現像ソフト

RAW画像の現像には、キャノンのカメラに付属のDigital Photo Professional (DPP)を使っています。機能が豊富というわけではないですが必要なものは十分備わっていますし、使いやすい。これを追加投資なしで使えるのは非常にありがたいことです。

しかし、以下のような不満もあります。

  • レンズの収差補正が純正レンズを使用した時にしか適用できない
  • Kiss X2ではRAWで撮影した場合にオートライティングオプティマイザ (ALO) を適用できない
  • 傾きを補正する機能がない

7Dと純正レンズを使用している限りはさほど問題にならないのですけど、先日の出張の時のように、X2と非純正の高倍率ズームが活躍する場面もまだありそうですし、他の現像ソフトも試してみることにしました。

候補に挙ったのはSilkypix Developer StudioとAdobe Lightroomです。Lightroomは使い勝手が良く画像の管理機能も優れているとの評判ですが、現時点ではまだ7Dに正式対応していません。価格も高いですし、Adobeのソフトはどれも起動が遅いのでちょっと敬遠。というわけでSilkypixをダウンロードして使ってみました(30日試用できます)。

Silkypix Developer Studio Proの起動画面
Silkypix Developer Studio Proの起動画面

機能が豊富な分、どこに何があるのか、どれをどういじったらどうなるのか、使いこなせるようになるには試行錯誤を繰り返す必要があると感じました。それでも上記のDPPの不満点を解消してくれるのは大きく、その他にも魅力的な機能がたくさんあります。先週で試用期限が切れたのですが、先日購入しました。覆い焼き機能が使いたかったので、少々高いですけどPro版のほうにしました。

完全にDPPに置き換わるというわけではなく、併用することになります。デフォルトの設定で現像してみると、DPPで同様に現像したものとは明らかに色合いが違います。どちらかというとDPPの絵のほうが好みなので同じような出力になるような設定を研究中です。

秋を探して (2)

散策
散策

散歩中のおじいさんを後ろから写してしまいました。

天気も良かったし、紅葉もいい感じになってきたし、まさにお散歩日和でした。

この写真は撮影後にDigital Photo Professionalで露出・ホワイトバランス・ピクチャスタイルを編集しました。ピクチャスタイルには、キャノンのサイトからダウンロードした「紅葉」を使っています。

急な発熱

今日は午後からセミナーに参加する予定だったので、妻と子供を送り出してから、のんびりと出かける準備をしておりました。すると妻から電話がかかり、保育園から子供が高熱を出しているとの連絡があったとのこと。私が迎えに行ってもよかったのですが、外はあいにく大雨。我が家に車はありません。子供を濡れさせてはいけませんし、保険証や診察券は妻が持っているということで、妻が仕事を早退してタクシーで途中子供を拾って帰ることになりました。

帰ってすぐに行きつけの小児科へ。熱が高いのでインフルエンザの疑いもありますが、まだ発熱して間がないので判定はできず、また周りにインフルエンザに感染した人もいないので可能性は低いかも、とのことでした。ただ、可能性がないわけではないので、もう数日様子をみなくてはなりません。

朝は特に異常もなく元気に出かけて行ったのでびっくりしました。熱を出したのも春以来です。小児科に連れて行くまでは「しんどい」と言ってぐったりしていたのですが、帰ってくると結構元気になっていろいろと話しかけてきました。でもまだ熱があり、やはりしんどいのか、いつもよりお昼寝も多めです。

結局セミナーに行くことができず、また子供を抱っこしたり寝かしつけたりで仕事もできず、という一日でした。一緒にセミナーに参加する予定だった同僚に資料だけでももらっておいてもらおうと電話をしたところ、その人も風邪で参加できなかったらしいです。

気温の変化も大きく体調を崩しやすい季節ですから、気をつけなくてはなりませんね。

出張で写真撮影

靖国神社
靖国神社

先週後半は出張で東京に行ってきました。久しぶりの出張。せっかくの遠出なのでカメラを持って行くことにしましたが、荷物を軽くするため、持って行ったのは7DではなくKiss X2のほうです。レンズも高倍率ズーム1本。なにしろメインの目的は仕事ですから。

東京タワーか上野公園にでも行って写真を撮ろうかと思いましたが、到着の日はどんよりと曇っており面白くないので断念。六本木ヒルズの夜景とかも考えましたが、夜はテレビで野球観戦。

翌日は天気が良かったので、仕事が終わった後に皇居北の丸公園と靖国神社で少し写真を撮ってきました。

次回はプライベートで、7D(と家族)を連れて行きたいですね。

新しいマクロレンズ

Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応EOS 7Dと同時に購入した、EF100mm F2.8L マクロ IS USMは、私にとって初めてのLレンズ(キヤノンの高級レンズシリーズ)です。

このレンズには、キヤノンのマクロレンズとしては初めて手ブレ補正が搭載されています。しかも、新開発のハイブリッドISで、角度ブレとシフトブレの2種類の手ブレを補正してくれます。7Dに搭載されたAIサーボIIを使って光軸方向のブレにも対応してやれば、手持ちでのマクロ撮影でもかなりの手ブレを軽減できる、ということです。

このレンズと組み合わせて手持ちでのマクロ撮影をしたいというのが7Dを購入した大きな理由の一つです。見事にキヤノンの策略にはまっております。

下の写真は7D+EF100mm F2.8Lの組み合わせで手持ち撮影したものですが、かなりの近接撮影だったにも関わらず、ブレもなく十分にピントが合っています。実際、この撮影場所では三脚を立てるスペースはなく、これまでならマクロ撮影をあきらめるか手ブレ写真を量産するかしていたでしょうが、この時撮ったこれ以外の写真もすべてピントが合っていました。7Dとのコンビは本当に良いです。

斜光の中のバラ
斜光の中のバラ

描写のほうもかなり良いです。前にも書いたように、売却したEF-S60mm F2.8 マクロ USMと SP AF90mm F2.8 マクロ、2本のマクロレンズのいいとこ取りをした感じです。値段のほうもこれら2本を新品で買うよりも高いわけですが、それだけの価値はあったと思います。60mmと同様にシャープな描写。90mmのようなとろけるボケとはいかないものの、60mmよりはいい感じのボケ味です。

ISが付いているおかげで、近接撮影だけでなく中望遠レンズとしても使い勝手が良くなりました。7DのキットレンズEF15-85mmは望遠端が85mmまでですから、100mmはこれをちょうど補ってくれます。F2.8の明るさもあって、動き回る子供を少し離れた所から写すのにちょうど良かったです。さらにEF70-200mm F4L IS USMも揃えればもう完璧って感じです。

7Dファーストインプレッション

土曜日そして昨日と、やっと7Dを持ち出して撮影することができました。まだそんなに枚数は撮ってませんし、細かい設定とかはいじってませんが、使ってみた感想を書いてみたいと思います。主にKiss X2との比較になります。

重さは撮影中はさほど気になりません。X2の約2倍になっているにも関わらずです。手にしっかりとフィットして指がかかるからでしょうか。シャッターを押した感覚はX2とは違うのでまだ慣れてませんが、悪くはないと思います。

ファインダーの見やすさは格段に良くなりました。眼鏡をかけているとX2では四隅がケラれて見にくかったのですが、7Dでは比較的しっかりと見えている気がします。ファインダー像が大きいのもいいですね。

光のシャワー
光のシャワー

7Dで進歩したAIサーボを使って走り回る子供を追いかけて撮ってみましたが、かなりしっかりとピントが合います。びっくりしました。秒間8コマまでの連写はいらないと思っていましたが、あればあったで使えますね。さすがに暗いところではシャッタースピードが遅くなるためか、ピントも連写速度もいまいちでしたが、屋外では非常に強力な味方になってくれます。

ISO感度の設定をオートにしている場合、屋外の明るい場所では比較的ISO100で粘ってくれてる気がしましたが、室内や少し暗い場所ではあっという間にISO3200にまで上がってしまうので要注意です。やっぱりオート時の最高ISO感度を設定できるようにCanonさんにお願いしたいところです。

ISO3200になるとノイズの多い写真になりますが、条件がよければISO3200でも非常にノイズの少ない写真になることもあります。左の写真もISO3200ですが、結構きれいに写りました。これなら高感度でも十分使えます。ノイズが見られる場合でもX2でのISO800と同程度かなぁという気がします。つまり、X2と比べて約2段分シャッタースピードを稼ぐことができます。

ネットでは7Dに関してネガティブな情報も多いのですが、実際にファインダーを覗き、撮影した画像をPCで確認してみて、やっぱりこのカメラを買って良かったと思いました。シャッターチャンスをより確実にものにでき、より良い画質の写真を残すことができるのは非常にうれしいです。クチコミはたしかに気になりますけど、これから購入を検討される方には、ただ騒いでいるだけの人たちの意見ではなく、実際に使用した人の感想を参考にしていただきたいです。

私が購入した直後に正式発表された(なんともバッドタイミング)残像に関する不具合は、私の使い方では発生しない可能性のほうが大きいですが、それでも早く修正されることを望みます。少なくともそれまではKiss X2も手元に残しておきます。

約1800万画素の弊害は画質ではなくPCのほうに現れました(予想通り)。画像の読み込み・処理に以前より時間がかかります。X2と比べて体感で約1.5倍、画素数と比例していますね。PCのほうも買い替えたいところですが、他にも欲しいものはありますし、なにより先立つものが・・・。

お世話になったレンズたち

本日、交換レンズを3本ほど売却してまいりました。本当はすべてのレンズを保有したままでいたかったのですが、資金繰りのこともありますし、出番がないまま置いておくのもかわいそうですから、他の人に買われて活躍してほしいと思います。

手放したのはSP AF10-24mm F3.5-4.5、EF-S60mm F2.8 Macro USM、SP AF90mm F2.8 Macroの3本です。

10-24mmは、正直描写力に満足できませんでした。全体に眠い画になるのはともかく、周辺の流れは素人の私でもちょっと気になりました。もう3万円ほど出して純正の10-22mmを買っておけば良かったかなと思います。私に使いこなすだけの技術がなかったのも事実ですが。やはり10mmのパースペクティブは捨てがたかったので悩みましたが、7Dのキットレンズは広角が 15mmまで広がり、しかも描写も良いらしい(しかもIS&USM付き)ので、広角はこちらのレンズに任せることにします。

60mmと90mmのマクロは、新しいマクロレンズ購入に伴う売却です。7Dの購入報告の際に一緒に写っていた、赤い鉢巻のあの子です。60mmのシャープさとAFの速さ、90mmの画角・ワーキングディスタンスとボケのきれいさ、この2本のレンズの気に入っているところを兼ね備え、しかも手振れ補正まで付いています。マクロレンズを3本も持っていても仕方ないですから、手放すのも必然です。どちらのレンズも気に入っていたので大変残念ではありますが、これまでも2本あることで各々のレンズの使いこみが甘かったような気がしますので、これからは手放したレンズたちの分も新しいマクロレンズに活躍してもらいましょう。この新しいレンズに関しては、また改めて。

(過去の記事から、手放した3本のレンズで撮った写真を1枚ずつ。)

こもれび
こもれび
デイジー
デイジー
青紫の星
青紫の星

Kiss X2に関しては、いずれは売却すると思いますが、こちらはもうしばらく手元に置いておこうと思います。軽いのでサブ機としてずっと残して置いてもよいのですが、予算とスペースを考えるとやはり手放すことになるでしょう。と言いつつも、評判の良いEF70-200mm F4 IS USMを望遠レンズとして欲しいなぁと考えていたり。沼は深いです。