあるドームフードも面白いかも。

以前は実用的なアクセサリーしか考えなかったのですが、X100を手にするとなぜかドレスアップにも興味が湧いてくるんですね。さすがに同じ筆者の「ネオクラシック・デジタル、最初の挑戦 - デジカメWatch」みたいな攻めは無理ですけど。

X100レビュー

少々長くなりますけどX100のレビューをしてみたいと思います。

【画質】

評判通り、なかなかの写りです。7Dには劣るものの、解像感が高く、他のコンデジとは圧倒的な差です。開放F2の絞りとAPS-Cのセンサーサイズできれいなボケが得られます。ノイズはかなり少ないです。JPEGのノイズ処理も上手で、ディテールを残したままうまくノイズを減らしています。

琵琶湖のほとり
琵琶湖のほとり
【ファインダー】

一番大きな特徴であるハイブリッドビューファインダーは非常に良いです。EVFは嫌いな私もこのEVFなら使えます。

OVFのブライトフレームが大きく傾いている個体も特に初期ロットに多いようですが、私のは大丈夫そうです。それでも見る角度によって歪んだり傾いたりして見えることもあるので、水準器を表示させてフレーミングの助けにしています。

ファインダーを覗いて本体の下を支える左手を顎の辺りにあててやると安定してカメラを固定できます。ただ、マクロ撮影だと背面液晶を使う場合も多いですから、やはり手振れ補正は搭載して欲しいところ。

【AF】

AFはよく迷います。遠景ではほとんど問題ないですが、コントラストの低い単色平面や暗めの場所、近い被写体(でも最短撮影距離よりは遠い)ではAF枠が赤のまま合焦しないことも多いです。人物にピントが合わず撮影に時間がかかったり失敗作になってしまったり。

AFが合いにくいのはOVFで顕著で、EVF/LCDだと多少マシですが、それでもコンデジと比べてもAFが合いにくいです。

【撮影設定】

絞り・シャッタースピード・露出をダイヤルで直接変更できるのは使いやすいです。できればISO感度もダイヤル操作にして欲しかった。キヤノンのG12みたいにするとか、いまいち使い道の少ないコマンドレバーに割り当てるとか。

Fnボタンに割り当てる機能をユーザーが設定できるようになってはいますが、ISO感度設定以外にしてしまうと、最も使用頻度の多い感度の変更が非常にやりにくくなってしまうため、結局初期状態のまま使っています。

そのISO感度設定ですが、AUTOに設定すると指定した感度での撮影ができなくなってしまいます。上限感度になるような撮影条件であえて低感度で撮影したいこともあるので、絞りなどと同様に感度の選択値のなかにAUTOを入れて欲しかった。

【ボタン】

MENUボタンが押しにくく、親指の腹で押すと間違いなく上下左右いずれかのボタンを押してしまいます。意図的に指の先で押さないといけません。したがって常に爪を短く切っておく必要があります。側面のフォーカスモード切り替えレバーは、ケースに出し入れする際に勝手に切り替わってしまうことがあります。

LCDの情報表示を切り替える時にはDISPボタンを押した後さらにモードを選ぶ必要があります。ここはDISPボタンを押すたびに切り替わるようにすれば良かったんじゃないでしょうか。OVF/EVFではそのような動作になっていますし。

X100の背面液晶画面
X100の背面液晶画面
【画像確認】

ファインダーで撮影すると、直後に表示される撮影画像がファインダー内にしか表示されません。アイセンサーにより表示が切り替わるように設定している場合は、ファインダーから目を離したら液晶モニターに表示して欲しいです。

【バッテリー】

充電器は他の多くのカメラが採用しているケーブルなし・コンセント直挿しのものにして欲しかったです。旅行に持ち歩く際に不便です。電池の持ち具合は私の使い方では許容範囲ですが、もう少し長持ちしてくれるとうれしかったです。残量は数値表示ではないので急な電池切れに備えて予備バッテリーは必須です。

【アップデート】

ファームウェアのアップデートの際に時刻を含めすべての設定がリセットされてしまうのはやめて欲しいです。

【総評】

使いにくい面も多いカメラですが、それにも関わらず撮影すること・所有することが楽しいカメラだと思います。単焦点ですしAFも迷うので、正直子供の撮影には向いていないです。それ以外のシーンでは気軽に持ち歩いて一眼と同じ(またはそれ以上)の写真が撮れる良いカメラだと思います。撮影のための外出と子供の行事には7D、荷物を減らしたい旅行にはX100とLX5、普段の外出はX100オンリーといった感じの使い分けになるでしょう。

鳴門旅行

今年のゴールデンウィークここまでは、29日に大阪南港で開かれているトミカ博、30日はびわ湖ホール、そして1日から昨日まで鳴門のリゾートホテルで過ごすという日程でした。

鳴門といえばもちろん渦潮。実は私は渦潮を見るのはこれで3回目(しかも1回目は今回と同じホテルに宿泊して同じ観潮船に乗ってるし)。時期的に今回がいちばん良い渦潮が見れたかも。

鳴門の渦潮
鳴門の渦潮

ホテルの前にはビーチもあり、砂浜で遊ぶこともできました。他にも阿波踊りのショーを見たり、昔を再現した屋台で遊んだり、そして山の幸海の幸の料理を堪能したり。

砂浜で遊ぶ
砂浜で遊ぶ

3泊以上するといろいろな特典が付いてくるというので無理矢理3泊したのですが、それだけの元は取れたと思いますし、おかげでのんびりと過ごすことができました。

この旅では先日購入したX100メインで撮影しました。このカメラの使いどころ・使い方もだいぶん分かってきましたので、またレビューを書いてみたいと思います。

X100を購入しました

思わず買ってしまいました。FujifilmのFinePix X100です。

FUJIFILM デジタルカメラ FinePix X100  1230万画素 F FX-X100

正直なところ、発表当初はさほど興味はありませんでした。クラシカルな見た目だけの製品で値段も高いし、フィルムカメラの経験のない私には無縁だろうと思っていました。

しかし発売されてからの評判や作例をみていると少しずつ興味がでてきて、今月に入って店頭で触ってみて非常に気に入って欲しくなりました。

最近はコンデジを使っていても思わずファインダーをのぞきたくなってしまいます。その方が安定して構えられますし。基本的にEVFはあまり好きではありません。でも、このX100のEVFは他社のものよりクリアに見える感じがします。そして場面に応じてOVFと切り替えて使えるのもいいです。

所有している一眼の7D、コンデジのLX5共に満足して使っています。不満があっての買い替えでは全くありません。ですからうまく使い分け・併用していきたいと思います。明るい広角単焦点レンズを買ったと思って7Dと併用しても便利でしょう。一眼は大きさと重さの点でなかなか気軽に持ち出せませんが、このサイズなら旅行にも持って行けます。ハイエンドとはいえコンデジはセンサーサイズが小さいので画質と表現の面でX100の方が有利です。反面、単焦点なので融通は利かず、足りない焦点距離は7DまたはLX5と併用することでカバーしましょう。

もちろん実際にいろいろと触ってみると気になる点もいくつかあります。背面のMENUボタンが押しにくく、指の先で押すようにしないとほぼ確実に上下左右いずれかのボタンを間違って押してしまいます。あとは純正ケースに入れると三脚が使えないのと出し入れが面倒なことでしょうか。

実は購入してからまだ1枚も実写してません。週末には試し撮りができると思いますので、絵に関してはそれ以降に感想を書きたいと思います。

新機種仲間入り
新機種仲間入り

(時計とかが入っているようなしっかりとした箱。本当にこだわりの一品って感じです。)